新生ジャガー初の市販モデルとなる新型4ドアGTは2026年9月にワールドプレミア。歴代ジャガー車のスピリットを進化させて採用

ジャガーが新型電動ラグジュアリー4ドアGTを2026年9月に世界初公開するとアナウンス。開発に際してはジャガー ブランドの再構築を意図して、エンジニアたちが歴代モデルを運転し、その経験から導き出したジャガーのDNAを新世代のラグジュアリー4ドアGTに反映

 英国ジャガー・ランドローバー(JLR)は2026年3月31日(現地時間)、新生ジャガー初の市販モデルとなる新型4ドアGTを2026年9月に世界初公開すると予告。それに先駆けて、同車の開発ストーリーを公表した。

▲ジャガーが新型電動ラグジュアリー4ドアGTを2026年9月に世界初公開すると予告

▲ジャガーが新型電動ラグジュアリー4ドアGTを2026年9月に世界初公開すると予告

 ジャガーの新世代4ドアGTは、2024年12月に米国のマイアミ・アート・ウィークにおいてワールドプレミアを飾ったコンセプトカーの「TYPE 00」で示したデザイン哲学「Exuberant Modernist(活気あふれるモダニズム)」を受け継ぐ市販モデルに位置。TYPE 00は2ドアのファストバックボディを採用していたが、市販版は4ドアモデルとなる。パワートレインに関しては、最高出力1000ps超、最大トルク1300Nm超を達成した3モーターと大容量リチウムイオン電池を搭載して4輪を駆動。インテリジェントトルクベクタリングによって、各輪に駆動を最適配分する。また、1ミリ秒で反応するソフトウェアを配して俊敏かつ刺激的なドライビング体験を提供し、さらにシャシーにはダイナミックエアサスペンションとツインバルブアクティブダンパーを組み込んで優れた乗り心地とハンドリングを実現した。

▲新世代4ドアGTはコンセプトカーの「TYPE 00」で示したデザイン哲学「Exuberant Modernist」を受け継ぐ市販モデルに位置

▲新世代4ドアGTはコンセプトカーの「TYPE 00」で示したデザイン哲学「Exuberant Modernist」を受け継ぐ市販モデルに位置

▲パワートレインには最高出力1000ps超、最大トルク1300Nm超を達成した3モーターと大容量リチウムイオン電池を搭載して4輪を駆動

▲パワートレインには最高出力1000ps超、最大トルク1300Nm超を達成した3モーターと大容量リチウムイオン電池を搭載して4輪を駆動

 開発に当たっては、エンジニアたちがこれまでジャガーが送り出してきた名車を見直すことからスタート。ジャガーの本質であるダイナミックな走りを紐解くために、歴代のアイコニックなモデルを運転する。具体的には、XK120、E-TYPE、XJ COUPE V12、XJS、XJ SERIES Iなどのドライビングを通じて、エンジニアたちはジャガーのルーツと各モデルに共通する要素を五感で感じ、新世代4ドアGTに反映、さらに進化させた。

▲開発に際してはこれまでジャガーが送り出してきた名車のXK120、E-TYPE、XJ COUPE V12、XJS、XJ SERIES Iなどをエンジニアたちがドライブ

▲開発に際してはこれまでジャガーが送り出してきた名車のXK120、E-TYPE、XJ COUPE V12、XJS、XJ SERIES Iなどをエンジニアたちがドライブ

 落ち着いたドライビングが特徴のXK120からは、ドライバーを包み込むような室内が必要であること、そして同じクラスの現行モデルのパフォーマンスレベルを超えなければならないことを学習。また、E-TYPEからは快適でリラックスできる空間でありながら速さと扱いやすいパフォーマンスを備え、ジャガーの人目を惹く絶対的な存在感を学ぶ。さらに、XJ COUPEからはドライビングダイナミクスや快適な乗り心地をもたらすシャシーを、XJSからはコーナリング性能や自信に満ちた走りを習得。そして、1968年にワールド・カー・オブ・ザ・イヤーに輝いたXJ SERIES Iからは、余裕あるパワーと卓越した洗練性を学び取った。

▲開発に際してはこれまでジャガーが送り出してきた名車のXK120、E-TYPE、XJ COUPE V12、XJS、XJ SERIES Iなどをエンジニアたちがドライブ。ジャガーのルーツと各モデルに共通する要素を再認識し、新世代4ドアGTに反映、さらに進化させて採用する

▲ジャガーのルーツと各モデルに共通する要素を再認識し、新世代4ドアGTに反映、さらに進化させて採用する

 一方で開発チームは、ジャガーの精神を忠実に再現するために、現実世界およびバーチャル環境での厳しいテストによる開発スケジュールを実施。世界中の過酷な条件と環境およびデジタル領域でのテストによりジャガー独自のドライビング特性を磨き上げ、新世代4ドアGTのための推進技術の自社開発をし、他社のEVと一線を画すことを目指している。

▲開発チームはジャガーの精神を忠実に再現するために、現実世界およびバーチャル環境での厳しいテストによる開発スケジュールを敢行する

▲開発チームはジャガーの精神を忠実に再現するために、現実世界およびバーチャル環境での厳しいテストによる開発スケジュールを敢行する

 JLRのビークル・エンジニアリング・ディレクターであるマット・ベッカー氏は、「開発の初期段階で、私たちは異例ともいえる方法を取り入れ、歴代の名車を実際に運転することに時間を費やしました。何がジャガーをジャガーたらしめているかを肌で感じるためには必要な作業でした。ジャガーは常に、最高のパフォーマンスと快適性という2つの要素を完璧に調和させていますが、このことは新型ラグジュアリーGTでも例外ではありません。ジャガーというブランドを象徴するあらゆる要素を具現化しています。かつて創業者のウィリアム・ライオンズ卿は『運転は喜びであるべきであり、雑用や作業であってはならない』とよく言っていました。“Spirit of Jaguar Drive”と称したこの体験は、余裕のある力強いパワーと洗練された落ち着きという、ジャガー独自のドライビング特性の再認識につながりました。そしてこれらは、新生ジャガーが投入するラグジュアリー4ドアGT にも不可欠な要素であり、その長いボンネットと低いルーフラインは、過去の名車とのつながりを強く想起させ、EVデザインの常識を覆すものです」と、新型4ドアGTの開発過程および特性を語っている。

▲歴代ジャガー車を彷彿とさせる長いボンネットと低いルーフラインによって、新進のEVデザインを創出する

▲歴代ジャガー車を彷彿とさせる長いボンネットと低いルーフラインによって、新進のEVデザインを創出する

 

 

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