SUBARUの米国部門がグローバルバッテリーEV(BEV)ラインアップの第4弾となる新世代の電動SUVモデル「ゲッタウェイ」を2026年4月開催のニューヨーク国際オートショー2026で初公開。開発はSUBARUとトヨタが共同で実施。ラインアップ最大のボディサイズがもたらすゆとりある室内空間を兼ね備えた3列シートのキャビン空間に、システム最高出力420hp(313kW)を発生する電動パワートレインを搭載し、駆動機構にはシンメトリカルAWDを採用。駆動用バッテリーには総電力量95.8kWhと77.0kWhの2種類のリチウムイオン電池を設定し、95.8kWhバッテリー搭載モデルでは約300マイル以上の航続距離を実現。米国市場での発売は2026年後半を予告
SUBARUの米国部門であるスバル・オブ・アメリカ(SOA)は2026年4月1日(現地時間)、新世代の電動3列シートSUVモデル「ゲッタウェイ(GETAWAY)」を2026年4月1日に開催されたニューヨーク国際オートショー2026において世界初公開した。

▲SUBARUの米国部門であるスバル・オブ・アメリカ(SOA)がBEVモデルの新型3列シートSUV「ゲッタウェイ」を2026年4月1日に開催されたニューヨーク国際オートショー2026において世界初公開
既存のソルテラ(SOLTERRA)やトレールシーカー(TRAILSEEKER)、アンチャーテッド(UNCHARTED)に続く、SUBARUグローバルバッテリーEV(BEV)ラインアップの第4弾となるゲッタウェイは、SUBARUとトヨタ自動車が「もっといいクルマづくり」を目指して互いに強みとする技術や知見を持ち寄り、両社のエンジニアが切磋琢磨しながら共同開発した新世代の電動3列シートSUVに位置。2026年2月10日(現地時間)に初公開されたトヨタの電動3列シートSUVの新型ハイランダー(HIGHLANDER)と基本コンポーネントを共用しながら、内外装や走りの面でSUBARU独自のアレンジを施した。ちなみに車名のゲッタウェイは「気分転換に出かけること」を意味し、家族や友人と一緒に冒険へ繰り出し、豊かな時間を過ごしてほしいという想いが込められている。

▲SUBARUゲッタウェイはSUBARUとトヨタ自動車が共同開発した新世代の電動3列シートSUVに位置。トヨタの電動3列シートSUVの新型ハイランダーと基本コンポーネントを共用しながら、内外装や走りの面でSUBARU独自のアレンジを施す
エクステリアについては、SUVの堅牢かつ重厚感のあるプロポーションを追求しつつ、BEVモデルならではの洗練されたハイテクな側面を加味した、先進性と存在感のある佇まいを構築する。各部のデザインにもこだわり、フロント部はフラットな造形に片側6連のLEDヘッドランプや六連星のイルミネーションロゴを配して、クリーンでシームレスなフェイスを創出。一方でサイドビューは、フロントからリアへとつながる流麗なルーフラインや堅牢なラダータイプのルーフレール、滑らかなドアパネル、幅広いフェンダー、表現力豊かな19インチまたは20インチの新造形アルミホイールなどによってスポーティさと力強さを強調する。電子ラッチを配したセミフラッシュのドアハンドルのアレンジも印象的だ。そしてリアセクションは、リアピラーに滑らかに統合されたリアスポイラーやSUBARUイルミネーションロゴ入りのLEDコンビネーションランプ、新デザインのディフューザーなどを採用して、存在感あふれる後ろ姿に仕立てる。ボディサイズは全長198.8×全幅78.3×全高68.9インチ(約5050×1989×1750mm)、ホイールベース120.1インチ(約3050mm)に設定した。
内包するインテリアは、より開放的で洗練された快適さを備え、かつ先進的な装備を提供することで、いっそう心地よく利便性に優れたキャビン空間を演出する。コクピットはドライバー重視でアレンジし、航続距離などを表示する12.3インチデジタルメータークラスターやスマートフォンのワイヤレス接続に対応した14インチセンターインフォメーションディスプレイ、多様なスイッチを組み込んだマルチファンクションステアリングホイールなどを配備。ヘッドアップディスプレイ(HUD)やアンビエントライト、Qiワイヤレス充電トレイ、エレクトロクロミックガラスの大型パノラマサンルーフなども装備する。また、USB電源ソケット(Type-C)は全席で使えるように設定。さらに、多機能センターコンソールなど収納スペースを豊富に設置した。

▲コクピットはドライバー重視でアレンジ。航続距離などを表示する12.3インチデジタルメータークラスターやスマートフォンのワイヤレス接続に対応した14インチセンターインフォメーションディスプレイなどを配備する
3列式のシートについては、新デザインの表皮を採用。また、前席にはヒーター機構を、2列目には1タッチホールド機構を、3列目には分割格納機構を組み込む。2列目はキャプテンシートのほか、ベンチシートもラインアップする予定だ。一方でラゲッジルームは、3列目使用時で15.9立法フィート、3列目格納時で45.6立法フィートの容量を確保。利便性を高めるハンズフリー電動リフトゲートも装備している。

注目のパワートレインは、システム最高出力420hp(313kW)を発生する前後モーターを搭載し、駆動機構にはシンメトリカルAWDを採用。BEVならではの、レスポンスよくトルクを発生させるモーター特性を活かした、リニアで伸びのある加速を提供する。また、サスペンションや電動パワーステアリングのセッティングおよびAWD制御に、SUBARUが培ってきた技術を活かすことで、ドライバーがより意のままに操ることができる走りを具現化。悪路での走破性を高めるX-MODEデュアルモードシステムやグリップコントロール、ダウンヒルアシストコントロールなども組み込んだ。さらに、駆動用バッテリーには総電力量95.8kWhと77.0kWhの2種類のリチウムイオン電池を設定し、95.8kWhバッテリー搭載モデルでは約300マイル以上の航続距離を実現。充電に関してはAC普通充電とDC急速充電に対応し、急速充電の前にバッテリー本体の温度を調整するバッテリープレコンディショニングも採用した。

▲駆動用バッテリーには総電力量95.8kWhと77.0kWhの2種類のリチウムイオン電池を設定。95.8kWhバッテリー搭載モデルでは約300マイル以上の航続距離を実現。充電に関してはAC普通充電とDC急速充電に対応
先進安全運転システムとして、最新のEyeSightを導入したことも訴求点。プリコリジョンブレーキやブラインドスポットモニター、レーンデパーチャーアラート、緊急停止アシスト、トラフィックジャムアシスト、レーンチェンジアシスト、アダプティブクルーズコントロールなどを標準で装備し、さらに上級グレードにはフロントクロストラフィックアラートやインテリジェントパークアシスト、デジタルルームミラーなども装備している。
なお、新型ゲッタウェイの米国市場での発売は2026年後半を予定。日本市場への導入に関しては、現在のところ正式なアナウンスはない。