
三菱デリカD:5 P/価格:8SAT 494万4500円。最新モデルはFマスク/前後バンパー/18inアルミを一新。さらにフェンダーアーチモールでタフな印象を高めた。機能面は三菱独自の4輪制御技術“S-AWC“の採用で走破性をアップ。走行モードはダイヤル切り替え式。2列目シートは写真のベンチとキャプテン形状が選べる
三菱自動車は2025年12月18日、JMS2025で先行公開した改良版デリカD:5(451万〜494万4500円)を発表。2026年1月9日より発売すると公表した。デリカD:5はミニバンながら、本格SUVに匹敵するタフさを持った唯一無二のクロスオーバー。2007年のデビュー以来、積極的なアップデートで魅力を高めてきた。最新モデルは、その集大成的なキャラクターの持ち主である。
ラインアップはG(451万円)、Gパワーパッケージ(474万6500円)、P(494万4500円)の3グレード構成。ちなみにデリカD:5は、最上級のPグレードが販売の大半を占める。ユーザーは指名買いがほとんど。モデルライフの長いクルマだけにD:5からD:5への乗り換えも珍しくないという。
新型の注目ポイントは、走破性のさらなる向上。三菱独自の4輪制御技術“S-AWC“を新採用し、悪路を含め、優れた直進性と意のままの操縦性を実現した。さらにノーマル/ECO/グラベル/スノーの4つのドライブモードとヒルディセントコントロールを設定。トータルなパフォーマンスを高めている。パワートレーンは従来と共通の2.3ℓディーゼルターボ(145ps/380Nm)と8速ATの組み合わせ。ボディは頑丈な環状骨格構造。駆動方式は、もちろん4WDである。
内外装も一段と精悍に一新。エクステリアはフロントグリルと前後バンパー、18inアルミを一新。さらにホイールアーチモールを追加することで存在感を高めた。室内では8inカラー液晶メーターを採用。さらに撥水機能付きシートを装備することでアウトドアユースでの利便性を計算。なお2列目はキャプテン形状のセパレート式(定員7名)とベンチ形状(同8名)から選べる。安全・運転支援機能はパーキングセンサーを新設定。さらにマルチアラウンドモニターの機能充実で安心感が増している。
ボディカラーは2トーンカラー5種とモノトーン4種の全9タイプを用意。クールな印象の新色「ムーンストーングレー×ブラック(2トーン)」が話題だ。デリカD:5は、コンセプトが明確で基本設計に優れたクルマは、ユーザーの信頼を集め、ロングライフモデルになることの好例。各部が一段とリファインされた新型は、開発陣の愛情と独自の歴史を感じるレジェンドモデルになっている。
