メルセデス・ベンツ日本は2021年12月24日、GLE300d 4マチックの一部改良を行い、合わせてGLC/GLCクーペ/GLE/GLEクーペの装備変更と原材料費の高騰等に対応した価格改定を実施すると発表した。ユーザーへの納車はGLC/GLCクーペ/GLEが2022年1月より、GLEクーペは2022年2月ごろより順次開始する予定だ。
新車両価格は以下の通り。
■GLC
GLC220d 4マチック:731万円
GLC300 4マチック:822万円
GLC350e 4マチック:931万円
メルセデスAMG GLC43 4マチック:1025万円
■GLCクーペ
GLC220d 4マチック クーペ:763万円
GLC300 4マチック クーペ:854万円
GLC350e 4マチック クーペ:963万円
メルセデスAMG GLC43 4マチック クーペ:1058万円
■GLE
GLE300d 4マチック:1040万円
GLE400d 4マチック スポーツ:1187万円
GLE450 4マチック スポーツ:1234万円
メルセデスAMG GLE53 4マチック+:1400万円
■GLEクーペ
GLE400d 4マチック クーペ スポーツ:1241万円
メルセデスAMG GLE53 4マチック+ クーペ:1483万円
まずはGLE300d 4マチックの一部改良から解説しよう。
メインの変更はパワートレインで、OM654型1992cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(272ps/550Nm)に、ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)/モーター(15kW/208Nm)+リチウムイオン電池を新採用。マイルドハイブリッド化により環境性能を引き上げ、同時に力強い加速性能を実現した。
装備変更に話を移そう。
GLEおよびGLEクーペは、全モデルでメルセデスのメディアディスプレイにスマートフォン連携機能を標準装備。また、GLEでは前席左右に加えて後席でも独立した温度調整が可能なクライメートコントロールを新たに組み込んだ。さらに、外装色ではイリジウムシルバーを廃止し、新たにハイテックシルバーを設定する。一方、エナジャイジングパッケージ、エアバランスパッケージ(パフュームアトマイザー付)、ワイヤレスチャージング、E-ACTIVE BODY CONTROLパッケージの標準およびオプションの設定は、半導体不足などの対応により停止となった。
GLCおよびGLCクーペに関しては、全モデルでメルセデスのメディアディスプレイにスマートフォン連携機能を、先進安全運転支援システムにアクティブパーキングアシストを標準装備。また、メルセデスAMG GLC43 4マチックとメルセデスAMG GLC43 4マチック クーペにはAMGパフォーマンスエグゾーストシステムを標準で組み込む。さらに、フットトランクオープナーとワイヤレスチャージングの標準装備の停止、インテリアトリム素材のブラウンアッシュウッドからブラウンウォールナットウッドへの変更、リモコンキーのシルバークローム部分のハイグロスからマットへの変更、車両左右に配する“EQ Power”バッジの廃止、外装色のブリリアントブルーの廃止およびスペクトラルブルーの新設定、内装色のマグマグレー/ブラックの廃止、オプションのレザーエクスクルーシブパッケージにおけるブルメスターサラウンドサウンドシステムの設定の停止などを実施した。