SUBARU BRZ向けのアップデートサービス「SUBARU Sport Drive e-Tune」が発売

SUBARUがZD型BRZのType A/Type B/Type Cを対象としたソフトウェアアップデートサービス「SUBARU Sport Drive e-Tune」をリリース。MT車のエンジンまたはAT車のトランスミッションの制御プログラムをアップデートし、アクセルや変速操作での車両のコントロール性をより高めるチューニングを実施

 SUBARUは2025年5月8日、BRZ向けのアップデートサービス「SUBARU Sport Drive e-Tune」を発売した。

▲SUBARUがZD型BRZのソフトウェアアップデートサービス「SUBARU Sport Drive e-Tune」を発売。ZD型BRZのType A/Type B/Type Cを対象に、6MT車のエンジンまたは6AT車のトランスミッションの制御プログラムをアップデートする

▲SUBARUがZD型BRZのソフトウェアアップデートサービス「SUBARU Sport Drive e-Tune」を発売。ZD型BRZのType A/Type B/Type Cを対象に、6MT車のエンジンまたは6AT車のトランスミッションの制御プログラムをアップデートする

 今回のアップデートサービスは、現行ZD型BRZのType D(2024年7月発表)の以前のタイプであるType A(2021年7月発表)、Type B(2022年5月発表)、Type C(2023年9月発表)を対象に、6MT車のエンジンまたは6AT車のトランスミッションの制御プログラムをアップデートし、アクセルや変速操作での車両のコントロール性をより高めて、SUBARUが磨き続けてきた技術がもたらす最新の走りの愉しさをユーザーに提供することが特徴である。

▲写真は市販モデルのBRZ(手前)とスーパー耐久シリーズ参戦車のTeam SDA Engineering BRZ CNF Concept(奥)。今回のサービスではモータースポーツからのフィードバックや、磨き続けてきた技術を駆使して、制御プログラムを最適にアップデートする

▲写真は市販モデルのBRZ(手前)とスーパー耐久シリーズ参戦車のTeam SDA Engineering BRZ CNF Concept(奥)。今回のサービスではモータースポーツからのフィードバックや、磨き続けてきた技術を駆使して、制御プログラムを最適にアップデートする

 まずMT車では、スーパー耐久シリーズの実戦からフィードバックを受けて作り上げた、専用のスロットルセッティングに変更する。これにより、全回転域でアクセルペダルを踏み込んだ瞬間のエンジンのレスポンスが向上。わずかな踏み増しなどにもリニアに反応するため、コントロール性とダイレクト感がより高まり、まるでレースカーのように刺激的で緻密な走りが思いのままに楽しめるセッティングとした。

▲MT車ではスーパー耐久シリーズの実戦からフィードバックを受けて作り上げた、専用のスロットルセッティングに変更する。サービス価格は5万5000円(税込・工賃別)

▲MT車ではスーパー耐久シリーズの実戦からフィードバックを受けて作り上げた、専用のスロットルセッティングに変更する。サービス価格は5万5000円(税込・工賃別)

 一方でAT車は、オーバーレブを防ぐためにシフトダウンできるエンジン回転数の上限を低めに設定していた従来型の仕様に対し、その上限を引き上げるとともに、より緻密な制御に変更。エンジン回転数が高い状態、つまりコーナー進入時などではより早いタイミングでのシフトダウンを可能とし、車両の姿勢づくりなどコントロール性を向上させる。また、ブリッピングも高回転域まで行うため、エンジンサウンドのスポーティさも際立つセッティングとした。

▲AT車ではシフトダウンできるエンジン回転数の上限を引き上げるとともに、より緻密な制御に変更する。サービス価格は3万3000円(税込・工賃別)

▲AT車ではシフトダウンできるエンジン回転数の上限を引き上げるとともに、より緻密な制御に変更する。サービス価格は3万3000円(税込・工賃別)

 なお、サービス価格(税込・工賃別)はMT車用が5万5000円、AT車用が3万3000円と、リーズナブルに設定している。

 

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