レクサスがマイナーチェンジしたBEV専用モデルのRZに特別仕様車の「RZ600e“F SPORT Performance”」をラインアップ。BEVシステムを全面刷新した通常モデルの「RZ550e“F SPORT”」をベースに、F SPORT Performanceの強みである空力パーツによる強力なダウンフォースがもたらす操縦安定性とモーター出力をさらに磨き上げ、スポーティかつ先進的なドライビング体験を実現
レクサスは2025年12月24日、マイナーチェンジしたBEV専用モデルのRZに特別仕様車の「RZ600e“F SPORT Performance”」をラインアップし、2026年3月2日に発売すると発表した。車両価格は1216万5000円~1244万円に設定している。

▲レクサスRZ600e“F SPORT Performance” 全長4860×全幅1965×全高1615mm ホイールベース2850mm 車重2140kg 乗車定員5名 一充電走行距離(WLTCモード)525㎞ 交流電力量消費率(WLTCモード)159Wh/km
今回の特別仕様車は、BEVシステムを全面刷新した通常モデルの「RZ550e“F SPORT”」をベースに、F SPORT Performanceの強みである空力パーツによる強力なダウンフォースがもたらす操縦安定性とモーター出力をさらに向上させ、スポーティかつ先進的なドライビング体験を実現したことが特徴。開発に際しては2024年1月に100台限定で発売したパフォーマンスモデル「RZ450e“F SPORT Performance”」と同様、エアレースパイロットの室屋義秀選手とレーシングドライバーの佐々木雅弘選手が参画し、空力と走りの性能を極限まで磨き上げている。

▲ボディカラーはRZ550e“F SPORT”で新規に設定した「ブラック&ニュートリノグレー」(写真・上、1216万5000円)と、マットクリア塗装を施した「特別仕様車ブラック&HAKUGINⅡ(白銀Ⅱ)」(同・下、1244万円)の2色を用意
まずエクステリアについては、ボディカラーとしてマットクリア塗装を施した「特別仕様車ブラック&HAKUGINⅡ(白銀Ⅱ)」と、RZ550e“F SPORT”で新規に設定した「ブラック&ニュートリノグレー」の全2色をラインアップ。ここに大型アーチモールやカーボンフードバルジ、カーボンスポイラー(フロントロア・フロントサイド・リアロア)、カーボンヘッドランプベゼル、カーボンルーフ、カーボンウイング(ルーフ・リア)、カーボンターニングベイン(フロント・リア)、ドア下モールを特別装備して、高い操縦安定性と空力性能を実現する。また、足もとにはENKEI製マットブラック塗装 21インチアルミホイール(タイヤは前255/40ZR21 102Y/後295/35ZR21 107Yサイズ)を装着。制動機構は高出力化に合わせてフロント対向6ポッドアルミモノブロックブルーキャリパー(LEXUSロゴ)を組み込んだ。ボディサイズはベース車比で55mm長く、70mm幅広く、20mm低い全長4860×全幅1965×全高1615mmに設定している。
インテリアに関しては、ブルーのアクセント随所に配して特別感を強調したことがトピック。装備としては、ブラック+ブルーステッチ“F SPORT Performance”ウルトラスエード表皮スポーツシート(運転席ポジションメモリー/運転席・助手席ベンチレーション機能付)や、ブラック+ブルーアクセント ダイヤル式シフト、ブルーアクセントインストルメントパネル、ブラックヘゼル フロントカップホルダー、ウルトラスエード ドアトリムなどを採用した。

▲ブラック+ブルーアクセント ダイヤル式シフトやブルーアクセントインストルメントパネル、ウルトラスエード ドアトリムなどを特別装備。操舵機構にはステアバイワイヤシステムを導入するとともに、ステアバイワイヤシステム用ステアリングホイールを配備する
パワートレインはベース車と同様、2XM型フロントモーター(最高出力167kW/最大トルク268Nm)+2XM型リアモーター(最高出力167kW/最大トルク268Nm)+リチウムイオン電池(総電力量76.96kWh)で構成するBEVシステムを配備したうえで、システム最高出力をベース車の300kW(407.8ps)から313kW(425.5ps)へとアップ。また、シャシーにローダウンサスペンション(フロント・リア、ベース車比で20mmダウン)とパフォーマンスダンパー(フロント・リア)を組み込んで、走行性能の向上を図った。
