ポルシェ ジャパンは2025年7月10日、フル電動EVスポーツモデルのタイカンと人気SUVのカイエンおよびSUVクーペのカイエン クーペに特別仕様車の「ブラックエディション(Black Edition)」を設定し、同日より予約受注を開始した。
車種展開および車両価格は以下の通り。
■タイカン
タイカン ブラックエディション:1627万円
タイカン4 ブラックエディション:1670万円
タイカン4S ブラックエディション:1772万円
■カイエン
カイエン ブラックエディション:1401万円
カイエンE-ハイブリッド ブラックエディション:1595万円
カイエンS E-ハイブリッド ブラックエディション:1810万円
■カイエン クーペ
カイエン クーペ ブラックエディション:1460万円
カイエンE-ハイブリッド クーペ ブラックエディション:1632万円
カイエンS E-ハイブリッド クーペ ブラックエディション:1847万円
▲ポルシェ・カイエンS E-ハイブリッド クーペ ブラックエディション 価格:1847万円 全長4930×全幅1995×全高1660mm ホイールベース2895mm 空車重量2480kg 乗車定員5名
今回の特別仕様車は、ブラックのアクセントを纏った専用の内外装パーツを装備してスポーティかつエレガントなスタイリングを強調するとともに、ポルシェExclusive Manufakturによる豊富なカスタマイズオプションを設定したことが特徴である。
まずタイカンについては、パワートレインに最高出力320kW/最大トルク420Nmを発生するリアモーターを搭載する通常モデルのタイカン、総出力320kW/総トルク610Nmを発生する前後モーターを搭載する通常モデルのタイカン4、総出力440kW/総トルク710Nmを発生する前後モーターを搭載する通常モデルのタイカン4Sをベースに、エクステリアではスポーツデザインパッケージのほか、ハイグロスブラック仕上げのサイドウィンドウトリムやドアミラーカバー、リア“Taycan”ロゴなどを特別装備。ブラックのイルミネーテッド“Porsche”ロゴが付いたリアライトストリップも採用する。足もとにはハイグロスブラックに塗装したうえで断面部にポリッシュ仕上げを施した21インチAero Designアルミホイールを組み込んだ。
インテリアについては、ブラックインテリアアクセントパッケージやストレージパッケージ、ブラックブラッシュアルミニウムドアエントリーガード(イルミネーテッド)、センターコンソール“Black Edition”バッジなどを特別装備。仕様としてはスムースフィニッシュレザーインテリア(ブラック)を採用し、前席にはポルシェクレストをエンボス加工したコンフォートシート(14方向電動調整、メモリーパッケージ付き)を装着する。ドアを開くと地面に白く“PORSCHE”ロゴを写し出すLEDドアカーテシライトも配備した。
パワートレインのグレードアップを図ったこともトピックで、通常はオプション設定のパフォーマンスバッテリープラスを標準で搭載。総電力量は105kWhを確保し、走行性能と航続距離の向上を果たしている。
次にカイエンとカイエン クーペについては、パワートレインに最高出力353ps/最大トルク500Nmを発生する2995cc・V型6気筒DOHC直噴ターボエンジンを搭載する通常モデルのカイエンおよびカイエン クーペ、最高出力304ps/420Nmを発生する2995cc・V型6気筒DOHC直噴ターボエンジンに最高出力130kW/最大トルク460Nmを発生する電気モーターを組み合わせてシステム総出力470ps(346kW)/システム最大トルク650Nmを発揮する通常モデルのカイエンE-ハイブリッドおよびカイエンE-ハイブリッド クーペ、最高出力353ps/500Nmを発生する2995cc・V型6気筒DOHC直噴ターボエンジンに最高出力130kW/最大トルク460Nmを発生する電気モーターを組み合わせてシステム総出力519ps(382kW)/システム最大トルク750Nmを発揮する通常モデルのカイエンS E-ハイブリッドおよびカイエンS E-ハイブリッド クーペをベースに、エクステリアではスポーツデザインパッケージのほか、ハイグロスブラック仕上げのサイドウィンドウトリムやドアミラーカバー、リア“Cayenne”ロゴなどを特別装備。足もとにはハイグロスブラックで塗装したうえで断面部にポリッシュ仕上げを施した21インチRS Spyderデザインアルミホイールを装着する。乗員の快適性を高めるパノラミックルーフシステムや、ダークブロンズ仕上げのスポーツテールパイプなども設定した。
▲カイエンとカイエン クーペのブラックエディションはエクステリアにスポーツデザインパッケージのほか、ハイグロスブラック仕上げのサイドウィンドウトリムやドアミラーカバー、リア“Cayenne”ロゴなどを特別装備
インテリアに関しては、ブラックブラッシュアルミニウムドアエントリーガード(イルミネーテッド)やセンターコンソール“Black Edition”バッジ、GTスポーツステアリンホイール、BOSEサラウンドサウンドシステムなどを標準で装備。仕様としてはレザーインテリア(ブラック、スムースレザー)を採用し、前席にはポルシェクレストをエンボス加工したコンフォートシート(14方向電動調整、メモリーパッケージ付き)を配備した。
▲インテリアにはブラックブラッシュアルミニウムドアエントリーガード(イルミネーテッド)やセンターコンソール“Black Edition”バッジ、GTスポーツステアリンホイール、BOSEサラウンドサウンドシステムなどを標準装備。日本導入モデルのハンドル位置は右
なお、タイカンとカイエンともにオプションとしてエクステンデッドブラックエディションパッケージを設定。フロントドアの“Black Edition”レタリングのほか、同じレタリングが入ったドアエントリーガード(イルミネーテッド)、“Black Edition”ロゴ入りのキーポーチ付き車両キーなどを選択可能としている。
▲タイカンとカイエンともにオプションとしてエクステンデッドブラックエディションパッケージを設定。フロントドアの“Black Edition”レタリング(写真・上)や“Black Edition”ロゴ入りキーポーチ付き車両キー(同・下)などを用意