トヨタの最小ミニバンのシエンタが一部改良を敢行。新しい装備アイテムの追加や安全装備の拡充、人気のメーカーオプションの標準装備化などを実施して、商品力をいっそうアップ
トヨタ自動車は2025年8月5日、人気コンパクトミニバンのシエンタの一部改良を実施し、同日より発売した。
▲トヨタ・シエンタZ・ハイブリッド・2WD・7名乗り 価格:312万4000円 全長4260×全幅1695×全高1695mm ホイールベース2750mm 車重1370kg 乗車定員7名 WLTCモード燃費27.6km/リットル 写真のボディカラーはアーバンカーキ
車種展開は以下の通り。
■ガソリンエンジン車・2WD(FF)
X・5名乗り:207万7900円
X・7名乗り:211万7500円
G・5名乗り:242万4400円
G・7名乗り:246万4000円
Z・5名乗り:273万3500円
Z・7名乗り:277万3100円
■ハイブリッド車・2WD(FF)
X・5名乗り:243万9800円
X・7名乗り:247万9400円
G・5名乗り:277万4200円
G・7名乗り:281万4900円
Z・5名乗り:308万3300円
Z・7名乗り:312万4000円
■ハイブリッド車・E-Four
X・5名乗り:263万7800円
X・7名乗り:267万7400円
G・5名乗り:297万2200円
G・7名乗り:301万2900円
Z・5名乗り:328万1300円
Z・7名乗り:332万2000円
▲トヨタ・シエンタG・ハイブリッド・E-Four・7名乗り 価格:301万2900円 全長4260×全幅1695×全高1715mm ホイールベース2750mm 車重1410kg 乗車定員7名 WLTCモード燃費24.8km/リットル 写真のボディカラーはベージュ
今回の改良は、扱いやすい5ナンバーサイズ、最新の安全・安心装備、低燃費、そしてリーズナブルな車両価格という魅力はそのままに、新しい装備の追加や安全装備の拡充、人気のメーカーオプションの標準装備化などを行って、コンパクトミニバンとしての訴求力をいっそう引き上げたことが特徴である。
▲トヨタ・シエンタZ・ガソリン・2WD・5名乗り 価格:273万3500円 全長4260×全幅1695×全高1695mm ホイールベース2750mm 車重1280kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費18.4km/リットル 写真のボディカラーはグレイッシュブルー
まず装備面では、電動パーキングブレーキ・ブレーキホールド機能を全グレードに標準化。ブレーキホールド機能をオンのままPowerを切った場合、次回運転開始時にオンの設定が維持される機能を追加し、運転する度にブレーキホールドを設定する必要がなくなり、利便性が向上した。
次に先進安全運転支援システムについては、先行車が停止した場合に自車も停止する停止保持機能を追加したレーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)を全グレードに標準装備。また、ドライバーの運転継続の困難を検知した際の警告機能および車両操作機能であるドライバー異常時対応システムを全グレードに標準で採用する。さらに、全グレードに標準装備のプロアクティブドライビングアシスト機能(PDA)に車線内走行時の常時操舵支援機能を追加して、安全性をより高めた。
人気のメーカーオプションの標準装備化については、ETC2.0+ドライブレコーダー(前後方)をXを除く全グレードに、オートエアコンを全グレードに標準で組み込んでいる。
パワートレインは基本的に従来を踏襲し、最新のシリーズパラレルハイブリッドと、1.5Lダイナミックフォースエンジン(M15A-FKS)のガソリン仕様を設定する。ハイブリッドは2WD(FF)モデルがM15A-FXE型1490cc直列3気筒DOHCエンジン(最高出力91ps/5500rpm、最大トルク12.2kg・m/3800~4800rpm)+1NM型フロントモーター(最高出力59kW、最大トルク141Nm)+電気式無段変速機+ニッケル水素電池(容量6.5Ah)、4WDのE-Fourが同ユニット+1MM型リアモーター(最高出力2.2kW、最大トルク44Nm)でシステムを構成。一方、ガソリン仕様はM15A-FKS型1490cc直列3気筒DOHCエンジン(最高出力120ps/6600rpm、最大トルク14.8kg・m/4800~5200rpm)+Direct Shift-CVTを搭載している。