【開発者に聞いた新車ニュース】マツダCX-5が欧州でワールドプレミア! 新型はハンサム&スマート。すべてが正常進化しエモーショナルと快適性を追求

新型マツダCX-5は従来イメージを踏襲しながらすべてを一新。開発コンセプトは「新世代エモーショナル×デイリーコンフォート」。ボディサイズは4690×1860×1695mm。従来比で115mm長く、15mmワイド、5mm高い。取り回し性は従来とほぼ同等のイメージ

新型マツダCX-5は従来イメージを踏襲しながらすべてを一新。開発コンセプトは「新世代エモーショナル×デイリーコンフォート」。ボディサイズは4690×1860×1695mm。従来比で115mm長く、15mmワイド、5mm高い。取り回し性は従来とほぼ同等のイメージ

新型は欧州では2025年末、日本は2026年に発売

 マツダの欧州事業を統括するMazda Motor Europeは7月10日、新型CX-5を世界初公開した。CX-5は2012年の発売以来、新世代マツダの代表として世界100を超える国と地域で450万台以上を販売する基幹車種、第3世代となる新型は、さらに愛されることを目指した意欲作だ。欧州では2025年末、日本を含めたその他の市場では2026年中の発売を予定している。

リア

インパネ

 新型の開発コンセプトは「新世代エモーショナル×デイリーコンフォート」。開発主査の山口浩一郎氏は「眺めて触れることで歓びと感動が高まるマツダらしいエモーショナルさを追求しました。同時に多様なシーンでの快適な移動を提供するパッケージとライドコンフォートを重視しています」と説明する。美しいスタイリングと深化した人馬一体の走り、そして毎日を輝かせる室内空間が新型のポイントといえそうだ。

 山口氏は、「新型はパッケージ面の進化が顕著。乗員全員の快適性に気を配り、室内空間を一段とルーミー化しています。とくに後席はリアドア開口を拡大した上で足元空間を拡大しました。大人が足を組んでくつろげるだけでなく、機内持ち込みのスーツケースを縦置きできるスペースを確保しています」と説明する。ラゲッジルームも前後に広げ、リアゲート開口を上下に拡大することで荷物の積み下ろし性も改善したという。後席シートバックは4対2対4分割式。4名乗車で長尺物が積み込める。

走り

室内イメージ

 もちろんデザインも全面的に新しい。チーフデザイナーの椿貴紀氏は「CX-5伝統のスポーティでエモーショナルなスタイリングはそのままに、進化したプロダクトとして主張を感じる造形を目指しました」と発言。プロポーションは従来型のイメージを残しなが相似形に拡大。存在感を高めたフロント処理とボディ四隅でグンと踏ん張るタイヤが印象的だ。ボディサイズは4690×1860×1695mm。従来比で115mm長く、15mmワイド、5mm高い。大型化しているとはいえ、取り回し性は従来とほぼ変わらなそうだ。室内は最新マツダらしく洗練。ステアリング周辺に水平軸を感じるモチーフを配置し、姿勢変化が感じやすい工夫を施している。

スタイル

イメージ

 メカニズムの詳細は未公表。足回りは従来型と同様の前ストラット/後マルチリンク式。欧州仕様のパワーユニットは2.5ℓのマイルドハイブリッド。理想の燃焼を目指して開発中のSKYACTIV-Zユニットは2027年に導入予定という。日本仕様は現行モデルで好評を博しているディーゼルの採用もありそうだ。トランスミッションは多段化した通常のATの模様。駆動方式はFFと4WDをラインアップする方向だ。

フォトギャラリー

SNSでフォローする