ACEA(欧州自動車工業会)が9月25日発表した欧州市場(EU+EFTA+UK)のメーカー/グループ別新車販売台数データを紹介する。
トップはVWグループ(アウディ、シュコダ、セアトなど)の21万9048代で、前年同月比4.8%増だった。2位はステランティス(プジョー、オペル、ボグゾール、シトロエン、フィアット、アルファロメオ、DSなど)の10万6078台(同2.2%増)。3位はルノー・グループ(ダチア、アルパインを含む)の7万5328台(同7.8%増)だった。
8月のニュースは、メーカー/グループ別販売データにBYDが入ったこと。1万1455台を販売して、マーケットシェア.1%を確保した。ステランティス・グループの一員にいった中国のリープモーター(零跑汽車)は、ステランティスの8月販売データでは数字が含まれていない。298台を販売した「その他」はダッジ、マセラティ、ラムの3ブランドの合計である。
BYDはEUでBEVを9モデル、HEVを1モデル販売している。BEVのドルフィン・サーフは英国での価格1万8650ポンド(約350万円)からと、猛烈な価格競争力を持っている。
また、ジャガーは現在新車販売を中止しているが、販売データに集計された台数はディーラー在庫や納車まで時間がかったモデルの登録が進んだものと思われる。また、ジャガー/ランドローバーは8月末にサイバー攻撃に遭い、工場が操業を停止。当初は9月24日は操業再開が見込まれていたが、10月1日までの延期が決まっている。