ケータハムが東京オートサロン2026において量産化に向けて開発が進むEVスポーツカー「プロジェクトV」の最新プロトタイプを世界初公開するとともに、2026年より開催されるワンメイクレースシリーズ「CATERHAM CUP JAPAN」に参戦可能な車両「セブン170 CUP」を出展。モーガンのブースでは新世代の旗艦モデルとなる「スーパースポーツ」を披露
エスシーアイ株式会社が展開するケータハムカーズ・ジャパンおよびモーガンカーズ・ジャパンは、2026年1月9日~11日に幕張メッセで開催された東京オートサロン2026にブースを構え、ケータハムではEVスポーツカー「プロジェクトV」の最新プロトタイプと、2026年より開催されるワンメイクレースシリーズ「CATERHAM CUP JAPAN」に参戦可能な車両「セブン170 CUP」を、モーガンでは新型フラッグシップモデルの「スーパースポーツ」を披露した。

▲ケータハムカーズ・ジャパンおよびモーガンカーズ・ジャパンが東京オートサロン2026にブースを構え、ケータハムではEVスポーツカー「プロジェクトV」の最新プロトタイプと、ワンメイクレースシリーズ「CATERHAM CUP JAPAN」に参戦可能な車両「セブン170 CUP」を、モーガンでは新型フラッグシップモデルの「スーパースポーツ」を出展する
まずプロジェクトVは、ケータハムが英国のスポーツカーブランドとしての近未来を見据えた、全く新しいデザインランゲージを提示するコンセプトカーで、Light-weight、Simple、Fun-to-Driveというケータハムのドライビングプレジャーを最重視するDNAを受け継ぐEVスポーツクーペに位置する。同車は2023年7月開催の英国グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで世界初公開され、2024年1月開催の東京オートサロン2024にも出展。2025年1月開催の東京オートサロン2025では、ホワイトのボディカラーを採用して装いも新たにした進化版のプロジェクトVをひな壇に上げた。そして今回、量産化に向けて開発・製作したプロジェクトVの最新プロトタイプを世界初公開する。
最新プロトタイプは、前回の東京オートサロン2025で披露したホワイトのボディカラーから、英国製スポーツカーらしい深いグリーンに刷新。基本フォルムは従来を踏襲するが、グリルやランプ類、各エアロパーツなどのデザインおよび組み付けは、より完成度を高めている。また、内装は従来の2+1シート構成から2+2シート構成に変更するとともに、瀟洒なタンのインテリアカラーでアレンジ。センター部にはギアレバーを新設(従来はインパネ右に配したスイッチ式)し、ステアリングには新形状の3本スポークタイプを装着した。さらに、今回のショーでは基本骨格に鋼管スペースフレームを採用することを公表。セブンで培った技術が、EVスポーツカーにも踏襲、そして応用される運びとなった。
最新プロトタイプの横には、開発パートナーであるヤマハ発動機のシングルモーターe-Axle、台湾Xing Mobility(シン・モビリティー)の液浸冷却バッテリーパック技術についてもパネル展示および実物紹介を実施。昨年12月には日本のHKSがプロジェクトに参画し、EVスポーツクーペに最適化した高性能サスペンションシステムの試作品を提供するとともに、車両の開発・製作を支援すると明言しており、市販車に求められる基本的な走行性能や安全性能の実現に向けた仕上げがまずます加速していくことが見込まれる。

▲プロジェクトVの最新プロトタイプは前回の東京オートサロン2025で披露したホワイトのボディカラーから英国製スポーツカーらしい深いグリーンに刷新。ボディサイズは全長4350×全幅1850×全高1230mm/ホイールベース2630mm、車重は1430kgに設定
一方で「CATERHAM CUP JAPAN」に参戦可能な車両「セブン170 CUP」は、通常モデルのセブン170をベースにレース参戦に必要なスポーツロールケージやロールケージパッド、バッテリーマスターカットオフスイッチ、6点式レースハーネス、サイドインパクトバー、頭部保護具、フューエルタンクプロテクション、そしてフルウィンドウスクリーン・ソフトトップ&ドアなどの装備を組み込んだ1台。パワートレインには専用チューニングを施したスズキ製の658cc直3ターボエンジン(最高出力85ps/最大トルク116Nm)に、5速MTを組み合わせる。車両価格は898万7000円に設定した。同レースシリーズは、誰もが参加できる、楽しいモータースポーツ体験を目指して、2026年よりケータハムの公式シリーズとして開催。エントリー代(3戦分)は55万円に据えている。
そしてモーガンの新しい旗艦モデルとなる「スーパースポーツ」は、従来のプラットフォームの進化版となるアルミニウム製プラットフォーム「CXV」に、モーガンの造形哲学と先進性を高度に融合させた内外装デザインを採用。トップにはモヘア製ソフトトップとカーボンコンポジット製ハードトップを設定する。パワートレインは最高出力335bhp/最大トルク500Nmを発生する専用チューニングのBMW製3リットル6気筒ターボエンジンに、ZF製8速オートマチックギアボックスを組み合わせて搭載した。今回のショーでは、スペシャルペイントカラーのライラック(LILAC)のボディカラーに、ダークブラウン・ペブルグレインの内装カラーを配して、洒脱かつシックな1台に仕立てていた。

▲モーガンの新型フラッグシップモデル「スーパースポーツ」を展示。従来のプラットフォームの進化版となるアルミニウム製プラットフォーム「CXV」に、専用チューニングのBMW製3リットル6気筒ターボエンジンにZF製8速ATを組み合わせて搭載する
