トムスが東京オートサロン2026において、カスタムコンプリートカーの名称を従来の「TOM'S COMPLETE CAR」から「TOM'S EDITION」に刷新して、レクサスLX、LM、LC、GXのTOM'S EDITIONを披露。トムスが長年培ってきた技術を未来へ受け継ぎたいという思いから立ち上がったプロジェクト「トムス ヘリテージ」では「当時の姿のまま、走りだけ現代」で仕上げたレストア+アップデートモデルのAE86型トヨタ カローラ・レビンを出展
トヨタのオフィシャルチューナーとして、モータースポーツ事業/自動車用品事業/デザイン事業を手がけるトムス(TOM'S)は、2026年1月9日から11日にかけて幕張メッセで開催された東京オートサロン2026において、カスタムコンプリートカーの名称を従来の「TOM'S COMPLETE CAR」から「TOM'S EDITION」に刷新して、レクサスLX、LM、LC、GXのTOM'S EDITIONを出展。また、「トムス ヘリテージ(TOM'S HERITAGE)」ではレストア+アップデートモデルのAE86型トヨタ カローラ・レビンを披露した。

▲トムス(TOM'S)は同社のビジョンである「クルマに乗る喜びと人生を楽しむキッカケづくりを提供する」を指針に、レクサス ブランド4車種のカスタムコンプリートカー「TOM'S EDITION」とレストア+アップデートモデルのAE86トヨタ カローラ・レビンを東京オートサロン2026に出展
まず、レクサスLXが本来備える圧倒的な存在感にトムスの美学を重ね合わせた「レクサスLX TOM'S EDITION」は、欧州のカスタムメーカーの生み出す重厚かつ迫力のエッセンスを付加したことが特徴。研ぎ澄まされた造形が放つ“静かなオーラ”を纏うことによって、他にはない独自のプレミアムSUVに仕立てる。一方でインテリアについては、ホワイトの内装色を配してインパクトの強いキャビン空間を創出したうえで、アンビエントライトの光で完成するもうひとつの表情を形成して、“記憶に残る空間”をデザインした。パワートレインに関しては、3444cc・V型6気筒DOHCマルチホール直噴インジェクタ付D-4STガソリンツインターボエンジンのチューンアップを目指して現在開発を進めているという。


次に、LMのメインユーザーであるVIP層が移動のためだけの道具ではなく、次の一手を考える時間、静かに思考を巡らせる時間、そして家族と心を通わせる大切な時間という、移動の“時間の質”そのものを高めることを狙って開発した「レクサスLM TOM'S EDITION-GOLD LIMITED-」。成功を収める人のそばには必ず“運気を整える存在”があり、その発想からトムスが半世紀貫いてきた“妥協なき思想”と、古来より成功者に愛されてきた“黄金(ゴールド)”の精神性を巧みに融合してLMに導入する。エクステリアは専用デザインのエアロパーツを装着するとともに、過度な主張を排した上質なシャンパンゴールドのアクセントを随所に配し、光の当たり方、素材との調和、佇まいの品格のすべてによって、静かに“運気”を引き寄せる瀟洒なスタリングを創出。内包するインテリアにもゴールドのアクセントを入れ、より上質で“記憶に残る空間”を演出した。パワートレインに関しては、2393cc直列4気筒DOHC・D-4STガソリンターボエンジン+前後モーター+ニッケル水素電池で構成する「eAxle」パラレルハイブリッドシステムのチューンアップを予定している。

3台目は“Dynamic Elegance”をキーワードに、LCが本来持つエレガンスを起点として、トムスならではの造形美と高性能の両立を果たした「レクサスLC TOM'S EDITION」。目指したのはただ速いだけでも、ただ美しいだけでもないラグジュアリーオプンスポーツの具現化で、高級感と上質さのバランスを追求し、視覚・触感・走りのすべてにおいて成熟した大人のためのスポーツカー像を描き出す。エクステリアはスピンドルグリルの面影を残しながら、近年のレクサスが掲げる思想である“スピンドルボディ”の考え方をトムス流に融合。インテリアは純正のオーカーを基調としながら、ステアリングホイールやインパネまわり、シートなど随所にブラックを主体としたアクセントを配して、スポーティかつ上質なキャビン空間に仕立てた。4968cc・V型8気筒DOHC・D-4Sガソリンエンジンやシャシーをスポーツ方向にリセッティングしたことも訴求点。スペックの詳細については、今後アナウンスするという。

4台目は、自然と調和するラグジュアリーSUVを目指してカスタマイズした「レクサスGX TOM'S EDITION」。「自然と未来をつなぐ新たな一歩を、共に」を開発思想の中核に据え、GX本来の力強さと品格はそのままに、自然と共生する未来志向の価値観を重ね合わせた内外装を採用する。エクステリアは、悪路を駆け抜けるトレイルランニングシューズをモチーフにデザイン。空力特性を高める専用デザインのエアロパーツ類には、視界が制限される森林などでも車両の存在を明確にする目的で、シューズのソールやアクセントカラーに使われる“蛍光オレンジ”を配した。インテリアについても同系色のオレンジを採用して、外観とのトータルコーディネートを図っている。パワートレインの3444cc・V型6気筒DOHCガソリンツインターボエンジンに関しては、現在チューンアップを目指して開発を進めているそうだ。

トムスが長年培ってきた技術を未来へ受け継ぎたいという思いから立ち上がったプロジェクト「トムス ヘリテージ」のコーナーでは、「当時の姿のまま、走りだけ現代」で仕上げたレストア+アップデートモデルのAE86型トヨタ カローラ・レビンを披露する。外観はオリジナルの造形を忠実に再現しつつ、トムスが培ってきた空力設計思想をアンダーパネルに投入し、車体全体のエアロバランスを最適化。足もとには、トムスの象徴である井桁ホイールを2ピース構造、7.5JJ×15サイズで復刻して採用する。タイヤには195/50R15 82VサイズのブリヂストンPOTENZA RE-11RSを組み合わせた。一方でインテリアについては、純正シートをベースにウレタンをレストアし、合わせてシート表皮は当時の風合いに合わせた織物素材で新調。シート生地に合わせてドア内張りの一部も張り替えることで、ノーマルらしさを保ちながらも古びた印象を払拭する。さらに、往年のTOM'Sステアリングを装着して時代性とスポーティさを両立させた。
ボディに関しては、レストア過程で腐食箇所を徹底的に修復し、同時にスポット増しやMIG溶接による補強を実施して、現代のクルマに迫るボディ剛性を確保。シャシー面の強化およびセッティング変更も敢行する。注目のエンジンは、NA1600レース用エンジンをベースにストリートでも扱いやすい特性へと再チューニング。ボアはノーマルの81.0mmから82.0mmに広げて排気量を1587ccから1626ccに拡大し、合わせて最新技術による新規パーツを適所に採用して、耐久性と信頼性を両立させた特別仕様の4A-Gエンジンに仕立てた。使用燃料はノーマルのレギュラーガソリンからプレミアムガソリンに変更。最高出力はノーマルの160ps/7400rpmから195ps/7980rpmに、最大トルクは同16.5kg・m/5200rpmから19.5kg・m/6490rpmに向上する。なお、価格は車両込で1650万円~、車両持込(エクステリア+インテリア)で1320万円~に設定している。



