BMWノイエ・クラッセの第2弾となる次世代スポーツセダンの新型i3がワールドプレミア

BMWが3シリーズ初のBEVモデルで、今後の電動化、デジタル化、循環性という中核分野における革新能力を結集した“ノイエ・クラッセ”の第2弾となる次世代スポーツセダンの新型i3を公開。BMWの最新のデザイン言語を纏った2.5ボックスのエクステリアに、“BMWパノラミックiDrive”と称する新世代のコントロール/オペレーションシステムを採用。パワートレインには第6世代BMW eDriveテクノロジー、システム最高出力345kW/最大トルク645Nmを発生する前後モーターを配した電動4輪駆動システム、円筒型バッテリーセルを採用した高電圧バッテリー、800Vの電動技術、そして“Heart of Joy”と呼ぶ高性能コンピューターを搭載。生産は2026年8月よりドイツ・ミュンヘンのミルベルトスホーフェン工場にて実施。日本への導入は2027年以降を予定

 独BMWグループは2026年3月18日(現地時間)、3シリーズ初のBEVモデルで、次世代スポーツセダンを体現する新型i3(NA0)を初公開した。

▲BMWが3シリーズ初のBEVモデルで、次世代スポーツセダンを体現する新型i3(NA0)を初公開。今後の電動化、デジタル化、循環性という中核分野における革新能力を結集した“ノイエ・クラッセ”の第2弾に位置する

▲BMWが3シリーズ初のBEVモデルで、次世代スポーツセダンを体現する新型i3(NA0)を初公開。今後の電動化、デジタル化、循環性という中核分野における革新能力を結集した“ノイエ・クラッセ”の第2弾に位置する

 2025年9月に発表された電動ミドルクラスSUVの新型iX3(NA5)に続き、BMWの今後の電動化、デジタル化、循環性という中核分野における革新能力を結集した“ノイエ・クラッセ”(Neue Klasse=ニュー・クラスの意。BMWでは1962年に発売した新しい4ドアサルーンの1500で初めてこの呼称を使用)の第2弾となる新型i3は、BMWの最新のデザイン言語を纏った2.5ボックスのエクステリアに、“BMWパノラミックiDrive”と称する新たなコントロール/オペレーションシステムを採用したうえで、パワートレインに第6世代BMW eDriveテクノロジー、円筒型バッテリーセルを採用した高電圧バッテリー、800Vの新技術、2つの電気モーターによる電動4輪駆動を導入したことが特徴である。

▲今後のBMWブランドの全モデルに応用される新たなデザイン言語の採用により、次世代スポーツセダンの姿を再構築。ボディサイズは全長4760×全幅1865×全高1480mm/ホイールベース2897mmに設定

▲今後のBMWブランドの全モデルに応用される新たなデザイン言語の採用により、次世代スポーツセダンの姿を再構築。ボディサイズは全長4760×全幅1865×全高1480mm/ホイールベース2897mmに設定

 まずエクステリアは、今後のBMWブランドの全モデルに応用される予定の新たなデザイン言語の採用により、現在のメンタリティを捉えつつも色褪せないデザインで、BMW流SUVのスポーツセダンを再構築したことがトピック。基本プロポーションは強い存在感を放ち、4つのホイールがくっきりと際立つ2.5ボックスデザインを基調に、すっきりとした無駄のないパネル面を組み合わせて、BMWブランドの本質に迫るセダンスタイルを創出する。各部のデザインにもこだわり、フロントビューはキドニーグリルとLEDツインヘッドランプを横幅いっぱいに、かつシームレスに繋げる独創的なユニットによって、先進的かつ存在感あふれるマスクを実現。一方でサイドセクションは、短いオーバーハングにモノリシックなサーフェスと緻密なボディライン、流麗なルーフラインとシャープなグリーンハウス、視覚的なインパクトを与えるホイールアーチによって、見る者の視線を奪う2.5ボックスシルエットを具現化する。足もとには新デザインの21インチエアロダイナミクスライトアロイホイールなどを組み込んだ。そしてリアビューは、ピックアップさせた後端の造形に、水平方向に延びる新デザインのLEDコンビネーションランプやフロントと呼応するセンター部の先鋭アレンジ、厚みのあるバンパーおよびディフューザーを組み合わせて、印象的かつ独創性あふれる後ろ姿を演出する。エアロダイナミクスも重視し、整流効果を高めたフォルムやフラットな格納式ドアハンドルおよびガラスサーフェスなどを採用した。ボディサイズは全長4760×全幅1865×全高1480mm/ホイールベース2897mmに設定している。

▲基本プロポーションは強い存在感を放ち、4つのホイールがくっきりと際立つ2.5ボックスデザインを基調に、すっきりとした無駄のないパネル面を組み合わせて、BMWブランドの本質に迫るセダンスタイルを創出

▲基本プロポーションは強い存在感を放ち、4つのホイールがくっきりと際立つ2.5ボックスデザインを基調に、すっきりとした無駄のないパネル面を組み合わせて、BMWブランドの本質に迫るセダンスタイルを創出

▲フロントビューはキドニーグリルとLEDツインヘッドランプを横幅いっぱいに、かつシームレスに繋げる独創的なユニットによって、先進的かつ存在感あふれるマスクを具現化

▲フロントビューはキドニーグリルとLEDツインヘッドランプを横幅いっぱいに、かつシームレスに繋げる独創的なユニットによって、先進的かつ存在感あふれるマスクを具現化

▲リアセクションはピックアップさせた後端の造形に、水平方向に延びる新デザインのLEDコンビネーションランプやフロントと呼応するセンター部の先鋭アレンジ、厚みのあるバンパーおよびディフューザーなどを配して、印象的かつ独創性あふれる後ろ姿を演出

▲リアセクションはピックアップさせた後端の造形に、水平方向に延びる新デザインのLEDコンビネーションランプやフロントと呼応するセンター部の先鋭アレンジ、厚みのあるバンパーおよびディフューザーなどを配して、印象的かつ独創性あふれる後ろ姿を演出

▲足もとには新デザインの21インチエアロダイナミクスライトアロイホイールなどを組み込む

▲足もとには新デザインの21インチエアロダイナミクスライトアロイホイールなどを組み込む

 内包するインテリアは、デジタル機能と物理的エレメントをバランス良く調整することで、BMW特有の「手はハンドルに、視線は道路に」の原則に則りながら、直感的な操作性をドライバーフォーカスの新たなレベルにまで引き上げた、ドライバー志向のBMWパノラミックiDriveを採用したことが訴求点だ。

 BMWパノラミックiDriveは、新デザインのセンターディスプレイやBMWパノラミック・ビジョンなど4つの操作エレメントを統合することで、次世代のユーザー・エクスペリエンスを生成する。BMWパノラミック・ビジョンは、フロントウィンドウ下部のナノコーティングが施された黒色のサーフェスの2本のAピラーに挟まれた領域に情報を投影。重要度の高い運転関連情報はドライバーの視線の先にあるステアリングホイール上部のエリアに表示され、またドライバーはセンターディスプレイを操作して、中央エリアと助手席側エリアの表示内容をカスタマイズすることができる。最新のBMWオペレーティング・システムXや、ドライバー視線の先に表示されるBMW 3Dヘッドアップディスプレイも設定した。一方、マトリクスバックライトテクノロジーを配したフリーカットデザインの17.9インチセンターディスプレイは、ドライバーに向かって傾けて設定。また、新世代のマルチファンクションステアリングホイールにはシャイ・テック・アプローチに基づいたボタンパネルを組み込み、各種ボタンは機能の利用可能あるいは利用中の場合にのみ点灯し、またレリーフ状のサーフェスを持つコントロールパネルとアクティブなハプティックフィードバックによって、道路に視線を向けたまま直感的な操作を行うことを可能としている。

▲デジタル機能と物理的エレメントをバランス良く調整することで、直感的な操作性をドライバーフォーカスの新たなレベルにまで引き上げた新世代のBMWパノラミックiDriveを採用。BMWパノラミック・ビジョンはフロントウィンドウ下部のナノコーティングが施された黒色のサーフェスの2本のAピラーに挟まれた領域に情報を投影する

▲デジタル機能と物理的エレメントをバランス良く調整することで、直感的な操作性をドライバーフォーカスの新たなレベルにまで引き上げた新世代のBMWパノラミックiDriveを採用。BMWパノラミック・ビジョンはフロントウィンドウ下部のナノコーティングが施された黒色のサーフェスの2本のAピラーに挟まれた領域に情報を投影する

▲新世代のマルチファンクションステアリングホイールにはシャイ・テック・アプローチに基づいたボタンパネルを組み込む

▲新世代のマルチファンクションステアリングホイールにはシャイ・テック・アプローチに基づいたボタンパネルを組み込む

▲フローティングタイプのセンターコンソールにはシフトや電動パーキングブレーキなどのスイッチを配備

▲フローティングタイプのセンターコンソールにはシフトや電動パーキングブレーキなどのスイッチを配備

 シートについては、前席に新設計のマルチファンクションシートを、後席に40:20:40分割可倒式シートを配備。仕様としてはコンテンポラリー・インテリアのデジタル・ホワイト、ブラック、カスタネア、アガベ・グリーンや、BMW Mインテリア ブラック、BMW Individualレザー・インテリア ブラックなどを設定する。オプションとしてMスポーツシートも用意した。積載性に関しては、リアの大容量ラゲッジのほか、フロントに充電ケーブルなどを収納できるコンパートメントを配置している。

▲前席には新設計のマルチファンクションシートを、後席には40:20:40分割可倒式シートを装着。写真の仕様はコンテンポラリー・インテリアのデジタル・ホワイト

▲前席には新設計のマルチファンクションシートを、後席には40:20:40分割可倒式シートを装着。写真の仕様はコンテンポラリー・インテリアのデジタル・ホワイト

▲フロントに充電ケーブルなどを収納できるコンパートメントを設定

▲フロントに充電ケーブルなどを収納できるコンパートメントを設定

▲電動モーターやバッテリー配置の工夫により大容量のラゲッジルームを確保

▲電動モーターやバッテリー配置の工夫により大容量のラゲッジルームを確保

 注目のエレクトリックドライブシステムには、ノイエ・クラッセのために開発された第6世代BMW eDriveテクノロジーを採用する。今回公開されたi3 50 xDriveではフロントアクスルに新型の非同期モーター(ASM)を、リアアクスルに大幅アップデートを果たした電気励磁交流同期モーター(EESM)を搭載し、システム最高出力は345kW(469hp)、システム最大トルクは645Nmを発生。円筒型バッテリーセルを配した駆動用リチウムイオンバッテリーは総電力量108.7kWhを確保し、効率性に特化した炭化ケイ素(SiC)半導体を組み込んだ800Vテクノロジーやエナジーマスターと組み合わせる。一充電走行距離はWLTPモードで900kmを実現し、さらに800VのDC急速充電ステーションを利用した際はわずか10分で400km走行できるエネルギーの充電を可能とした。双方向充電機能も搭載し、ビークル・トゥ・ロード(V2L)、ビークル・トゥ・ホーム(V2H)、そしてビークル・トゥ・グリッド(V2G)の電力供給を可能としている。

▲ノイエ・クラッセのために開発された第6世代BMW eDriveテクノロジーを採用。i3 50 xDriveではフロントアクスルに新型の非同期モーター(ASM)を、リアアクスルに大幅アップデートを果たした電気励磁交流同期モーター(EESM)を搭載し、システム最高出力は345kW(469hp)、システム最大トルクは645Nmを発生。円筒型バッテリーセルを配した駆動用リチウムイオンバッテリーは総電力量108.7kWhを確保

▲ノイエ・クラッセのために開発された第6世代BMW eDriveテクノロジーを採用。i3 50 xDriveではフロントアクスルに新型の非同期モーター(ASM)を、リアアクスルに大幅アップデートを果たした電気励磁交流同期モーター(EESM)を搭載し、システム最高出力は345kW(469hp)、システム最大トルクは645Nmを発生。円筒型バッテリーセルを配した駆動用リチウムイオンバッテリーは総電力量108.7kWhを確保

 パワートレインとドライビングダイナミクス機能を高次元で融合したコントロールユニット“Heart of Joy”をiX3に続いて採用したことも注目ポイントだ。従来のコントロールユニットの最大10倍の情報処理能力を発揮するHeart of Joyは、BMWダイナミックパフォーマンスコントロールとの連携により、運転に関わるさまざまなプロセスを瞬時に制御。そのスピードと精度は、ドライビングダイナミクスを新たな次元へと昇華させる。さらに、回生ブレーキを最適に制御することで減速時の車両の揺れを抑制。クルマが完全に停止するまで、スムーズで快適な乗り心地を実現した。

▲パワートレインとドライビングダイナミクス機能を高次元で融合したコントロールユニット“Heart of Joy”を採用。従来のコントロールユニットの最大10倍の情報処理能力を発揮する

▲パワートレインとドライビングダイナミクス機能を高次元で融合したコントロールユニット“Heart of Joy”を採用。従来のコントロールユニットの最大10倍の情報処理能力を発揮する

 なお、新型i3の生産は2026年8月よりドイツ・ミュンヘンのミルベルトスホーフェン(Milbertshofen)工場にて実施。日本への導入は2027年以降を計画している。

▲新型i3の生産は2026年8月よりドイツ・ミュンヘンのミルベルトスホーフェン工場にて実施

▲新型i3の生産は2026年8月よりドイツ・ミュンヘンのミルベルトスホーフェン工場にて実施

 

 

SNSでフォローする