フィアット初のハイブリッドモデル「600ハイブリッド」が待望の日本発売

フィアットがコンパクトクロスオーバーSUVの600(セイチェント)にマイルドハイブリッドモデルの「600ハイブリッド」を設定。パワートレインには1.2リットル直列3気筒DOHCガソリンターボエンジンに、電気モーターと48Vリチウムイオンバッテリー、電子制御6速DCTを組み合わせて前輪を駆動し、WLTCモード燃費は23.0~23.2km/リットルを実現。グレードは受注生産で標準モデルの「600ハイブリッド」と、上級仕様の「600ハイブリッドLa Prima」をラインアップ。日本発売記念として600ハイブリッドLa Primaを通常より20万円安いローンチ特別価格に設定して600台限定で提供

 Stellantisジャパンは2025年5月27日、コンパクトクロスオーバーSUVの600(セイチェント)にマイルドハイブリッドモデルの「600ハイブリッド(600 HYBRID)」を設定し、同日より発売した。

▲フィアット600ハイブリッドLa Prima 価格:419万円 全長4200×全幅1780×全高1595mm ホイールベース2560mm 車重1330kg WLTCモード燃費23.0km/リットル 日本発売記念として600ハイブリッドLa Primaを通常より20万円安い399万円のローンチ特別価格に設定して、600台限定で販売するキャンペーンも実施

▲フィアット600ハイブリッドLa Prima 価格:419万円 全長4200×全幅1780×全高1595mm ホイールベース2560mm 車重1330kg WLTCモード燃費23.0km/リットル 日本発売記念として600ハイブリッドLa Primaを通常より20万円安い399万円のローンチ特別価格に設定して、600台限定で販売するキャンペーンも実施

車種展開は以下の通り。

600ハイブリッド(受注生産):365万円

600ハイブリッドLa Prima:419万円

なお、日本発売記念として600ハイブリッドLa Primaを通常より20万円安い399万円のローンチ特別価格に設定して、600台限定で販売する。

▲フィアット600ハイブリッド(受注生産) 価格:365万円 全長4200×全幅1780×全高1595mm ホイールベース2560mm 車重1300kg WLTCモード燃費23.2km/リットル

▲フィアット600ハイブリッド(受注生産) 価格:365万円 全長4200×全幅1780×全高1595mm ホイールベース2560mm 車重1300kg WLTCモード燃費23.2km/リットル

 2024年9月に発表した電気自動車の「600e」に続いて日本市場に上陸する「600ハイブリッド」は、アイコニックなイタリアンデザインにおしゃれで上質なインテリア、先進のADASを採用したうえで、23.0km/リットル~の好燃費を実現して、新たな“Dolce Vita(ドルチェヴィータ)=甘い生活”が楽しめる魅力的なコンパクトクロスオーバーSUVに仕立てたことが特徴である。

 注目のパワートレインは、1199cc直列3気筒DOHCガソリンターボエンジン(最高出力136ps/5500rpm、最大トルク230Nm/1750rpm)に、フロントモーター(最高出力16kW/4264rpm、最大トルク51Nm/750~2499rpm)と48Vリチウムイオンバッテリー(容量20Ah)、電子制御6速DCTのトランスミッションを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムを搭載して前輪を駆動。システム総出力は107kW(145ps)を発揮する。また、低速時では100%電動走行を実現。走行状況によって最大約30km/hまで電気による走行を可能とし、信号待ちの多い市街地走行では1時間あたり約50%はエンジンを使用しない状態となり、市街地での実用燃費を飛躍的に向上させた。一方、高速での定速走行時ではエンジンを使用し、中速域で安定した走行中は状況に応じてエンジンとモーターを切り替えて走行する。燃費性能はWLTCモードで600ハイブリッドが23.2km/リットル、600ハイブリッドLa Primaが23.0km/リットルと、クラス最高レベルを達成した。

▲パワートレインには1199cc直列3気筒DOHCガソリンターボエンジン(136ps/230Nm)に、フロントモーター(16kW/51Nm)と48Vリチウムイオンバッテリー(容量20Ah)、電子制御6速DCTを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムを搭載

▲パワートレインには1199cc直列3気筒DOHCガソリンターボエンジン(136ps/230Nm)に、フロントモーター(16kW/51Nm)と48Vリチウムイオンバッテリー(容量20Ah)、電子制御6速DCTを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムを搭載

 エクステリアに関しては、初代の600から着想を得たデザインに、500eの可愛らしさを巧みに融合させたことがトピック。ヘッドライトからサイドへのフォルムやリアナンバープレート上部の形状、全長に対するボンネット比率などには初代600のエッセンスが息づき、一方でフロントフェイスは“BIG SMILE”をコンセプトにLEDヘッドライトを目としてデザインするなど、ひと目見ただけで思わず笑顔になる、そんな愛嬌を感じさせるキュートなマスクを創出する。グロスブラックのアクセントを随所に採用して、SUVらしい力強さを表現したこともアピールポイントだ。また、リアゲート右下部には“HYBRID”エンブレムを配備。足もとには600ハイブリッドLa Primaが18インチダイヤモンドカットアルミホイール+215/55R18タイヤを、600ハイブリッドが16インチスチールホイール+215/65R16タイヤを組み込む。600ハイブリッドLa Primaにはクローム仕上げサイドウィンドウモールディングやグロスブラック仕上げミラーキャップ、ヒーテッド電動ドアミラー、リアプライバシーガラス、フロントフォグランプ、LEDフロントウィンカーも装備した。ボディサイズは全長4200×全幅1780×全高1595mm/ホイールベース2560mmに設定。ボディカラーはハイブリッド専用色のシーグリーンのほか、サンセットオレンジ、ホワイト、スカイブルーという計4色をラインアップしている。

▲初代の600から着想を得たデザインに、500eの可愛らしさを融合。フロントフェイスは“BIG SMILE”をコンセプトにLEDヘッドライトを目としてデザインするなど、ひと目見ただけで思わず笑顔になるキュートなマスクを創出する

▲初代の600から着想を得たデザインに、500eの可愛らしさを融合。フロントフェイスは“BIG SMILE”をコンセプトにLEDヘッドライトを目としてデザインするなど、ひと目見ただけで思わず笑顔になるキュートなマスクを創出する

▲600ハイブリッドLa Primaにはクローム仕上げサイドウィンドウモールディングやグロスブラック仕上げミラーキャップ、ヒーテッド電動ドアミラー、リアプライバシーガラスを標準装備

▲600ハイブリッドLa Primaにはクローム仕上げサイドウィンドウモールディングやグロスブラック仕上げミラーキャップ、ヒーテッド電動ドアミラー、リアプライバシーガラスを標準装備

▲リアゲート右下部に専用アレンジの“HYBRID”エンブレムを装着

▲リアゲート右下部に専用アレンジの“HYBRID”エンブレムを装着

▲600ハイブリッドLa Primaには18インチダイヤモンドカットアルミホイール+215/55R18タイヤを装着

▲600ハイブリッドLa Primaには18インチダイヤモンドカットアルミホイール+215/55R18タイヤを装着

▲600ハイブリッドには16インチスチールホイール+215/65R16タイヤを組み込む

▲600ハイブリッドには16インチスチールホイール+215/65R16タイヤを組み込む

▲ボディカラーは写真上よりハイブリッド専用色のシーグリーンのほか、サンセットオレンジ、スカイブルー、ホワイトという計4色を用意

▲ボディカラーは写真上よりハイブリッド専用色のシーグリーンのほか、サンセットオレンジ、スカイブルー、ホワイトという計4色を用意

 内包するインテリアは、2スポークステアリングや丸型メータークラスター、楕円形のダッシュボードパネルなど、初代600の象徴的なデザイン要素を受け継いだうえで、7インチフルカラーTFTマルチファンクションディスプレイや10.25インチタッチパネルモニター付Uconnect、ナビゲーションシステム、ワイヤレスチャージングパッドなどの先進機能装備を採用したことが訴求点。内装の仕様は600ハイブリッドLa Primaがアイボリーの内装色を基調にFIATモノグラムやターコイズブルーのディテールを施したエコレザーシートを、600ハイブリッドがボディ同色のダッシュボードとブラックのFIATモノグラム入りファブリックシートを採用する。また、15リットルという大容量のセンターコンソールを含む、 計30リットルの収納スペースをフロント各所に配備した。ラゲッジスペースは後席使用時で385リットル、後席格納時で1256リットルの容量を確保し、600ハイブリッドLa Primaには高さ調整機能付カーゴフロアやハンズフリーパワーリフトゲートも組み込んでいる。

▲600ハイブリッドLa Primaはアイボリーの内装色を基調にFIATロゴのモノグラムやターコイズブルーのディテールを施したエコレザーシート、運転席6ウェイパワーシート(アクティブランバーサポート機能付)などを装備して、個性と上質感を演出。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲600ハイブリッドLa Primaはアイボリーの内装色を基調にFIATロゴのモノグラムやターコイズブルーのディテールを施したエコレザーシート、運転席6ウェイパワーシート(アクティブランバーサポート機能付)などを装備して、個性と上質感を演出。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲10.25インチタッチパネルモニター付Uconnectを標準装備

▲10.25インチタッチパネルモニター付Uconnectを標準装備

▲600ハイブリッドはボディ同色のダッシュボードとブラックのFIATモノグラム入りファブリックシートを採用。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲600ハイブリッドはボディ同色のダッシュボードとブラックのFIATモノグラム入りファブリックシートを採用。日本導入モデルのハンドル位置は右

▲ラゲッジスペースは後席使用時で385リットル、後席格納時で1256リットルの容量を確保。600ハイブリッドLa Primaはハンズフリーパワーリフトゲートも配備する

▲ラゲッジスペースは後席使用時で385リットル、後席格納時で1256リットルの容量を確保。600ハイブリッドLa Primaはハンズフリーパワーリフトゲートも配備する

 先進安全運転支援システムの充実ぶりも見逃せない。フォワードコリジョンワーニング(FCW)[前面衝突警報]や衝突被害軽減ブレーキ[歩行者検知機能付き]、エレクトロニック スタビリティコントロール(ESC)、トラクションコントロールシステム(TC)、レーンキーピングアシスト(LKA)、トラフィックサインレコグニション(TSR)、ドライバーアテンションアラート、インテリジェントスピードコントロール(ISC)などを全車に標準装備。600ハイブリッドLa Primaにはアダプティブクルーズコントロール(STOP&GO機能付)やレーンポジションアシスト(LPA)、自動防眩ルームミラー、プロキシミティスマートキーなども採用する。また、My Uconnect FIATアプリを使用することで、いつでもどこでも600ハイブリッドを管理することができる最新のコネクティビティ機能も設定した。

▲My Uconnect FIATアプリを使用することで600ハイブリッドを遠隔で管理することができる最新のコネクティビティ機能を設定

▲My Uconnect FIATアプリを使用することで600ハイブリッドを遠隔で管理することができる最新のコネクティビティ機能を設定

 

 

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