国産車 デビュー&改良情報(ダイジェスト)※2025年12月20日時点

[トヨタ]

   トヨタ自動車は12月17日、人気のクロスオーバーSUV「RAV4」の新型モデルを発表し、同日より発売した。まずはHEVモデルの「Z」と「Adventure」の2機種を発売。HEVのパワートレインについては、進化版の2.5L直4気筒D-4Sエンジン(186ps/22.5kgm)+1VM型フロントモーター(100kW/208Nm)+4NM型リアモーター(40kW/121Nm)を電気式無段変速機(Zグレード:エレクトロシフトマチック〈一方向操作方式〉/Adventureグレード:シーケンシャルシフトマチック〈Sモード〉)で構成するシステム最高出力177kW(240ps)のハイブリッドシステムを搭載。駆動機構には前後輪の駆動力配分を100:0~20:80の間で緻密に制御して発進加速性と旋回安定性を高いレベルで両立するE-Four(電気式4WD)を採用した。2025年度内にはPHEVモデルの「Z」と「GR SPORT」を発売予定。価格はZが490万円、Adventureが450万円。

▲第6世代の新型RAV4は“Life is an Adventure”をコンセプトに、「どこへでも行けそう、なんでもできそう」という価値観を体現。RAV4らしい塊感のある力強いデザインとパッケージを維持しながら、“多様化”“電動化”“知能化”をキーワードに開発する

第6世代の新型RAV4は“Life is an Adventure”をコンセプトに、「どこへでも行けそう、なんでもできそう」という価値観を体現。“多様化”“電動化”“知能化”をキーワードに開発された

▲インテリアにはディスプレイやシフトなどの各種機能をひとくくりにして、島(アイランド)のように配置した“アイランドアーキテクチャー”を採用。写真はZグレードのブラック内装

インテリアにはディスプレイやシフトなどの各種機能をひとくくりにして、島(アイランド)のように配置した“アイランドアーキテクチャー”を採用。写真はZグレードのブラック内装

 トヨタ自動車は12月1日、ショーファーカーのセンチュリーのセダンモデルを一部改良し、同日より発売した。トヨタセーフティセンスの機能向上やマルチインフォメーションのバージョンアップが実施されている。車両価格は2300万円に設定する。

▲トヨタ・センチュリー(セダン) 価格:2300万円 全長5335×全幅1930×全幅1505mm ホイールベース3090mm 車重2370kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費11.2km/リットル 写真のボディカラーは神威(かむい)エターナルブラック

トヨタ・センチュリー(セダン) 価格:2300万円 全長5335×全幅1930×全幅1505mm ホイールベース3090mm 車重2370kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費11.2km/L

[レクサス]
 
 レクサスは12月4日、クロスオーバーのハイブリッドSUV「UX300h」を一部改良し、同日より発売した。今回の改良は、インテリア中心の仕様変更が実施され、特に“version L”においてはソリスホワイトの内装色を選択した際の天井色を従来のホワイトからソリスホワイトに刷新。シート色と天井色が統一されている。価格は490万3000円~575万7000円。

▲レクサスUX300h“version L”(2WD) 価格:549万2000円 全長4495×全幅1840×全高1540mm ホイールベース2640mm 車重1520kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費26.3km/リットル 写真のボディカラーは新たに追加されたホワイトノーヴァガラスフレーク

レクサスUX300h“version L”(2WD) 価格:549万2000円 全長4495×全幅1840×全高1540mm WLTCモード燃費26.3km/L

[ホンダ]

 ホンダは12月12日、2026年2月に発売するCR-Vの先行予約を開始した。6代目となる新型は、従来はe:FCEV(水素燃料電池車)のみ限定販売していたが、e:HEVモデルを望む声に応えたもの。生産はタイ工場が担当。日本仕様のラインアップはスポーティグレードのRSブラックエディションとRSの2グレード構成。ともに2リッターエンジン+モーターのハイブリッド車で、駆動方式はRSブラックエディションが4WD、RSはFFと4WDが選べる。価格は編集部調べで512万700円から577万9400円となっている。

新型ホンダCR-Vは2026年2月に販売スタート。ラインアップはRSブラックエディション(4WD・写真)とRS(FF/4WD)の2グレード構成。室内は広さと使い勝手を追求しシートは本革標準。インフォテインメント機能にはGoogleを導入する。ボディサイズは4700×1865×1680mm

新型ホンダCR-Vは2026年2月に販売スタート。ラインアップはRSブラックエディション(4WD・写真)とRS(FF/4WD)の2グレード構成。インフォテインメント機能にはGoogleを導入する。ボディサイズは4700×1865×1680mm

[三菱]

 三菱自動車は12月18日、JMS2025で先行公開した改良版デリカD:5を発表。2026年1月9日より発売すると公表した。新型の注目ポイントは、走破性のさらなる向上。三菱独自の4輪制御技術“S-AWC“を新採用し、悪路を含め、優れた直進性と意のままの操縦性を実現した。さらにノーマル/ECO/グラベル/スノーの4つのドライブモードとヒルディセントコントロールを設定。内外装も一新され、エクステリアはフロントグリルと前後バンパー、18inアルミが新意匠に、内装では8インチカラー液晶メーター、撥水機能付きシートの採用なども。価格は451万〜494万4500円。

三菱デリカD:5 P/価格:8SAT 494万4500円。最新モデルはFマスク/前後バンパー/18inアルミを一新。さらにフェンダーアーチモールでタフな印象を高めた。機能面は三菱独自の4輪制御技術“S-AWC“の採用で走破性をアップ。走行モードはダイヤル切り替え式。2列目シートは写真のベンチとキャプテン形状が選べる

三菱デリカD:5 P/価格:8SAT 494万4500円。最新モデルはFマスク/前後バンパー/18inアルミを一新。さらにフェンダーアーチモールでタフな印象を高めた。

 

[日産]

 日産自動車は12月18日、「セレナ」をマイナーチェンジして2026年2月中旬より発売すると発表した。今回の改良では、「LUXION(ルキシオン)」と「ハイウェイスターV」のエクステリアデザインを刷新すると同時に、「LUXION(ルキシオン)」においては新たな専用インテリアを採用。機能面ではGoogle搭載の最新NissanConnectインフォテインメントシステムや、より安心で安全な運転を支援する最新のカメラ技術を用いた「インテリジェントアラウンドビューモニター」を搭載している。価格は278万5200円~499万8400円

▲日産セレナe-4ORCEハイウェイスターV 価格:414万1500円 全長4765×全幅1715×全高1885mm ホイールベース2870mm 車重1930kg 乗車定員7名 WLTCモード燃費16.0km/リットル 写真のボディカラーはムーンボウブルー×ダイヤモンドブラック

日産セレナe-4ORCEハイウェイスターV 価格:414万1500円 全長4765×全幅1715×全高1885mm ホイールベース2870mm 車重1930kg 乗車定員7名 WLTCモード燃費16.0km/L

 

[マツダ]

 マツダは11月20日、 一部改良を実施したコンパクトハッチのマツダ2を発表した。今回の変更で、人気装備の標準化をメインに据えて車種展開を刷新。「15C Ⅱ」「15 BD i Selection Ⅱ」「15 SPORT Ⅱ」を新規に設定している。価格は172万400円~250万1400円。

▲マツダ2・15 BD i Selection Ⅱ インパネ・グロスライトブルー(2WD) 価格:6EC-AT 199万5400円 全長4080×全幅1695×全高1525mm ホイールベース2570mm 車重1090kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費20.3km/リットル 写真のボディカラーはエアストリームブルーメタリック

マツダ2・15 BD i Selection Ⅱ インパネ・グロスライトブルー(2WD) 価格:6EC-AT 199万5400円 全長4080×全幅1695×全高1525mm WLTCモード燃費20.3km/L

 

 マツダは12月11日、コンパクトSUVのCX-3を仕様変更し、同日より予約受注を開始した。発売は本年12月下旬を予定。一部機能装備のバージョンアップを実施するとともに、ガソリンモデルを「15S Urban Dresser Ⅱ」、ディーゼルモデルを「XD Vivid Monotone Ⅱ」の2種類に集約。AWDモデルは両モデルに用意されている。価格は270万4900円~355万7400円。

▲マツダCX-3 15S Urban Dresser Ⅱ(2WD) 価格:270万4900円 全長4275×全幅1780×全高1550mm ホイールベース2570mm 車重1210kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費17.0km/リットル 写真のボディカラーはスノーフレイクホワイトパールマイカ

マツダCX-3 15S Urban Dresser Ⅱ(2WD) 価格:270万4900円 全長4275×全幅1780×全高1550mm WLTCモード燃費17.0km/L

 

[ミツオカ]

 光岡自動車は11月28日、「M55(エムダブルファイブ)」シリーズの量産モデル第2弾となる「M55 1st Edition(エムダブルファイブ ファーストエディション)」を発売した。 2026年投入モデルとなるM55 1st Editionは、生産販売台数上限250台のイヤーモデルとして設定。顧客への納期の長期化を避けるため、申込台数がこの台数に達した時点で、一旦受付を終了する。車両価格はe:HEV EX が842万7100円、e:HEV LXが811万8000円、LXが756万8000円に設定

▲光岡自動車が自社の創業55周年を記念する「M55」シリーズの量産モデル第2弾「M55 1st Edition」を発売。生産販売台数は上限250台に設定

光岡自動車が自社の創業55周年を記念する「M55」シリーズの量産モデル第2弾「M55 1st Edition」を発売。生産販売台数は上限250台に設定

 

■特別仕様車/限定車の詳細については本誌ワールドオートモーティブニュースをご確認ください。
※最新の新車価格表の全データは本誌『CAR and DRIVER』に掲載されています

 

 

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