セダンの品格とクーペの美しさにSUVの快適性を融合させたプジョー408に新世代のハイブリッドパワートレインを搭載した「408 GTハイブリッド」が登場。パワートレインは1.2リットル直列3気筒DOHCガソリンターボエンジンに、電気モーターと48Vリチウムイオンバッテリー、電子制御6速DCTのトランスミッションを組み合わせて前輪を駆動。408 GTハイブリッドの日本導入記念モデルとして特別限定車の「408 GTハイブリッド セレニウムエディション」もラインアップ
Stellantisジャパンは2025年7月15日、プジョー・ブランドの新世代Cセグメントモデルに位置する408にハイブリッドモデルの「408 GTハイブリッド(408 GT Hybrid)」を追加設定し、合わせて408 GTハイブリッドの日本導入記念モデルとして特別仕様車の「408 GTハイブリッド セレニウムエディション(408 GT Hybrid Selenium Edition)」をラインアップして、同日より発売した。
車両価格は以下の通り。
408 GTハイブリッド:529万円
408 GTハイブリッド セレニウムエディション:535万500円(販売台数100台)
注目のパワートレインは、ミラーサイクル化やターボチャージャーのジオメトリー可変領域の拡大、ローラー式バルブリフターによる摩擦低減、インジェクターの高圧化(最大噴射圧 35MPa)、タイミングチェーンの採用による耐久性の向上を果たした1199cc直列3気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(最高出力136ps/5500rpm、最大トルク230Nm/1750rpm)に、電子制御6速DCTのトランスミッションに内蔵した電気モーター(最高出力16kW/4264rpm、最大トルク51Nm/750~2499rpm)、48V/897.9Whのリチウムイオンバッテリーを組み合わせて、前輪駆動のマイルドハイブリッドシステムを構成。システム総出力は145ps(107kW)を発揮する。また、電動モーターのアシストにより発進停止時の振動を抑制し、低速からの力強いトルクの立ち上がりとともにスムーズで心地よい加速を成し遂げ、合わせて低速走行時(約30km/hまで)における電気のみでの走行も可能とする。信号待ちの多い市街地走行では、1時間あたり約50%はエンジンを使用しない状態となり、実用燃費を飛躍的に向上。WLTCモード燃費は、ガソリン車の16.7km/リットルに対して20.4km/リットルの好燃費を実現した。
▲パワートレインは1199cc直列3気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(136ps/230Nm)に、電子制御6速DCTのトランスミッションに内蔵した電気モーター(16kW/51Nm)と48Vリチウムイオンバッテリーを組み合わせて、前輪駆動のマイルドハイブリッドシステムを構成する
エクステリアについては、フロント&サイドスカートやアクティブボンネットなどを専用装備したことがトピック。足もとには19インチアロイホイール[GRAPHITE]+205/55R19タイヤを組み込む。ボディカラーはオブセッションブルー、オケナイトホワイト、エリクサーレッド、ペルラネラブラックの計4色をラインアップした。
インテリアに関しては既存の408 GTに準じ、ドライビングエルゴノミクスを最適化する最新世代のプジョーi-Cockpitを採用。シート表皮にはテップレザー/アルカンタラを張る。前後左右に設けた計5つのカメラと3つのレーダー、そして8つのソナーにより全方位のセンシング技術をアップデートしたADAS(先進運転支援システム)など、最新の安全・快適システムも標準で配備している。
特別仕様車の408 GTハイブリッド セレニウムエディションについては、ボディカラーに洗練されたグレートーンのセレニウムグレーを採用。美しいファストバックのスタイルを、より精悍かつシックに演出した。
なお、408 GTハイブリッドの登場に合わせて、従来より設定するプラグインハイブリッドモデルの408 GTハイブリッドは名称を「408 GTプラグインハイブリッド(408 GT Plug-in Hybrid)」に変更している。