季節の変わり目となるこの時期、ウインターシーズンに向けたタイヤを探しているユーザーも多いと思う。ヨンク・ユーザーに適したタイヤを紹介していこう。
ヨンクの冬タイヤとしてはスタッドレスとオールシーズンタイヤがある。スタッドレスにはSUV向けと乗用車向けがあり、アイスグリップを重視するなら乗用車向けが最適。深雪を走るならSUV向けを選ぶといい。
乗用車向けスタッドレスは今シーズンの最新モデルがブリヂストンと横浜ゴムから新登場。大人気ブランドの最新モデルデビューというだけあって話題が集まっている。
ブリヂストン・ブリザックWZ-1は最新タイヤ基盤技術であるエンライトンを冬タイヤとして初採用。Wコンタクト発砲ゴムと新トレッドデザインにより氷上ブレーキ性能を向上。L字タンクサイプの採用でブロック剛性を引き上げ、ドライやウエットの走行性能もアップした最新モデルだ。119サイズという大変多くのラインアップを用意。SUVに適するサイズも充実している。
横浜ゴムがリリースした乗用車向けスタッドレスの最新作、アイスガード8は冬タイヤの新技術コンセプト、冬テック搭載第1弾。氷とゴムの接触点と接触面積を最大化した冬ピタ吸水ゴムを採用。天然由来の水膜バスターを高密度に配合したコンパウンドはオレンジオイルS+により低温時の優れたグリップと経年劣化を抑制。トレッドデザインはAI技術の活用で氷に聞く実接地面積を増大。ブロック剛性を高めた新パターンデザインで氷上ブレーキ性能や氷上旋回性能を大幅アップ。ドライ&ウエット性能や静粛性も向上した最新モデルだ。全71サイズをラインアップしている。
SUV専用スタッドレスとしてはブリヂストン・ブリザックDM-V3や横浜ゴム・アイスガードSUV・G075が用意されている。深い雪道や悪路走行が多い場合はこちらがお勧めだ。
オールシーズンタイヤは、2024年にダンロップがシンクロウェザーを発表して話題を集めた。大谷翔平選手のテレビCMは記憶に新しい。シンクロウェザーは新技術アクティブトレッドを採用し、氷やウエットなど路面状況に合わせてタイヤが性能変化する点が特徴。冬タイヤ規制時にも走行できるスノーフレークマークのほか、国際的な氷上性能テストに合格したアイスグリップシンボルを刻印した点が大きな特徴。発売当初は全40サイズだったが合計100サイズまで順次ラインアップ拡大中で、SUV装着サイズも増えているので期待してほしい。
グッドイヤーは最新モデルのベクター4シーズンズGEN-3 SUVを用意。オールシーズンタイヤとして評価の高いベクター4シーズンズGEN-3のSUV専用モデルで、四季を通じて安定した走りが味わえる総合性能の高いタイヤとして定評がある。冬タイヤ規制時にも走行可能なスノーフレークマークを刻印。マッド&スノータイヤとして泥濘地の走破性も高めている。
冬タイヤとして選ぶなら北海道や東北、北陸の降雪地域はスタッドレスが最適。関東以西の太平洋側地域で年に数回しか降雪しない地域であればオールシーズンタイヤがいい。使用状況に合わせて適切に選べば快適なウインターシーズンが楽しめる。