トヨタMIRAIが機能装備のバージョンアップと外装仕様の一部変更を敢行

トヨタが燃料電池車のMIRAIをマイナーチェンジ。スマートフォンの無料カーナビアプリ「moviLink」との連携に対応するとともに、FCEVエンブレムの表示変更や外装色の見直しなどを実施

　トヨタ自動車は2025年12月22日、燃料電池自動車（FCEV）のトヨタMIRAIを一部改良し、同日より発売した。

▲トヨタMIRAI Z　価格：821万5900円　全長4975×全幅1885×全高1470mm　ホイールベース2920mm　車重1950kg　乗車定員5名　一充填走行距離：約810km　燃料消費率（WLTCモード）146km/kg　写真のボディカラーはフォースブルーマルティプルレイヤーズ

車種展開は以下の通り。

G：741万4000円

Z：821万5900円

▲トヨタMIRAI G　価格：741万4000円　全長4975×全幅1885×全高1470mm　ホイールベース2920mm　車重1920kg　乗車定員5名　一充填走行距離：約850km　燃料消費率（WLTCモード）152km/kg　写真のボディカラーはプレシャスブラックパール

　今回の改良は、外装仕様の一部変更や機能装備のバージョンアップなどを実施したことが特徴である。

　まず外装については、FCEVエンブレムの貼付位置を変更。従来の車体両サイドと後方から、車体後方のみの表示に刷新する。また、外装色の見直しも図り、イメージカラーのフォースブルーマルティプルレイヤーズのほか、プレシャスホワイトパール、プレシャスメタル、プレシャスブラックパール、エモーショナルレッドⅡという全5色の展開に集約した。Zグレードにはメーカーパッケージオプションとして、8.5J×20アルミホイール（ブラックスパッタリング塗装・ブラックナット付）＋245/45ZR20タイヤ／フロントグリル（ブラック）／フロントグリル下部ガーニッシュ（漆黒メッキ加飾）／ヘッドランプエクステンション（漆黒メッキ加飾）／ドアハンドル（ブラック）／ベルトモール（ブラック）／ドアミラー（ブラック）／シャークフィンアンテナ（ブラック）／車名エンブレム（リア、ブラック）／リアガーニッシュ（ブラック）／FCEVエンブレム（リア、ブラック）／トヨタエンブレム（リア、ブラック）で構成する「BLACK PACKAGE（ブラックパッケージ）」（19万8000円）を設定している。

▲FCEVエンブレムを車体後方のみの表示に変更

▲外装色はフォースブルーマルティプルレイヤーズ、プレシャスホワイトパール、プレシャスメタル、プレシャスブラックパール、エモーショナルレッドⅡという全5色の展開に集約

▲Zグレードにはメーカーパッケージオプションとして「BLACK PACKAGE」を用意。価格は19万8000円に設定

▲Zグレードはカッパーのインテリア加飾やベージュのステッチ、ディスプレイオーディオ（コネクティッドナビ対応）Plus、吸音ファブリック、フルオートエアコン（3席独立温度コントロール／前席集中モード）、おくだけ充電などを標準装備

▲Zグレードは本革シートや運転席・助手席・左右後席快適温熱シート＆シートベンチレーションを標準で採用

　機能装備の面では、スマートフォンの無料カーナビアプリ「moviLink」との連携に対応したことがトピック。MIRAIと連携したTOYOTAアカウントでmoviLinkアプリにログインすることで、水素ステーション検索やルート検索時の水素ステーション立ち寄り提案、おでかけプラン、スケジューラ連携など、クルマとつながるサービスの利用を可能とした。

▲スマートフォンの無料カーナビアプリ「moviLink」との連携に対応

▲MIRAIと連携したTOYOTAアカウントでmoviLinkアプリにログインすることで、水素ステーション検索やルート検索時の水素ステーション立ち寄り提案などのサービスが利用可能

　パワートレインは基本的に従来を踏襲し、FCB130型固形高分子形FCスタック（最高出力128kW〈174ps〉）、車両トンネル下に1本、後方床下に2本配置した高圧水素タンク（充填圧力70MPa）、3KM型モーター（最高出力134kW/6940rpm、最大トルク300Nm/0～3267rpm）、リチウムイオン電池（容量4.0Ah）でシステムを構成して後輪を駆動。一充填走行距離はGグレードで約850km、Zグレードで約810km、燃料消費率（WLTCモード）はGグレードで152km/kg、Zグレードで146km/kgを実現している。

▲パワートレインはFCB130型固形高分子形FCスタック（最高出力128kW）、車両トンネル下に1本、後方床下に2本配置した高圧水素タンク（充填圧力70MPa）、3KM型モーター（最高出力134kW／最大トルク300Nm）、リチウムイオン電池（容量4.0Ah）でシステムを構成して後輪を駆動する