ランボルギーニ初のMRスーパースポーツ、「ミウラP400」の復刻版カタログ。ミウラは1965年のトリノ・ショーにシャシーのみのプロトタイプ「TP400」を出展。翌年の1966年ジュネーブ・ショーでボディを纏ったプロトタイプを披露し、1967年からミウラP400として市販を開始した。ミウラはキャビン背後に4リッターV12ユニットを横置き搭載。従来FR方式が一般的だったスーパースポーツの世界に、前後重量配分に優れたMRレイアウトを提案した先駆けとなった。流麗なデザインは。当時カロッツェリア・ベルトーネの主任デザイナーだったマルチェロ・ガンディーニが手がけている。パフォーマンスは秀逸。4リッタ―V12は350cv/7000rpmを発揮し、トップスピードは300km/hに達すると公表された。ただし超高速域や、限界時の特性はナーバスな面があったようだ。ボディサイズは4360×1760×1055mm。ミウラは1968年末にP400S、1971年3月にはP400SVに発展しポテンシャルをアップ。1973年までシリーズ合計で約750台が生産された。カタログは1967年版(原寸196×278mm、8㌻編集)。
資料提供/ブックガレージ
