CARクラブガイド「Toyota MR2 Mk1 Owners' Association」(TMOA)

MR2、デビュー40周年を記念し、世代を超えてオーナーたちが交流

▲トヨタMR2 Mk.1(AW11型)オーナー以外でも準メンバーとして活動に参加できる。入会方法など詳細はウェブサイト(https://tmoa.jp/index.html)を参照のこと

 国産市販車初のミッドシップレイアウトを採用したトヨタMR2。いわゆるネオクラシックと呼ばれるクルマの中でも高い人気を誇るコンパクトスポーツの名車である。1stモデルのAW11型は1984年発売。2024年はデビュー40周年のメモリアルイヤーとなった。

 今回はAW11系MR2限定のオーナーズクラブ、Toyota MR2 Mk1 Owners’ Associationが主催したイベント、 第9回MR2 Mk1 Communication Eventを取材した。

▲岩本さんの愛車は希少な85年式の北米仕様。鮮やかなターコイズブルーのボディカラーは純正色だ

 同クラブは関東圏のAW11型のオーナー9名が発起人となって2014年にスタートし、以後10年間にわたりコンスタントに活動を続けてきた。ネット上だけで活動するクラブではなく、ミーティングやツーリング、さらにトヨタ車のオーナーズミーティングへの参加など、リアルな交流を中心に楽しんでいる。

  会場の富士すばるランド(山梨県富士河口湖町)には27台のAW11が集まった。 “コミュニケーションイベント”と銘打っているだけあって、このミーティングにはクラブメンバー以外のビジター参加も可能。「この日がミーティング初参加」というオーナーが姿もあった。

「イベントには20〜30代から50代まで、幅広い世代のオーナーが参加しています。同型車ならではの悩みを相談し合える場にしたいですね」と代表の岩本さんは語る。

 AW11のワンメイクミーティングとあって、限定モデルや逆輸入車などの希少な車両も参加し、来場者からの注目を集めていた。

 トヨタの名エンジンとして人気を誇る4A-Gを搭載しているのもAW11系の魅力だが、生産終了から20年以上が経過したこともあり、パーツの取得やメンテナンスなどで悩むケースが増えてきたという。同クラブではこうしたイベントを通じてメンバー外にも広くMR2を長く維持するための整備などのノウハウを共有することを目指している。

 若手オーナーたちからの疑問にベテランたちが回答する質疑応答コーナーがプログラムに盛り込まれているのも、そんな試みのひとつである。

▲北米仕様(画面奥)はマーカーランプの位置などのディテールが国内仕様と異なる。エンジンは自然吸気のみ

 今回のようなコミュニケーションイベントは、今後も開催していくそうなので、AW11オーナーはもちろん、MR2に関心のある方なら一見の価値があるだろう。

■車種:トヨタMR2 Mk.1(AW11型)
■結成時期:2014年
■メンバー数:9名(会長・理事)
■活動地域:全国
■問い合わせ先:ホームページ

 

SNSでフォローする