レクサスが米国で開催されたモントレー・カー・ウィーク2025において次世代ハイパフォーマンススポーツのコンセプトモデル「レクサス・スポーツ コンセプト」を発表。先進的かつ革新的なスタイルと、伝統的なスポーツカーらしさを併せ持った、レクサスが描く次世代のデザインを体現
レクサスは米国カリフォルニア州ぺブルビーチで8月15日(現地時間)に開催されたモントレー・カー・ウィーク2025において、次世代スポーツモデルのコンセプトカー「レクサス・スポーツ コンセプト(LEXUS Sport Concept)」を披露した。
“次世代スポーツカーのビジョン”を謳うレクサス・スポーツ コンセプトは、先進的かつ革新的なスタイルと、伝統的なスポーツカーらしさを併せ持った、レクサスが描く次世代のデザインを体現したことが特徴。ボディ自体はワイド&ローなスタンスをもつ2ドアクーペのプロポーションで仕立て、エモーショナルさと高い動的性能と全身で感じさせるエクステリアに仕立てている。
全体的なスタイリングを見ていくと、2022年開催のモントレー・カー・ウィーク2022で公開された「レクサス・エレクトリファイド・スポーツ(Electrified Sport)」の発展型と推察できる。リアセクションにエグゾーストエンドがなく、ディフュザーで覆われていることから、パワートレインは高出力モーター+駆動用バッテリーの搭載を想定しているのだろう。ただし、本年7月に英国ウエスト・サセックス州グッドウッドで催されたグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2025に登場した「トヨタGTコンセプト(GT Concept)」との関連性も想起されることから、V8エンジンおよびハイブリッドシステムの搭載も期待できる。
各部のアレンジに新しい試みを施している点も見逃せない。フロントバンパーからフェンダーにかけて伸びるラインに組み込んだ新造形のヘッドライトシグネチャーや、後部にテールフィンを配したルーフ、カメラを備えたエアロタイプのサイドミラー、リアのエアアアウトレットの造形と巧みに融合させたリアコンビネーションランプ、格納式のアクティブリアスポイラーなどを採用して、進歩的で個性あふれるルックスを創出している。
レクサス・スポーツ コンセプトは今後、量産化に向けて鋭意開発を進めていく予定。市販時には、「LFA」またはかねてから噂されている「LFR」のネーミングを冠することが予想される。