日本の匠とドイツのクラフトマンシップが融合したBMW X7の日本専用限定車「BLACK-α」が登場

BMWが最上級ラグジュアリーSAVのX7の日本専用限定車「X7 BLACK-α」を発売。車種展開はMパフォーマンスモデルの「X7 M60i xDrive BLACK-α」とディーゼルエンジンモデルの「X7 xDrive40d BLACK-α」をラインアップ。ボディカラーは全車に力強い漆黒となるBMW Individualスペシャルペイントのフローズンブラック・メタリックを採用。X7 M60i xDrive BLACK-αには漆の加飾で“時つ風”を表現したインテリアトリム&センターコンソールパネルや“朝凪”を表現したモノトーンの専用フロアマットなどを特別装備。生産台数は計100台の限定

 BMWジャパンは2025年5月8日、最上級プレミアムSAVのX7に日本専用限定車の「BLACK-α(ブラック・アルファ)」を設定し、同日より発売した。生産台数は計100台の限定だ。

▲BMW X7 M60i xDrive BLACK-α 価格:2140万円 オンライン限定で9台販売

▲BMW X7 M60i xDrive BLACK-α 価格:2140万円 オンライン限定で9台販売

車種展開は以下の通り。

X7 xDrive40d BLACK-α:1625万円

X7 M60i xDrive BLACK-α:2140万円

なお、X7 xDrive40d BLACK-αは限定90台の販売で、BMW正規ディーラーにおいて先着順にて販売。一方、X7 M60i xDrive BLACK-αは限定9台の販売で、専用webサイト上での先着順による注文販売となる。残る1台のX7 M60i xDrive BLACK-αは、BMWジャパンがタイトルスポンサーとなる「BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」の優勝副賞として優勝者に贈呈する予定である。

▲BMW X7 xDrive40d BLACK-α 価格:1625万円 販売台数は90台限定

▲BMW X7 xDrive40d BLACK-α 価格:1625万円 販売台数は90台限定

 今回の限定車は、漆芸や水墨、書道といった日本が育んできた黒への感覚、すなわち黒のなかにあらゆる色合いを見出す日本の審美眼と、BMWの妥協のないクルマ造りの技術と哲学、そしてBMW Individualに込めたドイツ・クラフトマンシップ技術との融合により、世界で唯一無二のラグジュアリー感を実現する特別なSUVモデルに仕立てたことが特徴である。ベース車はパワートレインにシステム最高出力530ps/システム最大トルク750Nmを発揮する4394cc・V型8気筒DOHCガソリンツインターボエンジン+電気モーターの48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載するMパフォーマンスモデルのX7 M60i xDriveと、システム最高出力352ps/システム最大トルク720Nmを発揮する2992cc直列6気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン+電気モーターの48Vマイルドハイブリッドシステムを搭載するX7 xDrive40dの2車種だ。

▲ボディカラーには全ての光の波長を吸収する黒から、さらに光沢を排除した力強い漆黒となるBMW Individualスペシャルペイントのフローズンブラック・メタリックを採用

▲ボディカラーには全ての光の波長を吸収する黒から、さらに光沢を排除した力強い漆黒となるBMW Individualスペシャルペイントのフローズンブラック・メタリックを採用

 まずは全車共通の特別仕様から紹介していこう。ボディカラーには全ての光の波長を吸収する黒から、さらに光沢を排除した(マット仕様)力強い漆黒となるBMW Individualスペシャルペイントのフローズンブラック・メタリックを採用。ここに、スワロフスキー社のクリスタルをあしらったBMWクリスタルライトや、暗闇で光を放ち存在感を増すアイコニックグローのBMWキドニーグリル、ブラックで仕上げたテールパイプ、1万5千個もの青白い星の輝きに似た光を放つスカイラウンジ・パノラマガラスサンルーフ、BLACK-αのオリジナルロゴを投影するドアプロジェクターなどを特別装備する。また、内装には高品質なBMW IndividualエクステンドレザーメリノシートやBowers&Wilkinsダイヤモンドサラウンドサウンドシステムを標準で配したほか、“BLACK”“α”のロゴを刻んだ高品質な専用バッチをセンターコンソールに特別装備。このバッジは昭和25年に折井着色所として創業以来、伝統技術を受け継ぎ、仏像、梵鐘、茶道具などのさまざまな鋳造品の着色を手がけてきた「モメンタムファクトリー・Orii」の職人の手によって1枚ずつレーザー彫刻を施し、表面に出た素地部分に純銀に近い色調を塗布、金属調の冷たいシルバーではなく純銀に近い色調にこだわり、富山県高岡で培われた伝統的な金属への着色技術を用いた真鍮で仕立てている。

▲スワロフスキー社のクリスタルをあしらったBMWクリスタルライトを配備

▲スワロフスキー社のクリスタルをあしらったBMWクリスタルライトを配備

▲BLACK-αのオリジナルロゴを投影するドアプロジェクターを特別装備

▲BLACK-αのオリジナルロゴを投影するドアプロジェクターを特別装備

▲センターコンソールに“BLACK”“α”のロゴを刻んだ真鍮製の専用バッチを装着

▲センターコンソールに“BLACK”“α”のロゴを刻んだ真鍮製の専用バッチを装着

▲高品質なBMW Individualエクステンドレザーメリノシートを標準で採用

▲高品質なBMW Individualエクステンドレザーメリノシートを標準で採用

 次に各車の専用装備。X7 M60i xDrive BLACK-αについては、外装にBMW Individualスペシャルペイントのフローズンブラック・メタリックに溶け込むようブラックに染め上げた“X7”“M60i”バッジや、23インチBMW Individualライトアロイホイール Vスポーク・スタイリング914I バイカラーを採用。内装には漆の加飾で“時つ風”を表現した専用インテリアトリム&センターコンソールパネルと、“朝凪”を表現したモノトーンの“BLACK-α”ロゴ入り専用フロアマットを特別装備する。インテリアトリム&センターコンソールパネルには、漆芸作家である服部一齋氏作の漆蒔絵/螺鈿装飾トリムを採用。縁起の良いタイミングで吹く追い風“時つ風”をコンセプトに、深淵の中で時つ風が吹くことで光り輝く一筋の光を銀で表現し、白蝶貝の輝きをアクセントに、繊細に塗られた漆と銀によって上質かつしっとりとした蒔絵らしい光を纏い、合わせて直線的で力強いデザインにより、BMWの“駆けぬける歓び”をイメージする。一方でフロアマットは、国内有数のファブリックメーカーである川島織物セルコンの職人たちの手仕事によって、異なる2つの黒で染め上げられたウールを基布に職人がタフティングガンで糸を打ち込む“ハンドタフ“技法によって制作。同社でも長く愛され、様々な色で展開されている“朝凪(あさなぎ)”をモチーフに据え、深く澄んだ漆黒の水面に、わずかに吹き渡る時つ風によって、凪いだ中にも美しい光のゆらぎを感じさせるデザインに仕立てている。

▲X7 M60i xDrive BLACK-αはブラックに染め上げた“X7”“M60i”バッジを装着

▲X7 M60i xDrive BLACK-αはブラックに染め上げた“X7”“M60i”バッジを装着

▲足もとには23インチBMW Individualライトアロイホイール Vスポーク・スタイリング914I バイカラーを組み込む

▲足もとには23インチBMW Individualライトアロイホイール Vスポーク・スタイリング914I バイカラーを組み込む

▲漆の加飾で“時つ風”を表現した専用インテリアトリム&センターコンソールパネルを採用

▲漆の加飾で“時つ風”を表現した専用インテリアトリム&センターコンソールパネルを採用

▲“朝凪”を表現したモノトーンの“BLACK-α”ロゴ入り専用フロアマットを特別装備

▲“朝凪”を表現したモノトーンの“BLACK-α”ロゴ入り専用フロアマットを特別装備

 X7 xDrive40d BLACK-αについては、足もとに22インチ Mライトアロイホイール Vスポーク・スタイリング755M ジェットブラックとブラックのブレーキキャリパーを標準で採用。また、内装にはBMW Individualピアノフィニッシュ・ブラックトリムを組み込んでいる。

▲X7 xDrive40d BLACK-αは足もとに22インチ M ライトアロイホイール Vスポーク・スタイリング755M ジェットブラックとブラックのブレーキキャリパーを装着

▲X7 xDrive40d BLACK-αは足もとに22インチ M ライトアロイホイール Vスポーク・スタイリング755M ジェットブラックとブラックのブレーキキャリパーを装着

▲内装にはBMW Individualピアノフィニッシュ・ブラックトリムを配備

▲内装にはBMW Individualピアノフィニッシュ・ブラックトリムを配備

 

 

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