「期待のニューモデル」新型トヨタ・ヤリスクロス国内仕様の概要と先行展示会情報

新型ヤリスクロス、9月初旬発売を前に全国で先行展示会を開催

 トヨタは9月初旬に発売予定の新型コンパクトSUV、ヤリスクロス(プロトタイプ)の概要を発表するとともに、7月24日から東京・お台場のMEGA WEBや愛知県名古屋市のミッドランドスクエアなど全国8か所で展示会を開催。先行予約をスタートした。

 ヤリスクロスはヤリスベースの世界戦略モデル。主要マーケットは欧州だが、コンパクトなボディサイズは日本でも扱いやすく期待が持てる。

先行展示会は以下の8か所で開催予定だ。
北海道:8月1日~2日サッポロファクトリー
東北:8月1日~2日AER(仙台アエル広場)
関東:7月24日~8月30日メガウェブ(東京お台場)
関東:8月3日~16日トレッサ横浜センターガーデン
中部:7月24日~8月30日ミッドランドスクエア・トヨタ自動車ショールーム
近畿:8月8日~9日枚方T-SITE
中国:8月8日~9日広島T-SITE
九州:8月8日~9日ソラリアターミナルビル1Fライオン広場

 車両概要の確定情報を紹介しよう。車種構成は以下のとおり。

■ガソリン車(1.5リッターエンジン+CVT)駆動方式はFFと4WD
 X・Bパッケージ
 X
 G
 Z

■ハイブリッド(1.5リッターエンジン+モーター)駆動方式はFFとE-Four
 ハイブリッドX
 ハイブリッドG
 ハイブリッドZ

◇主要諸元
全長×全幅×全高:4180×1765×1590㎜
最低地上高:170㎜
最小回転半径:5.3m

◇ガソリン車のエンジン
1490㏄直列3気筒
最高出力:88kw(120ps)/6600rpm
最大トルク/145Nm(14.8kgfm)/4800~5200rpm

◇ハイブリッド車のエンジン
1490㏄直列3気筒
最高出力:67kw(91ps)/5500rpm
最大トルク/120Nm(12.2kgfm)/3800~4800rpm

◇ハイブリッド車のシステム最高出力
85kw(116ps)

 なお、エンジンのスペックは事前発表のとおりヤリスの1.5リッターモデルと共通である。主要諸元の注目ポイントは全高。事前発表時はアンテナを含まない1560㎜だったが、今回は1590㎜となっている。

 グレード別の装備内容は、ベーシックなXに対し、Gは16インチアルミ、車名プレート付きドア下モールディング、ヘッドレストセパレート型フロントシート、本革巻きステアリング&シフトノブ、8インチディスプレイオーディオ、4:2:4分割可倒式リアシート、バックガイドモニター、アジャスタブルデッキボードなどが加わり、ユーティリティ面を強化したうえ快適装備をプラス。

 最上位のZはGに対し18インチアルミ&タイヤ、LEDヘッドランプ&リアコンビランプ、合成皮革+ツイード調ファブリックシート表皮、7インチTFTマルチインフォメーションディスプレイ、オプティトロンメーター、運転席6ウェイパワーシート、運転席+助手席シートヒーターが追加される。
 
 ボディカラーはモノトーン8種、ツートン7種を用意。ツートンカラーはGかZグレードでメーカーオプションとして選択可能となる。
 

ラゲッジスペースはデッキボードを下げた状態で390リッターを確保。後席は4:2:4分割可倒式でセンター部分を倒すと長尺物が積載できる。

 4WDはガソリン車がメカニカル式、ハイブリッド車はE-Fourとなる。

 ガソリン車の4WDはマルチテレインセレクト機構を組み込み、ノーマルモードを基本に滑りやすい路面用のマッド&サンドモードと凹凸が大きい路面用のロック&ダートモードを設定。
 ハイブリッド車のE-Fourは、スタック時にスムーズに脱出ができるトレイルモードとスノーモードが選択可能だ。

 安全・運転支援システムはBパッケージを除く全車に標準装備。
 電気式パーキングブレーキを装備して、レーダークルーズコントロールは全車速対応型になる点がヤリスからの進化ポイントだ。

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