フィアットの人気MPVのドブロに特別仕様車の「ドブロ マキシ5 ブラックエディション」を設定。ロングボディのドブロ マキシをベースに、通常モデルの3列シートから2列シートの5名乗りへと変更したうえで、ボディカラーには通常で有償オプション設定のメタリックカラー“シネマブラック”を採用。販売台数は80台限定
Stellantisジャパンは2025年7月7日、フィアットの人気MPV(マルチパーパスビークル)のドブロ(DOBLÒ)に特別仕様車の「ドブロ マキシ5(チンクエ)ブラックエディション」をラインアップし、同日より発売した。車両価格は396万円の設定で、販売台数は80台の限定だ。
今回の特別仕様車は、ロングボディのドブロ マキシをベースに、通常モデルの3列シートから2列シートの5名乗りへと変更したことがトピック。最大2693リットルの大容量ラゲッジスペースを確保し、標準ボディサイズの5名乗りモデル(最大2126リットル)を大きく上回る積載力を実現している。
ボディカラーについては、通常で有償オプション設定(6万500円)のメタリックカラー“シネマブラック”を採用。さらに、フロントバンパーの樹脂部分もボディ同色とすることで、グレーのスキッドプレートがアクセントとなって、洗練されたフロントフェイスをいっそう際立たせる。通常モデルのドブロ マキシと比べて車両価格を20万円抑えたことも、今回の特別仕様車のアピールポイントだ。
パワートレインは通常モデルと共通で、“BlueHDi”1498cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(最高出力130ps/3750rpm、最大トルク300Nm/1750rpm)+EAT8(8速エフィシェントオートマチックトランスミッション)を搭載。先進安全運転支援システムとして、最新のアダプティブクルーズコントロールやレーンポジショニングアシストなども採用している。
なお、Stellantisジャパンは7月1日よりドブロおよびドブロ マキシの純正アクセサリーとして「ストレージ&ベッドキット」を発売。ラゲッジスペースを有効活用できるストレージ機能と車中泊に対応したベッド機能を備えており、今回の特別仕様車でも選択可能としている。