走行中でも助手席の乗員がテレビや動画が視聴できるようにするためのキットを販売するなど、“こんなアイテムがあったら便利なのに”と思える商品を開発して人気のデータシステムは、スタイリングキットの開発も手がけている。
写真のフロントグリルはデータシステムがスズキ・ジムニー用に開発したもので、グリル中央にカメラの有無が選べるようになっている。価格はカメラ内蔵タイプ(AER464-G1)が5万5000円、カメラなし(AER464-G2)が4万4000円である、横桟タイプのグリルに変更することで、ジムニーの表情がドレッシーな雰囲気に変わった。
このアイテムは、ジムニーノマドにも装着が可能である。写真左のジムニーノマドは、データシステムがジムニー用に開発したフロントグリルに交換したほか、車種別サイドカメラキット(標準タイプ・LED内蔵タイプ・角度調整式の3タイプをラインアップ、2万743円〜2万3980円)やハイマウントリアカメラキット(RCK-91J3、2万7280円・素地製品/3万3880円・ボディ同色塗装)などを装着している。
ハイマウントカメラキットは、背面タイヤの映像も一緒に確認できるので、ナンバープレートの位置に装着するカメラよりも後方が確認しやすいと感じるユーザーが多いようだ。また、ウォッシャーノズルの機能を損なわないように配慮されている。
サイドカメラやハイマウントリアカメラの映像は車内に装着したスーパースリムモニター(SSM-W5.0 Ⅱ、1万4080円)で確認できる。複数のカメラの映像をコントロールするために、マルチカメラスプリッターMCS296(1万9800円)を装着して、すべてのカメラ映像を分割でスーパースリムモニターで確認できるようになっている。
ボディサイドにShibataのロゴがデザインされている点で気づいた読者も多いだろう。このジムニーノマドは千葉県野田市でカーリースや新車販売をはじめジムニーのカスタムモデルの取り扱いなど、クルマ関係のビジネスを幅広く行う芝田自動車が保有する1台。純正色にはないグレーで塗装し、オリジナリティを高めている。エンジンルーム内まで丁寧にグレーにペイントされていた点に、芝田自動車のクオリティが感じられた。
データシステムが所有するジムニーと並べると、お揃いのコーディネーションを楽しんでいる仲良し兄弟のように見えてくるから面白い。