9月の登録乗用車の新車販売台数(商用車を除く)は22万9510台で、前年同月比ー4.5%と3カ月連続の減少。セグメント別で普通乗用車は、15万8580台、同ー1.2%、5カ月連続の減少。小型乗用車は7万3930台、ー11.2%、2カ月連続の減少。軽乗用車は同+1.7%、3カ月ぶりの増加。
1位はN-BOX、4位にトヨタ・ライズが大幅アップ
決算期の9月、軽乗用車セグメントが辛うじて前年実績超えとなり、前月8月の全セグメント前年割れの状況からは免れた。普通乗用セグメントが前年比-1.2%と復調に向かいつつあるが、小型乗用が前年比-11.2%と減少幅が大きい。
総ランキングではTOP4が軽ブランドが占め、首位のN-BOXは2万台超え、2位から4位までが1万台以上の販売となっている。登録車首位は5位のトヨタ・ライズで9407台をセールス。昨年同月はルーミー、シエンタ、ノートの3モデルが1万台超えの販売台数だったが、今年はゼロと少々寂しい結果に。前年実績を大きく超えたモデルでは、先月に続いてホンダ・ヴェゼル、昨年の生産状況によるところも大きいが、トヨタ・アルファードが目立っている。

9月登録台数が前年同月比127%と好調のホンダ・ヴェゼル。10月3日にマイナーチェンジが実施され、販売のさらなる加速に期待。追加モデルのスポーティモデル、ヴェゼルe:HEV RS(写真)は10月24日に発売された。
軽乗用、海外生産車を含めたブランド別販売台数(下段表)では、各社前年割れが目立った前月8月から約半数が前年超えに転じた。SUBARUは前年の2倍近い4976台を登録したフォレスターの効果もあって、2割増と好調。