DSオートモビルのフォーミュラEチームのDS PENSKEがABB FIA Formula E世界選手権シーズン11の東京E-Prixに参戦。これに合わせてDSの新世代フラッグシップEV「DS N°8(ナンバー8)」を日本で初めて一般展示すると予告
Stellantisジャパンは、DSオートモビルのフォーミュラEチームであるDS PENSKEが5月17日~18日に東京で開催されるABB FIA Formula E世界選手権シーズン11の東京E-Prixに参戦することを発表。さらに、東京ビッグサイトに設けられるFan Village ZoneにDSの新しいフラッグシップEV「DS N°8(ナンバー8)」を日本で初めて一般展示するとアナウンスした。
▲DSオートモビルのフォーミュラEチームであるDS PENSKEが5月17日~18日に東京で開催される ABB FIA Formula E 世界選手権シーズン11の東京E-Prixに参戦。さらに、東京ビッグサイトに設けられるFan Village ZoneにDSの新しいフラッグシップEV「DS N°8」を日本で初披露すると予告
昨年に続いて東京E-Prixに参戦するDS PENSKEのフォーミュラEマシンは、昨年型の「GEN3」をもとにパフォーマンスや持続可能性、そしてエネルギー効率において大きく進化を果たした改良型の「Gen3 Evo」で、加速性能では現行のF1マシンを30%上回り、0→60mph(0→96.5km/h)加速はわずか1.82秒を実現。また、回生用の前輪モーターを活用したAWDシステムを採用し、フォーミュラEの革新性と環境への責任に対する継続的な取り組みを具現化した。ドライバーはフォーミュラE史上で唯一2度のドライバーズチャンピオンを獲得したジャン=エリック・ベルニュ(Jean=Éric Serge Raymond Vergne)選手、そして2月に行なわれた第3戦で初勝利をあげたマクシミリアン・ギュンター(Maximilian Günther)選手が務める。
▲今年の東京E-Prixに参戦するDS PENSKEのフォーミュラEマシンは、昨年型の「GEN3」をもとにパフォーマンスや持続可能性、そしてエネルギー効率において大きく進化を果たした改良型の「Gen3 Evo」
一方、日本初展示となるDS N°8は、DS AERO SPORT LOUNGEコンセプトから着想を得たDSオートモビルの新たなバッテリーEV(BEV)のフラッグシップモデルに位置。新進のSUVクーペのスタイリングに、快適性の基準を再定義するとともにアーティスティックな表現を施したインテリア、最大750kmの航続距離を実現した新開発の電動パワートレイン、最上の乗り心地とハンドリングが楽しめるアクティブスキャンサスペンション、最新のカメラやセンサー技術を使った先進安全運転支援システムなどを採用して、新世代DSモデルならではのラグジュアリーEVに仕立てたことが特徴である。
また、DS N°8はDSオートモビルの新しいネーミングフィロソフィーを体現した第1号モデルで、車格を表す数字の前に、フランス語で“数”を意味する“numéro”の略称である“N°”を加えて、エレガンスと時代を超越したクルマであることを表現する。なお、車体に“°”を入れる際は“ひし形”の模様でアレンジ。DSモデルは従来から内外装ディテールにひし形をモチーフとしたアレンジを施していたので、その伝統を継承したようである。
さらに、DSオートモビルは最先端のEVモータースポーツ選手権への参加を通じて得た知見を市販車のDS N°8に精力的に投入。エアロダイナミクスやAWDシステムのほか、回生ブレーキシステムについてもサーキットで得た技術を詰め込んでいる。
なお、Fan Village ZoneではDS N°8のほかにも、アートフォルムなSUVクーペのスタイリングを纏うプラグインハイブリッドモデルのDS4 E-TENSEを展示する予定である。