BMWがプラグインハイブリッドSUVのXMにNYストリートブランドのKITHとコラボレートして製作した特別な限定車「XM by KITH」を設定。ボディカラーには専用開発のBMW Individualフローズンテクノバイオレットメタリックを採用。日本での販売台数は世界限定47台の内の1台限定
BMWジャパンは2025年6月26日、高性能プラグインハイブリッドSUVのXMにNYストリートブランドのKITHとコラボレートして製作した特別な限定車「XM by KITH」をラインアップし、日本における注文受付を本年7月2日から7月14日まで全国のBMW正規ディーラーにおいて実施すると発表した。車両価格は2650万円の設定で、販売台数は世界限定47台の内の1台限定だ。
今回の限定車は、2020年に登場した「M4 Competition X KITH」、2022年に登場した「i4 M50 X KITH」に続く、BMWとロニー・ファイグ(Ronnie Fieg)氏率いるライフスタイルブランド「KITH」とのコラボレーションモデルの第3弾に位置する。ベース車は4394cc・V型8気筒DOHC直噴ガソリンMツインパワーターボエンジン(最高出力585ps/最大トルク750Nm)+電気モーター(最高出力145kW/最大トルク280Nm)+リチウムイオン電池で構成するBMW eDriveテクノロジーのMプラグインハイブリッドを搭載し、トータル最高出力748ps(550kW)/最大トルク1000Nmを発生するパワートレインを採用した既存のXMで、専用開発のボディカラーや内外装パーツを採用して、BMW Mの歴史を色濃く反映するスペシャルな高性能SUVに仕立てている。
▲パワートレインには4394cc・V型8気筒DOHC直噴ガソリンMツインパワーターボエンジン(最高出力585ps/最大トルク750Nm)+電気モーター(最高出力145kW/最大トルク280Nm)+リチウムイオン電池で構成するBMW eDriveテクノロジーのMプラグインハイブリッドを搭載。トータルの最高出力は748ps(550kW)、最大トルクは1000Nmを発生
まずボディカラーには、第2世代のM3に導入されて好評を博したテクノバイオレットをベースとする専用開発のBMW Individualフローズンテクノバイオレットメタリックを採用。ここに、ブラックのサイドウィンドウグラフィックおよびアクセントストリップや、テクノバイオレットメタリック仕上げのアウトラインを入れた“XM”と“KITH”のロゴ(フロント/リア/サイド)などを特別装備する。足もとにはジェット・ブラック塗装の前10J/後11J×23 Mライトアロイホイール スタースポーク スタイリング923Mを組み込んだ。
▲ボディカラーには専用開発のBMW Individualフローズンテクノバイオレットメタリックを採用。ここにブラックのサイドウィンドウグラフィックおよびアクセントストリップや、テクノバイオレットメタリック仕上げのアウトラインを入れた“XM”と“KITH”のロゴ(フロント/リア/サイド)などを特別装備する
インテリアについては、ブラックのBMW Individualフルレザーメリノを基調に、KITHのモノグラムをエンボス加工したドアトリムやセンターコンソールのアームレスト、Mシグネチャーカーボンファイバートリム、“KITH”ロゴと「1/47」シリアルナンバーを刻んだドアシルプレート、“KITH”ロゴ入りベロアフロアマットなどを特別装備。BMW Individualメリノレザー表皮のシートにもKITHのモノグラムをエンボス加工であしらい、前席のMマルチファンクションシートのバックレストにはKITHエンブレムを、ヘッドレスト下にはイルミネーションバージョンを配備する。後席のMラウンジには、“KITH”ロゴをあしらった2つのクッションを設定した。ほかにも、付属の充電ケーブルをスタイリッシュに収納できる、KITHがこのエディション専用にデザイン・製作したダッフルバッグを標準で装備している。
▲インテリアはブラックのBMW Individualフルレザーメリノを基調に、KITHのモノグラムをエンボス加工したドアトリムやセンターコンソールのアームレスト、Mシグネチャーカーボンファイバートリムを特別装備
ちなみに、「XM by KITH」は世界限定47台の販売台数だが、この数字は1978年に誕生したBMW Mの最初のモデルである「M1」の年数経過に由来する。現行のXMは、BMW MのオリジナルカーとしてはM1に続くモデルで、その系譜を示す目的で今回の限定車が製作された。