日本のアルピナユーザーやファンがアルピナの世界を末永く楽しめるオフィシャルオンラインショップ「ALPINA JAPAN SHOP」が開設。ローンチ時でのアイテム数は、アルピナ純正モデルカーやグラス、アルピナ独自のラヴァリナレザーを用いたカードケースなどライフスタイルグッズで約100種類、パーツ&アクセサリーに関してはアルピナの象徴ともいえるクラシックホイールセットや各モデルに合わせたボディカバー、フロアマットなど約320種類を登録。今後はヒストリックなモデルの補修部品の拡大展開やアプルーブドカーの購入コーナーの設置なども実施予定
ニコル・レーシング・ジャパンは、日本のアルピナユーザーやファンがアルピナの世界を末永く楽しめるオフィシャルオンラインショップ「ALPINA JAPAN SHOP」を開設した。
アルピナ社(ALPINA Burkard Bovensiepen GmbH&Co.KG)は今から60年前の1965年にブルカルト・ボーフェンジーペン(Burkard Bovensiepen)氏がドイツのバイエルン州カウフボイレン(1978年に社屋をブッフローエに移設)にて創業した、BMW車をベースとした独自開発のモデルを生産し、販売する自動車メーカーで、創業当時はBMW車に組み込む独自開発のダブルチョーク・ウェーバーキャブレター「ALPINAユニット」 を販売して好評を博し、同社の礎を築く。その後、BMW社とのパートナーシップを通じて活動するようになり、1978年に登場したB6 2.8を皮切りにBMW車をベースとする“B+数字”のオリジナルモデルを開発・生産するようになった。1983年にはドイツ政府自動車局によって自動車製造業者として登録される。しかし、2022年3月になるとアルピナ社はブランド商標権をBMW社に譲渡すると発表。ブルカルトの息子であるアンドレアス・ボーフェンジーペン(Andreas Bovensiepen)氏やフロリアン・ボーフェンジーペン(Florian Bovensiepen)氏ら首脳陣が、アルピナの会社の規模では今後進む電動化や自動運転に対応できないと判断したことによる決定だった。結果的にアルピナ社は、2025年一杯で独自モデルの開発・生産を終了する予定。2026年以降はボーフェンジーペン(BOVENSIEPEN)社の社名を冠し、クラシックカー関連事業への投資や、これまでと異なる新しいモビリティの開発に挑戦していくと予告している。
今回オープンしたオフィシャルオンラインショップ「ALPINA JAPAN SHOP」のローンチ時に登録されているアイテム数は、アルピナ純正モデルカーやグラス、アルピナ独自のラヴァリナレザーを用いたカードケースなどライフスタイルグッズで約100種類、またパーツ&アクセサリーに関してはアルピナの象徴ともいえるクラシックホイールセットや各モデルに合わせたボディカバー、フロアマットなど約320種類を取りそろえる。E30型3シリーズやE39型5シリーズのリアスポイラー、E9型3.0CSL/E10型2002/E28型5シリーズ/E24型6シリーズなどに適合する再生産された4スポークタイプレザーステアリングホイール、各モデル向けデコセットなどヒストリックなモデルの補修部品もラインアップした。一部で本国ドイツからの取り寄せ品もあるものの、基本的にすべてのアイテムがオンライン決済で購入可能。ストレスなく買い物ができるように、アカウント登録から決済までUI/UXを吟味した最先端のシステムでサイトを構築している。
なお、「ALPINA JAPAN SHOP」では随時商品を追加していき、今後はさらにライフスタイルグッズ、ヒストリックモデル向け補修部品などのアイテム数を充実させていく予定。また、ニコル認定のアルピナアプルーブドカーを掲載し、オンラインで商談予約までできるように設定していくという。
ちなみに、アルピナ車は現在でもB3 GT、B4 GT、D3 S、D4 S、XB7 MANUFAKTURのオーダーが可能。ALPINAの商標権はBMW社に譲渡されるものの、オーダーを受けた分は最後の1台まできっちりと仕上げて納車していく予定である。