【2026年のクルマ界隈/SUV】王道のSUVカテゴリーは、ランドクルーザーFJ/新型RAV4など注目モデルが続々登場。「ライトカスタム」が新潮流になるか!?

2026年はミドルクラスSUVが続々と進化。FJはランドクルーザー・シリーズの末っ子。ランクルに要求されるタフさをそのままに「Freedom & Joy=自分らしく楽しむ自由」を追求。ラダーフレームを持つ本格志向

2026年はミドルクラスSUVが続々と進化。FJはランドクルーザー・シリーズの末っ子。ランクルに要求されるタフさをそのままに「Freedom & Joy=自分らしく楽しむ自由」を追求。ラダーフレームを持つ本格志向

自分らしさにこだわるのが2026年スタイル!

横田宏近(以下、横田):2026年はミドルクラスSUVが続々と新世代化します。トヨタはRAV4、そしてランドクルーザーFJの販売をスタート。ホンダはCR-V、マツダからはCX-5、スバルもフォレスターのウィルダネスが控えています。

岡本幸一郎(以下、岡本):ランドクルーザーFJが大ヒットになりそうな気がします。ジムニーノマドに注目が集まったのと同様に、適度なサイズ、カクカクしたデザイン、そしてブランド力など、売れる要素が満載です。

九島辰也(以下、九島):ランドクルーザーを深く知るマニアからすると、FJのフレームはIMV。専用設計ではなく汎用性の高いもの。とはいえランクルを名乗る以上、相当タフに仕上げていると予想できます。すでにカスタム提案の素地も準備されるなど、ユーザーが自由に楽しむ世界観が提示されているのもいいですね。

岡本:FJのサイズはRAV4と同等。1台でオールマイティに使える点もアピールポイントだと思います。

RAV4

九島:新型RAV4は、すでにアメリカで販売がスタートしました。トヨタは現行RAV4で、アメリカで先行発売すると、日本でUS系カスタムが楽しめることを学びましたね。アメリカはSUVを自分色に染めるのが一般的。だからデビューと同時に多くのカスタムパーツが開発される。つまり、日本で発売される頃には、豊富なアイテムが揃うことでしょう。現行モデルはそれらを輸入するショップが多かった。だから若者を含め、こだわりのユーザー層から大きな支持を集めた。新型にも同様の動きに期待できます。

山本善隆(以下、山本):カスタムという付加要因があると、モデルの人気持続が期待できる。80年代や90年代はあたりまえだったカスタムが、コモディティ化しつつあるSUVの楽しみ方として、今後さらに盛り上がっていく要素かもしれないですね。

横田:スバルは、先日アメリカで好評のウィルダネス仕様をクロストレックの限定モデルとして発売。さらにフォレスターには、走行性能にまで手を入れた本格仕様を設定する方向です。本来カスタムはユーザーの工夫で行うものですが、最初から「完成形がほしい」という要望も増えていると聞きます。

フォレスター

岡本:スバルはシンメトリカルAWDをコアにしたメカニズムにより、もともと走破性はハイレベルです。ウィルダネスは、タフさを改めて示すきっかけになると期待しています。SUVはパッセンジャーカーの主流として定着していますが、2026年はカスタム=個性を楽しむ素材としても認知される気がします。

山本:ウィルダネスはすでにアメリカで確立されたブランドですが、「安心・安全」のイメージが定着した現在のスバルにとって、これをどう活用して新規ユーザー獲得するか、が新たなチャレンジだと思います。ところでカスタムといえばジムニーですが、先日の商品改良で安全機能が充実して、バンパー交換ができなくなり、またECUもロックがかかったとかで、本格カスタム層には不満も出ているようです。ただ、さまざまなSUVが揃っているいま、タイヤをゴツゴツしたタイプに変えたり、ルーフラックをつけてみたり、といった「ライト・カスタム」への注目は増えています。これが、今後のSUV界隈の新潮流になると思います。

Model Guide/モデルガイド

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■TOYOTA ランドクルーザーFJ
FJはランドクルーザー・シリーズの末っ子。ランクルに要求されるタフさをそのままに「Freedom & Joy=自分らしく楽しむ自由」を追求。ラダーフレームを持つ本格志向。エンジンは2.7リッターガソリン(163ps)。ボディサイズは4575×1855×1935㎜。

RAV4

■TOYOTA RAV4
新型RAV4はソフトで機能が進化するSDVにして、全車が電動車。パワートレーンは高効率ハイブリッドとPHEVの2種。写真のアドベンチャー・グレードは冒険心を刺激する武骨さを追求。サイズは4600×1880×1680㎜。

フォレスター

■SUBARU フォレスター WILDERNESS
フォレスター・ウィルダネスは2025年秋のモビリティショーで実車を公開。スバル独自のシンメトリカルAWDのポテンシャルを磨き、荒野に似合うワイルドな味わいを追求。X-MODEとサスペンションのリファインで優れた走破性を実現。SUVカスタムのお手本的な存在。

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■HONDAトレイルスポーツHRCコンセプト
ホンダはモータースポーツ活動を統括するHRCのノウハウを傾注した新シリーズ「トレイルスポーツ」をCR-V/ZR-V/ヴェゼル/WR-VなどのSUV各車に設定する方向。力強さと冒険心を刺激するデザインがアピールポイント。ホンダのスポーツDNAの新たな方向性として期待が高まる。

山本善隆(カー・アンド・ドライバー統括編集長)/岡本幸一郎(モータージャーナリスト)/九島辰也(モータージャーナリスト)/横田宏近(カー・アンド・ドライバー編集委員)

山本善隆(カー・アンド・ドライバー統括編集長)/岡本幸一郎(モータージャーナリスト)/九島辰也(モータージャーナリスト)/横田宏近(カー・アンド・ドライバー編集委員)

 

 

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