テメラリオは、従来のウラカンの後継となるランボルギーニの新たな主力。V8ツインターボが主軸のパワートレーンを搭載した新型PHEVスーパーカーである。魅力は超刺激的なパフォーマンス。
新開発4リッター・V8ツインターボ(800cv)と3基の電気モーターを組み合わせ、システム出力920cvを達成する。テメラリオのV8は、圧倒的なパワーとともに、量産型スポーツカーとして初めて10000rpmを実現したエンジンである。
最高速は340㎞/hを超え、0→100㎞/h加速はわずか2.7秒で駆け抜ける。
発表の場でアウトモビリ・ランボルギーニのチェアマン&CEOのステファン・ヴィンケルマン氏は「テメラリオは、正真正銘のFuoriclasse(フォーリクラッセ)、つまり超一流で規格外のアスリートです。技術的にもスタイル的にも並外れて革新的なクルマ、電動化戦略における重要な方向性も提示します」と語った。
テメラリオにより、ランボルギーニはエアロダイナミクス面でも新たな世代に移行する。スタイリングはシャープな印象。最先端の高強度超軽合金を採用したアルミシャシーは、ねじり剛性が大幅に向上し、優れたドライビングダイナミクスを実現する。
そして、快適性と広さの面でも最高レベルを追求。サーキットでポテンシャルをフルに発揮するスーパースポーツであると同時に、GTカーとしても高い適性を持つとランボルギーニは主張する。
マルチメディアの面では、最新のランボルギーニ・ビジョン・ユニット・システムを搭載。アプリを介してサーキットや公道でのドライビング体験を再現し、共有することができる。
夢のようなスペックを実現したテメラリオは、11月末に日本にも上陸予定。ランボルギーニの主力モデルとして、順次本格生産がスタートする。