アルピーヌがブランド初の電動モデル「A290」の日本導入を検討中とアナウンス

アルピーヌが本年6月13日にル・マン24時間レース会場で発表したブランド初のBEV「A290」の日本導入を検討していると発表。アルピーヌを特徴づけるパフォーマンス、敏捷性、ライトウェイトの3つの要素を備えた電動スポーツハッチバックは、130kW/285Nmを発生する電動モーターと総電力量52kWhを確保したリチウムイオンバッテリーを搭載するA290GT/A290GTプレミアムと、160kW/300Nmを発生する電動モーターと総電力量52kWhを確保したリチウムイオンバッテリーを搭載するA290GTパフォーマンス/A290GTSという4タイプを設定。航続距離は380km以上を実現

 アルピーヌ・ジャポンは2024年6月21日、本年6月13日にル・マン24時間レース会場で初披露し、2024年内の発売を予定するアルピーヌ初の電動モデル「A290」の日本導入を検討していると発表した。

▲アルピーヌが本年6月13日にル・マン24時間レース会場で初披露したブランド初のBEV「A290」の日本導入を検討していると発表

▲アルピーヌが本年6月13日にル・マン24時間レース会場で初披露したブランド初のBEV「A290」の日本導入を検討していると発表

 

 アルピーヌを特徴づけるパフォーマンス、敏捷性、ライトウェイトの3つの要素を備えた電動スポーツハッチバックのA290は、最高出力130kW(180hp)/最大トルク285Nmを発生する電動モーターをフロントアクスルに、総電力量52kWhを確保したリチウムイオンバッテリーをフロア下に搭載するA290GT/A290GTプレミアムと、最高出力160kW(220hp)/最大トルク300Nmを発生する電動モーターをフロントアクスルに、総電力量52kWhを確保したリチウムイオンバッテリーをフロア下に搭載するA290GTパフォーマンス/A290GTSという4タイプを設定。トランスミッションにはリダクターを配し、駆動方式はFFで構成する。航続距離は現地のWLTPモードで380km以上を実現。性能面では、130kW仕様が最高速度160km/h、0→100km/h加速7.4秒、0→400m加速15.5秒を、160kW仕様が同170km/h、6.4秒、14.7秒を達成した。また、市街地走行などに最適なAlternative Soundとスポーティな走行時に向けたAlpine Sound、そして音量の調節や完全なカットオフもできるAlpine Drive Soundシステムを装備して、エンターテインメント性を高めている。

▲パワートレインは最高出力130kW(180hp)/最大トルク285Nmを発生する電動モーターをフロントアクスルに、総電力量52kWhを確保したリチウムイオンバッテリーをフロア下に搭載した仕様と、最高出力160kW(220hp)/最大トルク300Nmを発生する電動モーターをフロントアクスルに、総電力量52kWhを確保したリチウムイオンバッテリーをフロア下に搭載した仕様を設定

▲パワートレインは最高出力130kW(180hp)/最大トルク285Nmを発生する電動モーターをフロントアクスルに、総電力量52kWhを確保したリチウムイオンバッテリーをフロア下に搭載した仕様と、最高出力160kW(220hp)/最大トルク300Nmを発生する電動モーターをフロントアクスルに、総電力量52kWhを確保したリチウムイオンバッテリーをフロア下に搭載した仕様を設定

▲トランスミッションにはリダクターを配し、駆動方式はFFで構成。航続距離は現地のWLTPモードで380km以上を実現する

▲トランスミッションにはリダクターを配し、駆動方式はFFで構成。航続距離は現地のWLTPモードで380km以上を実現する

 

 基本骨格については、本年2月に発表されたルノー5 E-TECHエレクトリックと共通のAmpR Smallプラットフォームをベースに、バンプストップ&マルチリンク式リアサスペンションを配した専用セッティングのアルピーヌスポール シャシーを採用。足もとには新造形のアロイホイールと225/40R19 93Vタイヤ(専用コードA29 ミシュランPILOT SPORT EV)、前φ320mm+ブレンボ製モノブロック4ピストンキャリパー/後φ288mmディスクブレーキを装着する。車重は1479kgとBEVハッチバックとしては軽量に仕上げ、前後重量配分は57:43に設定した。充電に関してはAC普通充電とDC急速充電に対応し、100kWの急速充電器を使えば約30分でSOC15%から80%までの充電が可能。AC11kW充電では約1時間2050%から80%まで充電できる。他デバイスを使って給電するV2L/V2G機能も組み込んだ。

▲充電に関してはAC普通充電とDC急速充電に対応し、100kWの急速充電器を使えば約30分でSOC15%から80%までの充電が可能

▲充電に関してはAC普通充電とDC急速充電に対応し、100kWの急速充電器を使えば約30分でSOC15%から80%までの充電が可能

 

 エクステリアはルノー5 E-TECHエレクトリックと同様、4ドア+リアゲートの5ドアハッチバックのボディ形状や安定感のある台形フォルム、がっしりとしたCピラーなどを採用したうえで、アルピーヌのモータースポーツ活動で培った技術を応用した専用デザインのフロントバンパーやリアディフューザー、前後オーバーフェンダーおよび幅広サイドスカートなどを配備して空力性能を向上。また、ラリーカーを連想させるX字型をモチーフとしたライトシグネチャーや、ボディカラー繊細取り組み込んだサイドカートアルミニウムのルーエッジ、往年のA310をオマージュした仕様とアルピーヌの名前の由来を想起させるスノーフレーク仕様という2種類の19インチアルミホイールなど、オリジナリティをより際立たせるアイテムを装備する。ボディサイズはルノー5 E-TECHエレクトリック比で70mm長く、50mm幅広く、20mm高く、ホイールベースが10mm短い全長3990×全幅1820×全高1520mm/ホイールベース2530mmに設定。ボディカラーはアルピーヌビジョンブルーAlpine Vision Blue)、トルネーマットグレーTornado Matte Grey)、ニバルホワイトNival White)、ディープブラック(Deep Black)などをラインアップした。

▲4ドア+リアゲートの5ドアハッチバックのボディ形状や安定感のある台形フォルム、がっしりとしたCピラーなどを採用したうえで、アルピーヌのモータースポーツ活動で培った技術を応用した専用デザインのフロントバンパーやリアディフューザー、前後オーバーフェンダーおよび幅広サイドスカートなどを配備。写真はA290GTSで、ボディカラーはアルピーヌビジョンブルー

▲4ドア+リアゲートの5ドアハッチバックのボディ形状や安定感のある台形フォルム、がっしりとしたCピラーなどを採用したうえで、アルピーヌのモータースポーツ活動で培った技術を応用した専用デザインのフロントバンパーやリアディフューザー、前後オーバーフェンダーおよび幅広サイドスカートなどを配備。写真はA290GTSで、ボディカラーはアルピーヌビジョンブルー

▲ラリーカーを連想させるX字型をモチーフとしたライトシグネチャーを配備

▲ラリーカーを連想させるX字型をモチーフとしたライトシグネチャーを配備

 

 インテリアについては、ディープブルーの内装色を基調にナッパレザー巻きの3本スポークスポーツステアリングホイールやF1レースの世界にインスパイアされたアルミニウム製のボタンおよびロータリーノブ、A110のアイコニックなデザインを踏襲するセンターコンソール、R/N/Dトランスミッションコントロール、“スノーレー”グレイのキースロット、車名をエンボス加工で入れたセンターアームレストなどを配して、ドライバー志向のコクピットを創出。ドライバー前には様々な情報を見やすく表示する10.25インチインストルメントスクリーンを、インパネ中央にはインストルメントスクリーンと一体でアレンジするとともにドライバー側に傾けて配置した10.1インチセンターインフォテインメントスクリーンを配備する。シートについては、前席にサポート性を高めたスポーツタイプを、後席に分割可倒式シートを装着。表皮にはグレインコーティングされたファブリック(再生プラスチックとヘンプファイバー15%)で覆い、シリカグレーのコントラストステッチを施したディープブルーの100%リサイクルファブリックと、仕上げにコーヒー植物薬剤を使用して加工を施したナッパレザーを採用する。ラゲッジ容量は後席使用時で326リットルを確保した。

▲ディープブルーの内装色を基調にナッパレザー巻きの3本スポークスポーツステアリングホイールやF1レースの世界にインスパイアされたアルミニウム製のボタンおよびロータリーノブ、A110のアイコニックなデザインを踏襲するセンターコンソール、R/N/Dトランスミッションコントロールなどを配して、ドライバー志向のコクピットを創出

▲ディープブルーの内装色を基調にナッパレザー巻きの3本スポークスポーツステアリングホイールやF1レースの世界にインスパイアされたアルミニウム製のボタンおよびロータリーノブ、A110のアイコニックなデザインを踏襲するセンターコンソール、R/N/Dトランスミッションコントロールなどを配して、ドライバー志向のコクピットを創出

▲ドライバー前には様々な情報を見やすく表示する10.25インチインストルメントスクリーン(写真・上)を、インパネ中央にはインストルメントスクリーンと一体でアレンジするとともにドライバー側に傾けて配置した10.1インチセンターインフォテインメントスクリーン(同・下)を配備

▲ドライバー前には様々な情報を見やすく表示する10.25インチインストルメントスクリーン(写真・上)を、インパネ中央にはインストルメントスクリーンと一体でアレンジするとともにドライバー側に傾けて配置した10.1インチセンターインフォテインメントスクリーン(同・下)を配備

▲シートについては前席にサポート性を高めたスポーツタイプを、後席に分割可倒式シートを装着。表皮には100%リサイクルファブリックとナッパレザーを設定する

▲シートについては前席にサポート性を高めたスポーツタイプを、後席に分割可倒式シートを装着。表皮には100%リサイクルファブリックとナッパレザーを設定する

▲ラゲッジ容量は後席使用時で326リットルを確保

▲ラゲッジ容量は後席使用時で326リットルを確保

 

▲標準モデルのアルピーヌA290GT 写真のボディカラーはトルネードマットグレー

▲標準モデルのアルピーヌA290GT 写真のボディカラーはトルネードマットグレー

 

 アルピーヌはA290のデビュー記念モデルとして、「A290GTSプレミエールエディション」も設定する。タイプとしてはディープブラックボディカラーを纏うプルエールエディションPremière Edition)、2023年に披露されたA290“β”ショーカーをイメージしたニバルホワイトボディカラーを採用するベータ(Beta)、アルピーヌビジョンブルー ブルー(La Bleue)、トルネーマットグレー グリーズ(La Grise)という4つのバージョンを用意。インテリアにはシリアルナンバー入りの専用プレートを装着する。販売台数は1955台の限定だ。

▲デビュー記念モデルのA290GTSプレミエールエディションのベータ(Beta)。ボディカラーにはニバルホワイトを纏う。インテリアにはシリアルナンバー入りの専用プレートを装着

▲デビュー記念モデルのA290GTSプレミエールエディションのベータ(Beta)。ボディカラーにはニバルホワイトを纏う。インテリアにはシリアルナンバー入りの専用プレートを装着

 

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