キャデラックの高級スポーツセダン「CT5」がマイナーチェンジ。キャデラックが誇る次世代のデザイン哲学を採用したうえで、極上の快適性を提供する最先端テクノロジーの導入やパワフルかつ上質で爽快な走りを実現。車種展開は「スポーツ」の1グレードに集約
ゼネラルモーターズ・ジャパンは2026年4月9日、大幅改良を果たしたキャデラックのラグジュアリースポーツセダン「CT5」を日本で発売した。車種展開は「スポーツ」の1グレードのみの構成で、車両価格は970万円に設定する。
CT5はキャデラックのミドルクラス高級セダンとして2021年に日本市場に投入され、コアなファンから熱い支持を集めている。今回の改良では、キャデラックの次世代デザイン哲学を採用したうえで、極上の快適性を提供する最先端テクノロジーの導入やパワフルかつ上質で爽快な走り、最新の安全機能および運転支援システムの標準装備化などを実施したことが特徴である。
まずエクステリアでは、より低くワイドになったフロントマスクに刷新して、精悍さと存在感をいっそう高めたことがトピック。ディテールにも凝り、精悍さを鮮明したパフォーマンス ブラックメッシュグリルや、垂直に伸びる光のラインが鮮烈なアイデンティティを放つ、新世代のキャデラックを象徴するバーティカルシグネチャーライトを配備する。また、ロングホイールベースと伸びやかでダイナミックなプロポーションによる流麗なシルエットや、最先端の技術とクラフトマンシップで細部まで丹念に磨き上げられたボディによって、エアロダイナミクスを最適化すると同時に、スポーティかつエレガントな姿を具現化した。さらに、足もとにはパールニッケルフィニッシュで仕上げた19インチアルミホイール(タイヤは245/40R19 94Vサイズ)を装着する。ボディカラーはブラックレーベン、サミットホワイト、ラディアントレッド ティントコートという3色をラインアップした。
内包するインテリアは、単なる移動空間ではなく、五感を刺激し、ドライビングにインスピレーションを与えるように設計される。コクピットには9K解像度の湾曲型33インチLEDタッチスクリーンディスプレイを新設定。ドライバーを包み込むようにレイアウトされ、優れた視認性や操作性を確保するとともに、水平方向への広がりを感じさせる伸びやかなデザインがスタイリッシュな車内空間を際立たせる。ドライバーインフォメーションセンター、インフォテインメント、コントロールパネルを統合したデジタルコマンドセンターとして機能し、直感的な操作ができることも訴求点だ。また、センター部にはエレクトロニック10速レンジセレクターやロータリーコントローラーを配備。内装カラーはジェットブラックで仕立て、トリムにはトゥエンティ トゥ カーボンファイバーを採用した。さらに、キャデラックが車載用として業界で初めて採用したAKG社製サウンドシステムをCT5でも展開。歴史と伝統を誇るAKGが手掛けた15基のスピーカーによるオーディオシステムが、臨場感あふれる極上の音楽体験を提供する。
シートについては、前席に8ウェイパワー調整機構やリラクゼーション機能、シートヒーターおよびベンチレーション機能、サイドボルスターパワー調整機能などを、後席にリアシートリマインダー機能などを標準装備。表皮には厳選されたプレミアムレザーを張った。デュアルゾーンのオートエアコンディショナーや126色から選べるカスタマイズ可能なLEDアンビエントライトなども標準で組み込んでいる。

▲前席に8ウェイパワー調整機構やリラクゼーション機能、シートヒーターおよびベンチレーション機能、サイドボルスターパワー調整機能などを、後席にリアシートリマインダー機能などを標準装備。表皮にはプレミアムレザーを張る
パワートレインは基本的に従来を踏襲し、熟成の1997cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンツインスクロールターボエンジン(最高出力240ps/5000rpm、最大トルク350Nm/1500~4000rpm)を搭載。アイドリングストップや熱エネルギーを緻密に制御する冷却系に加え、クルージング時などの低負荷時に2気筒を休止するアクティブフューエルマネジメントを組み込む。また、トランスミッションには電子制御式10速ATを組み合わせ、駆動機構には様々な路面状況でもエンジンパワーを効率的かつ確実に路面に伝達するAWDシステムを採用。ドライブモードとして、ツアー/スポーツ/アイス&スノー/マイモードという4つのモードを設定している。
先進安全運転支援システムに関しては、新たに交差車両との出会い頭の衝突回避や被害軽減をサポートする「フロントクロストラフィック アラート&ブレーキ」、死角に車両がいる状態での車線変更をステアリング操作で警告して修正を支援する「サイドブラインドゾーン アラート&ブレーキ」、高速道路走行時に車線中央を維持するようステアリング操作をアシストする「ハンズオン レーンセンタリング」といった機能を追加設定。また、危険を検知するとシートクッションの左右に内蔵したバイブレーターが振動して危険が迫る方角をドライバーに感覚的に知らせる「セーフティアラートドライバーシート」(特許取得)や、車両全周のクリアな映像を映し出す「HDサラウンドビジョン」など、全方位での安心・安全機能を標準で装備している。
