日産がジャパンモビリティショー2025において「今こそ、ワクワク、ぞくぞく。」をテーマに、経営計画「Re:Nissan」に基づいた最新モデルなどの出展を予告

日産がジャパンモビリティショー2025における出展概要を発表。「今こそ、ワクワク、ぞくぞく。」をテーマに掲げて、経営計画「Re:Nissan」に基づいた日本向けの最新モデルや、戦略的パートナーとともに開発した各地域のニーズに応えるモデルを展示。ブースは日本のマンガ文化からインスピレーションを得た、アートと革新性が融合したデザインで構成

 日産自動車は本年10月29日から11月9日にかけて開催されるジャパンモビリティショー2025の出展概要を発表。合わせて、日産のジャパンモビリティショー2025に関する様々な情報を発信していくスペシャルサイトを開設した。

▲日産はジャパンモビリティショー2025において「今こそ、ワクワク、ぞくぞく。」をテーマに掲げて、経営計画「Re:Nissan」に基づいた日本向けの最新モデルや、戦略的パートナーとともに開発した各地域のニーズに応えるモデルなどを展示する

▲日産はジャパンモビリティショー2025において「今こそ、ワクワク、ぞくぞく。」をテーマに掲げて、経営計画「Re:Nissan」に基づいた日本向けの最新モデルや、戦略的パートナーとともに開発した各地域のニーズに応えるモデルなどを展示する

 今回のショーでは、「今こそ、ワクワク、ぞくぞく。」をテーマに据えて、経営計画「Re:Nissan」に基づいた日本向けの最新モデルや、戦略的パートナーとともに開発した各地域のニーズに応えるモデルなどを展示。また、ブースは日本のマンガ文化からインスピレーションを得た、アートと革新性が融合したデザインで構成し、遊び心あふれるレイアウトで最新のモビリティソリューションが体験できる空間を具現化する。

▲ブースは日本のマンガ文化からインスピレーションを得た、アートと革新性が融合したデザインで構成し、遊び心あふれるレイアウトで最新のモビリティソリューションが体験できる空間に仕立てる

▲ブースは日本のマンガ文化からインスピレーションを得た、アートと革新性が融合したデザインで構成し、遊び心あふれるレイアウトで最新のモビリティソリューションが体験できる空間に仕立てる

 注目の展示車を紹介していこう。

 まず、2026年度の発売を予定している新型エルグランドを世界初公開する。パワートレインには新開発の発電専用1.5リットルエンジンと、モーター/インバーター/発電機/減速機/増速機という5つの部品をモジュール化することにより軽量化した「5-in-1」システムを採用する第3世代のe-POWERをはじめとした先進技術を搭載し、エルグランドのDNAである“運転の愉しさ”を電動化によってさらにレベルアップ。また、“威風堂々”とした存在感を感じさせるエクステリアデザインに、長距離でも快適で上質な移動空間をもたらすキャビン空間を内包し、日産ならではの新世代プレミアムツーリングモビリティに仕立てている。

▲2026年度の発売を予定している旗艦ミニバンの新型エルグランドを世界初公開

▲2026年度の発売を予定している旗艦ミニバンの新型エルグランドを世界初公開

 次に、2024年に中東市場で販売を開始した7代目パトロールが日本上陸を果たす。圧倒的な存在感を誇るエクステリアとプレミアム感溢れるインテリアを特徴とする日産のフラッグシップSUVで、信頼性と耐久性に優れたシャシーに、新開発の3.5リットルV6ツインターボエンジンを搭載。市街地はもとより、砂漠や荒野などの過酷な環境下においても卓越した性能を発揮する。

▲2024年に中東市場で販売を開始したフラッグシップSUVの7代目パトロールを出展

▲2024年に中東市場で販売を開始したフラッグシップSUVの7代目パトロールを出展

 3台目は、本年10月17日より日本での受注を開始し、2026年1月からユーザーへの納車を開始する第3世代の新型リーフ。エクステリアは力強く圧倒的な存在感を放つ新進のクロスオーバーとして再構築し、内包するインテリアはCMF-EVプラットフォームの採用によりフラットなフロアと開放感のある足元空間、そして使い勝手のよいラゲッジルームを実現する。日本仕様の「B7」グレードはパワートレインに新開発のYM52モーター、インバーター、減速機といった主要な3つのコンポーネントを一体化した3-in-1構造に、バッテリーセル内の単位面積あたりのリチウムイオン高密度化とバッテリーモジュールおよびパックの内部構造の最適化を図った総電力量78kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、一充電走行距離は最大で702kmを成し遂げている。

▲2026年1月からユーザーへの納車を開始する第3世代の新型リーフを展示

▲2026年1月からユーザーへの納車を開始する第3世代の新型リーフを展示

 4台目は、年度内のマイナーチェンジを予定している日産のフラッグシップEVのアリア。より先進性と上質感を感じるフロントデザインに刷新するとともに、Googleを搭載したインフォテインメントシステムの採用や、EVのバッテリー電力を取り出すことができるV2L(Vehicle to Load)機能の追加、また日本の道路環境においてより快適な乗り心地を提供するサスペンションの変更などを実施して、いっそう訴求力を増した100%電気自動車に昇華している。

▲年度内のマイナーチェンジを予定している日産のフラッグシップEVのアリアを公開

▲年度内のマイナーチェンジを予定している日産のフラッグシップEVのアリアを公開

 5台目は、本年9月にフルモデルチェンジした新型ルークス。“かどまる四角”をモチーフとしたエクステリアデザインや、日本の伝統的な建築様式である“唐破風(からはふ)”にインスピレーションを受けた新たな2トーンカラー、リビングルームのような心地よい空間を実現したインテリア、インテリジェント アラウンドビューモニターをはじめとする多くの先進運転支援技術などを採用し、新たな価値の軽スーパーハイトワゴンを提供している。

▲本年9月にフルモデルチェンジした軽スーパーハイトワゴンの新型ルークスを出展

▲本年9月にフルモデルチェンジした軽スーパーハイトワゴンの新型ルークスを出展

 6台目は、東風日産乗用車公司から本年4月27日に中国市場で発売、5月15日にユーザーへの納車を開始した新型EVセダンのN7。エレガントなプロポーションと広々とした室内空間を兼ね備えたファストバックスタイルを採用し、インテリアでは先進技術を活用してファミリー層向けに心地良い環境を提供する。パワートレインに関しては、フロントに最高出力160kW/最大トルク305Nmを発生するモーターと総電力量58kWhのリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載した仕様と、最高出力200kW/最大トルク305Nmを発生するモーターと総電力量73kWhのリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載した仕様を設定。一充電航続距離は中国CLTCモードで58kWh仕様が510km以上、73kWh仕様が最大635kmを実現する。また、N7の横のひな壇には、ABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン11(2024/25)において、参戦以来初めてオリバー・ローランド選手によってドライバーズチャンピオンを獲得した日産のフォーミュラE GEN3 23号車を展示する

▲東風日産乗用車公司が本年4月27日に中国市場で発売した新型EVセダンのN7が登場

▲東風日産乗用車公司が本年4月27日に中国市場で発売した新型EVセダンのN7が登場

▲ABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン11(2024/25)においてオリバー・ローランド選手によってドライバーズチャンピオンを獲得した日産のフォーミュラE GEN3 23号車を披露

▲ABB FIAフォーミュラE世界選手権シーズン11(2024/25)においてオリバー・ローランド選手によってドライバーズチャンピオンを獲得した日産のフォーミュラE GEN3 23号車を披露

 ほかにも、本年8月のマイナーチェンジで追加設定されたエクストレイルのアウトドア志向モデルのROCK CREEK、伝統と現代のテクノロジーが融合したデザインを特徴とするフェアレディZの2025年モデル、日産デザインヨーロッパ(NDE)で設計した第6世代の新型マイクラを出展。また、既存のスカイライン400Rをベースとする400台限定販売の特別仕様車「400R Limited」も展示予定で、詳細に関してはショーの開幕に先駆けて10月27日に発表する予定である。

▲本年8月のマイナーチェンジで追加設定されたエクストレイルのアウトドア志向モデルのROCK CREEKを展示

▲本年8月のマイナーチェンジで追加設定されたエクストレイルのアウトドア志向モデルのROCK CREEKを展示

▲伝統と現代のテクノロジーが融合したデザインを特徴とするフェアレディZの2025年モデルが新色のミッドナイトパープルを纏って登場

▲伝統と現代のテクノロジーが融合したデザインを特徴とするフェアレディZの2025年モデルが新色のミッドナイトパープルを纏って登場

▲日産デザインヨーロッパ(NDE)で設計した第6世代の新型マイクラを出展

▲日産デザインヨーロッパ(NDE)で設計した第6世代の新型マイクラを出展

 ブースでは3つの体験コンテンツも用意する。具体的には、来場者がEVになって電気を蓄えたり、運んだり、誰かと分け合ったりと、クエスト形式で賢く楽しくエネルギーマネジメントを体験できる「NISSAN ENERGY POWER MISSION」、実証実験車両に搭載されたAutoDJなどの体験とエポロ(日産のぶつからないクルマの研究から生まれて、自動運転の技術へつなげた歴史あるロボット)が案内する大型シアターで、日産のモビリティサービスの取り組みを体感できる「Mobility Services」、パトロールやルークスと一緒に来場者のオリジナル漫画調フォトがつくれる「AI photographer」を設置する予定だ。

▲実証実験車両に搭載されたAutoDJなどの体験とエポロが案内する大型シアターで日産のモビリティサービスの取り組みを体感できる「Mobility Services」を設置

▲実証実験車両に搭載されたAutoDJなどの体験とエポロが案内する大型シアターで日産のモビリティサービスの取り組みを体感できる「Mobility Services」を設置

 さらに、主催者プログラム「Tokyo Future Tour 2035」のFUTURE CITY LIFEゾーンにおいて、軽EVの日産サクラに車載用電動スライド式ソーラーシステム「Ao-Solar Extender(あおぞら エクステンダー)」を配備したプロトタイプを出展する。ユーザーのEV充電の手間を減らす目的で日産が開発した、電動スライド式ソーラーシステムのAo-Solar Extenderを採用。走行中は車体の屋根に搭載されたメインパネルが最大約300Wの電力を生成し、停車時には収納していた可動パネルが前方にスライドして展開、ソーラーパネルの表面積が拡張して発電能力は合計約500Wに達する。日産では、年間最大約3000km相当の走行に必要な電力を、太陽光発電でまかなうことを目指している。

▲主催者プログラム「Tokyo Future Tour 2035」のFUTURE CITY LIFEゾーンにおいて、軽EVの日産サクラに車載用電動スライド式ソーラーシステム「Ao-Solar Extender(あおぞら エクステンダー)」を搭載したプロトタイプを披露

▲主催者プログラム「Tokyo Future Tour 2035」のFUTURE CITY LIFEゾーンにおいて、軽EVの日産サクラに車載用電動スライド式ソーラーシステム「Ao-Solar Extender(あおぞら エクステンダー)」を搭載したプロトタイプを披露

 

 

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