松尾製作所が160kW対応の急速充電器を今春発売。アニメ仕様の筐体が話題

 愛知県大府市の松尾製作所が160kW対応のEV急速充電器を開発した。松尾製作所はインバーターやモーター部品などの開発・製造を得意とする会社で、1月に発表された急速充電器は縦長27インチの大型ディスプレイを搭載している。

 27インチの大型ディスプレイには、動画や音声で充電の手順などを解説。初めての充電でもスムーズに作業ができるようガイドする。たとえば、車両と充電ケーブルを接続した際には「確認中」の文字とアニメ表示でガイド。充電がスタートすると「充電中」の文字とゲーム感覚の表示を行う。

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 ディスプレイには充電関係の表示以外にも、設置場所周辺の観光ガイドや災害時の避難場所などが表示できる。

 それにしても、なぜ急速充電器でアニメの演出なのか? その答えは同社のマスコットキャラクター、「マツオちゃん」にある。マツオちゃんは、「電子の海から生まれた妖精の女の子で、人間界では松尾製作所のマスコットキャラクターとして働いている」のである。

 つまり、会社のカルチャーが急速充電器のディスプレイに反映されていると考えるとわかりやすい。BEVというと、未来感とか先進性といった部分に注目が集まりがちだが、日本が世界に誇るアニメ文化を取り入れた充電器は街の話題になりそうだ。また、筐体のラッピングなどは納品先の希望で自由にオーダーできるというから、充電器は街を彩るアイコンになる可能性がある。

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 松尾製作所の急速充電器は、コンパクトに作られている点が特徴だ。充電器本体は全高×全幅×奥行き2150×820×450ミリ。このサイズに収められた理由は、内部の部品・モジュール配置に工夫を施して部品・モジュール間の隙間を小さく抑えているからだ。冷却に関しては各モジュールごとに強制空冷方式としている。

 今回発表された充電器はCHAdeMO規格のコネクターだが、ソフトウエアとコネクターを変更すればNACS規格に対応する。また、松尾製作所の充電器は利用時間に対する課金ではなく、充電した電力量に対する従量制として課金の公平性を高めている。発売は今春の予定である。

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