アウディがA3スポーツバック/セダンの4輪駆動モデル「40TFSIクワトロ」をマイナーチェンジ。既存の30TFSIと同様、より進歩的なデザインへの刷新や標準装備の拡充を図るとともに、パワートレインには最新の“2.0TFSI”エンジンとクワトロ(4輪駆動システム)を採用。グレードはスポーツバックとセダンともにアドバンストとSラインをラインアップ
アウディ ジャパンは2025年10月21日、プレミアムコンパクトカーのA3スポーツバック/セダンに4輪駆動モデルの40TFSIクワトロ(quattro)を追加設定し、同日より発売した。

▲アウディA3スポーツバック40TFSIクワトロ Sライン 価格:580万円 全長4355×全幅1815×全高1435mm ホイールベース2635mm 車重1470kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費13.7km/リットル 写真のボディカラーはナバーラブルーメタリック
車種展開は以下の通り。
■スポーツバック
A3スポーツバック40TFSIクワトロ アドバンスト:541万円
A3スポーツバック40TFSIクワトロ Sライン:580万円
■セダン
A3セダン40TFSIクワトロ アドバンスト:560万円
A3セダン40TFSIクワトロ Sライン:599万円

▲アウディA3セダン40TFSIクワトロ アドバンスト 価格:560万円 全長4505×全幅1815×全高1425mm ホイールベース2635mm 車重1480kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費13.9km/リットル 写真のボディカラーはグレイシアホワイトメタリック
アウディA3シリーズは、“1.5TFSI”エンジンを搭載するFFモデルの30TFSIが2024年12月に大幅なアップデートを図り、新しいデザインのフレームレス六角形シングルフレームやデジタルデイタイムランニングライトシグネチャーなどの採用による進歩的なデザインへの刷新、バーチャルコックピットや最新のアウディプレセンスフロントなどの標準装備化などを実施して、プレミアムコンパクトカーとしての訴求力をいっそう高めていた。その際、従来設定していた4輪駆動モデルの40TFSIクワトロはカタログから外れたが、今回改めてアップデートした40TFSIクワトロがラインアップに加わることとなった。

▲パワートレインには最新の“2.0TFSI”1984cc直列4気筒DOHC直噴インタークーラー付ターボエンジン(204ps/320Nm)を搭載。駆動システムには電子制御式油圧多板クラッチを組み込んで前後のトルク配分を最適化するクワトロ(4輪駆動システム)を採用する
パワートレインには最新の“2.0TFSI”1984cc直列4気筒DOHC直噴インタークーラー付ターボエンジンを搭載。最高出力は204ps/4500~6000rpm、最大トルクは320Nm/1500~4400rpmを発生する。トランスミッションには7速Sトロニックを組み合わせ、駆動システムには電子制御式油圧多板クラッチを配して前後のトルク配分を最適化するクワトロ(4輪駆動システム)を採用。懸架機構は前マクファーソンストラット式/後ウィッシュボーン式で構成し、アドバンストにはスタンダードサスペンションを、Sラインにはスポーツサスペンションを配備した。

▲LEDリアコンビネーションライト/ダイナミックターンインディケーターを標準装備。Sラインは足もとに8J×18アルミホイール 5ツインスポーク グラファイトグレーポリッシュト+225/40R18タイヤを組み込む
内外装のデザインや装備面に関しては、基本的に既存の30TFSIと同様の改良を実施する。最新の安全技術を採用したドライバーアシスタンスシステムに含まれる、オプションのパークアシストのアップデートも図り、ステアリング操作の支援をするだけでなく、加速やブレーキ、ギアの操作まで支援を拡張。また、障害物を検知すると必要に応じて自動でブレーキが作動し、危険回避を支援する。30TFSIで新たに標準装備化された車両前方を横切る車両を検知するフロントクロストラフィックアシストや、障害物を回避するスワーブアシスト、交差点での右折の際に対向車を検知するターンアシストなどは、40TFSIクワトロにも標準で組み込んでいる。

▲標準装備化したバーチャルコックピットはメーターパネルに加えて10.25インチの高解像度液晶ディスプレイを設置し、必要な情報をより見やすく表示。写真はスポーツバック40TFSIクワトロ Sラインのインテリアで、ダークアルミニウムスペクトラムのデコラクティブパネルやパドルシフト付き3スポークレザーマルチファンクションフラットボトムステアリングホイールなどを採用。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲写真はセダン40TFSIクワトロ アドバンストのインテリア。ボルケーノグレーのデコラクティブパネルやパドルシフト付き3スポークレザーマルチファンクションステアリングホイールなどを標準装備。日本導入モデルのハンドル位置は右
