【人とクルマの物語】「あおちゃん」ことVWシロッコRとの付き合いは早16年、ラリーからYoutube,イベントまでマルチな魅力を発散する竹岡圭さんのクルマ幸せ生活

竹岡さんとVWシロッコRとの付き合いは16年目。国際試乗会でシロッコにひと目惚れし、購入を決意。Rを選んだのは「エンジン音に惹かれたから」という。走行距離はすでに14万kmを突破。だが内外装はもちろんメカ関係も新車と同様。日常ユースで大活躍している

竹岡さんとVWシロッコRとの付き合いは16年目。国際試乗会でシロッコにひと目惚れし、購入を決意。Rを選んだのは「エンジン音に惹かれたから」という。走行距離はすでに14万kmを突破。だが内外装はもちろんメカ関係も新車と同様。日常ユースで大活躍している

クルマは“自由の翼”、安心して過ごせる居場所です

 私が免許を取ったのは22歳のとき。本当は18歳になってすぐ免許を取得しに行きたかったのですが、家庭の事情ですぐには行けず、ようやく22歳でローンを組んで教習所に通い始めました。

竹岡さん

 そんな折、アルバイトで知り合ったモータージャーナリストの日下部保雄氏から「ウチでも働いてよ」とお声が掛かり、その後「社員にならない?」とお誘いいただいたのですが、すでに翌春から他の会社に内定が決まっていた私。一度はお断りしたものの「お給料はあまり出せないけど、その代わりクルマを貸してあげる」という条件が頭の中から離れず、周囲の反対を押し切り、内定を蹴って日下部氏の会社に就職することにしたんです。教習所に通っている期間って、いちばん“クルマに乗りたい熱”が高まっているときですから、どうしても心が動いてしまったんですよね。

ビート01

 そうして貸していただいたのが、ホンダ・ビートでした。初めてひとりで運転席に座ったときのことはいまでも覚えています。「あぁ、これで自由の翼が手に入った」と、改めて書くとかなり恥ずかしいセリフですが、そのときは本気で思いました。クルマの中では泣いても笑っても愚痴をこぼしてもいい。時間も気にせず、誰にも気を遣わずどこにでも行ける、安心して過ごせる居場所だったんですよね。

 通勤も遊びも旅行も全部ビート一色(笑)。屋根を開けてスキー板を積んだこともあったくらい一緒に過ごしました。もちろん運転の練習をしたのも、初めてミニサーキットを走ったのも、ジムカーナに参戦したのもビートでした。

 よく「運転の練習はどこでしたのか?」と聞かれるのですが、何を隠そう都内の通勤路です。信号で止まるのに、ヒール&トゥを試したり、コーナーではライン取りの練習をしていました。峠は行ったことがありません。

ビート02

 そうして北は八戸(青森県)、南は大分まで、10年私の相棒としてすごしたビートですが、ヒョンなことから転機を迎えます。その頃参戦していた軽自動車の耐久レース用のマシンとして、白羽の矢が立ってしまったんです!

 ビートはエンジンやトランスミッションこそノーマルのままですが、富士スピードウェイや十勝スピードウェイといった日本の大きなサーキットに飽き足らず、マレーシアのセパンサーキットでの24時間耐久レースにまで遠征する展開になり、なんと優勝した経験もあるんですよ! 仲間との思い出が詰まったビートは未だに所有しています。近年は皆さんライフステージが変化し、ガレージでお休みしているビートですが、初めての愛車をずっと持っている人って、意外と珍しいかもしれませんね。

シロッコ01

 長時間を共にする相棒としては、もう1台VWシロッコRがいます。街乗りという意味では16年目を迎え、いちばん長い相棒になりました。走行距離は14万㎞を突破。日常ユースで乗っています。

 このシロッコ、国際試乗会でスタイリングにひと目惚れし、資金を貯めているうちにRモデルが日本に導入され、エンジン音を聞いた途端にどうしてもRがほしくなり、当時の私からしたら清水の舞台から飛び降りる気持ちで、ローンを組んで購入したんですよね。

 いまも、見るたびに「やっぱりカッコイイなぁ~」と思うんですよ。DSGもまったくのノートラブルで、ドアが長いため、狭い場所での乗り降りが大変なことを除けばベストパートナー。友人たちの間では、そのボディカラーから“安定安心のあおちゃん”と呼ばれています。

シロッコ02

MINI

ミカン

 実はこのシロッコRから、私のクルマには名前が付けられるようになりまして、他には東京から高知県の四万十川まで2往復もした“お転婆のしろちゃん(MINIクロスオーバー)”や、最後のルノー・スポールモデルとなったメガーヌRSの“みかんちゃん”がいます。

 そのみかんちゃんですが、メガーヌRSウルティムが導入され、試乗してみたら「メガーヌRSトロフィーベースのはずなのに乗り心地がよくなってるし、レカロシートもいいなぁ……」と思い「もともと最後のRSがほしかったんだし……」と、自分で自分を納得させて、結局ウルティムに買い替えました。ボディカラーは同じオランジュトニックなので、お名前は“superみかん”と命名しました。“みかん”がスーパーサイヤ人化(byドラボンボール)したことから名付けたのですが、まぁスーパースペシャルになったと思ってもらっても間違いはないですしね(笑)。

 こちらにボディダンパーを装着したら、乗り心地もハンドリングも一段とよくなり、静粛性も上がり、5ドアということもあって利便性も最高。現在日常的にはシロッコRとメガーヌRSウルティムの2台を相棒にしています。

シロッコ走り

室内

「ホットハッチに分類される同じようなクルマの3ドアと5ドア。どうやって乗り分けてるの?」とよく聞かれますが、友人を乗せるときはsuperみかん、あとはその日の気分次第。こんなに長くつきあいたいと思える、ステキな相棒に出会えた私は幸せ者ですね。

in CAR

【プロフィール】
竹岡圭(たけおかけい)/テレビやラジオ、Youtubeチャンネル「圭Tube☆竹岡圭のカートークバラエティ☆」への出演、雑誌やwebでの執筆、イベントでのMC、そして芸能プロダクション人力舎に所属しタレント業も行うなど幅広く活動。日本自動車ジャーナリスト協会副会長、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、道路や自動車関連を始めとする官公庁の委員も務める。またレーシングチーム“圭rallyproject”のチームオーナー兼ラリードライバーとして参戦中

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