8月は全ての国産乗用車指標で今年初の前年割れ実績に
8月の登録乗用車の新車販売台数(商用車を除く)は15万9854台で、前年同月比ー11.4%と2カ月連続の減少。セグメント別で普通乗用車は、10万6060台、同ー10.8%、4カ月連続の減少。小型乗用車は5万3794台、ー12.6%、8カ月ぶりの減少。軽乗用車は同ー1.8%、2カ月連続の減少。国産乗用車すべてのセグメントで前年実績を割り込んだ。尚、国産ブランドを含めた輸入車実績も今年初の前年実績割れとなっている。
1位はN-BOX、4位にトヨタ・ライズが大幅アップ
前月7月は小型乗用車セグメントのみが唯一前年実績超えを維持していたが、8月の国産車販売市場は全てのセグメントで今年初の前年割れ。TOP20でも前年実績超えをしているのは7車種という状況で、全体を見ると多くのモデルは前年実績を下回る結果に。
総ランキングではTOP3は前月同様、軽ブランドが占めた。6月発売のダイハツ・ムーヴは3位とTOPグループ常連となり、首位を伺う。4位には前月1万台超えしたトヨタ・ルーミーに代わって、コンパクトSUVのライズがランクアップ。他には11・12位のトヨタ・ヴォクシー/ノアや17位のホンダ・ヴェゼルが、前年超えと好調を維持している。
軽乗用、海外生産車を含めたブランド別販売台数(下段表)では、各社前年割れが目立つ。マツダ、スズキ、SUBARU、ダイハツ以外は前年割れ。スズキはジムニーノマドの登録停滞にかかわらず、輸入モデル、フロンクスの貢献が大きい。日産は前月に続いて前年比で販売が2割以上のダウン。