北米トヨタがBEVモデルの3列シートSUVの新型ハイランダーを発表

トヨタ自動車の北米部門がバッテリーEVの3列シートSUVの新型ハイランダーを初公開。パワートレインは最高出力165kWのフロントモーターに総電力量76.96kWhのリチウムイオンバッテリーを組み合わせたFWD、総出力252kWの前後モーターに総電力量76.96kWhのリチウムイオンバッテリーを組み合わせたAWD、総出力252kWの前後モーターに総電力量95.82kWhのリチウムイオンバッテリーを組み合わせたAWDを設定。北米市場での販売は2026年後半を予定

 トヨタ自動車の北米部門であるToyota Motor North America(TMNA)は2026年2月10日(現地時間)、3列シートSUVの新型ハイランダー(Highlander)のバッテリーEV(BEV)モデルを世界初披露し、2027年モデルとして2026年後半に北米市場で発売すると発表した。

▲北米トヨタが3列シートSUVの新型ハイランダーのバッテリーEV(BEV)を世界初公開

▲北米トヨタが3列シートSUVの新型ハイランダーのバッテリーEV(BEV)を世界初公開

 第5世代となる新型ハイランダーのBEVモデルは、あらゆる国・地域の様々なユーザーニーズに応えうる電動車の選択肢を用意するトヨタの“マルチパスウェイ”の取り組みのもとに展開。北米市場では「bZ(bZ4Xの北米向けモデル)」「C-HR(欧州のC-HR+の北米向けモデル)」「bZ Woodland(bZ4Xツーリングの北米向けモデル)」に続く電気自動車の第4弾として、Toyota Motor Manufacturing Kentucky(TMMK)にて生産を実施する。

▲新型ハイランダーのBEVモデルはToyota Motor Manufacturing Kentucky(TMMK)にて生産を行う

▲新型ハイランダーのBEVモデルはToyota Motor Manufacturing Kentucky(TMMK)にて生産を行う

 注目のパワートレインは、最高出力165kWのフロントモーターに総電力量76.96kWhのリチウムイオンバッテリーを組み合わせたFWD、総出力252kWの前後モーターに総電力量76.96kWhのリチウムイオンバッテリーを組み合わせたAWD、総出力252kWの前後モーターに総電力量95.82kWhのリチウムイオンバッテリーを組み合わせたAWDを設定。大容量バッテリーの採用に加え、eAxleの高効率化を図るなどして航続距離の延長を図り、一充電走行距離はFWDモデルが287マイル(約462km)、AWDの76.96kWh仕様が270マイル(約435km)、AWDの95.82kWh仕様が320マイル(約515km)を実現する。充電に関してはAC普通充電とDC急速充電に対応。また、急速充電の前にバッテリー本体の温度を調整するバッテリープレコンディショニングを採用し、バッテリー温度を充電に適した状態に最適化して冷間時での急速充電時間を約30分とすることを目標に開発を進めている。車種展開はXLE FWD、XLE AWDの76.96kWh仕様および95.82kWh仕様、Limited AWDという4グレードで構成した。

▲パワートレインは最高出力165kWのフロントモーターに総電力量76.96kWhのリチウムイオンバッテリーを組み合わせたFWD、総出力252kWの前後モーターに総電力量76.96kWhのリチウムイオンバッテリーを組み合わせたAWD、総出力252kWの前後モーターに総電力量95.82kWhのリチウムイオンバッテリーを組み合わせたAWDを設定

▲パワートレインは最高出力165kWのフロントモーターに総電力量76.96kWhのリチウムイオンバッテリーを組み合わせたFWD、総出力252kWの前後モーターに総電力量76.96kWhのリチウムイオンバッテリーを組み合わせたAWD、総出力252kWの前後モーターに総電力量95.82kWhのリチウムイオンバッテリーを組み合わせたAWDを設定

▲充電に関してはAC普通充電とDC急速充電に対応。急速充電の前にバッテリー本体の温度を調整するバッテリープレコンディショニングを採用する

▲充電に関してはAC普通充電とDC急速充電に対応。急速充電の前にバッテリー本体の温度を調整するバッテリープレコンディショニングを採用する

 エクステリアについては、SUVの堅牢なプロポーションを追求しつつ、BEVモデルならではの洗練されたハイテクな側面も捉えた新しいハイランダーに仕立てることを目標にデザイン。“Best Experience Vehicle”をテーマに据え、改良型のTNGA-Kプラットフォームをベースに、前後アンダーカバーや前後スパッツなどを装備して空力性能を高める。また、全高を従来より0.8インチ(約2cm)下げ、同時に幅とホイールベースを拡大することで、よりモダンな外観と自信に満ちたフォルムを実現した。各部のデザインにもこだわり、フロント部は象徴的なハンマーヘッドデザインをフラットな造形で強調するとともに、メインヘッドライトとは別に収められたスリムなデイタイムランニングライト(DRL)や幾何学的なバンパーコーナーなどを配して、先進的かつスマートなマスクを創出。一方でサイドビューは、フロントからリアへとつながる流麗なルーフラインや滑らかなドアパネル、幅広いフェンダーなどによってスポーティさと力強さを強調する。電子ラッチを配したセミフラッシュのドアハンドルのアレンジも印象的だ。そしてリアセクションは、リアピラーに滑らかに統合されたリアスポイラーやサイドまで回り込む横2重ラインのLEDコンビネーションランプ、ブラックの台形ディフューザーなどを採用して、存在感あふれる後ろ姿に仕立てる。ボディサイズは全長198.8×全幅78.3×全高67.3インチ(約5050×1989×1709mm)、ホイールベース120.1インチ(約3050mm)に設定した。

▲エクステリアは“Best Experience Vehicle”をテーマにデザイン。SUVの堅牢なプロポーションを追求しつつ、BEVモデルならではの洗練されたハイテクな側面も捉えた新しいハイランダーに仕立てる

▲エクステリアは“Best Experience Vehicle”をテーマにデザイン。SUVの堅牢なプロポーションを追求しつつ、BEVモデルならではの洗練されたハイテクな側面も捉えた新しいハイランダーに仕立てる

▲ボディサイズは全長198.8×全幅78.3×全高67.3インチ(約5050×1989×1709mm)、ホイールベース120.1インチ(約3050mm)に設定

▲ボディサイズは全長198.8×全幅78.3×全高67.3インチ(約5050×1989×1709mm)、ホイールベース120.1インチ(約3050mm)に設定

 内包するインテリアは、より開放的で洗練された快適さを備え、かつ先進的な装備を提供することで、いっそう心地よく利便性に優れたキャビン空間を創出する。コクピットはドライバー重視でアレンジし、航続距離などを表示する専用デジタルメータークラスターや12.3インチタッチスクリーンなどを配備。ヘッドアップディスプレイ(HUD)や64種類のカラーバリエーションを設定したアンビエントライト、デュアルQiワイヤレス充電トレイなども装備する。さらに、最新のToyota Audio Multimediaのほか、インテリジェントアシスタント付きのドライブコネクテッドや3Dマップ付きクラウドナビゲーション、デスティネーションアシストなども採用。USB電源ソケット(Type-C)は全席で使えるように設定した。また、多機能センターコンソールには小さな収納トレイ、カップホルダー、下トレイ収納を設置。カップホルダーは18カ所に配備している。

▲インテリアはより開放的で洗練された快適さを備え、かつ先進的な装備を提供することで、いっそう心地よく利便性に優れたキャビン空間を創出。コクピットはドライバー重視でアレンジする

▲インテリアはより開放的で洗練された快適さを備え、かつ先進的な装備を提供することで、いっそう心地よく利便性に優れたキャビン空間を創出。コクピットはドライバー重視でアレンジする

▲航続距離などを表示する専用デジタルメータークラスターや12.3インチタッチスクリーンを配備

▲航続距離などを表示する専用デジタルメータークラスターや12.3インチタッチスクリーンを配備

 3列式のシートについては、新デザインのSofTexトリム表皮を標準で採用。また、前席にはヒーター機構を、2列目には1タッチホールド機構を、3列目には分割格納機構を組み込む。2列目はキャプテンシートのほか、ベンチシートも設定した。一方でラゲッジルームは、3列目使用時で15.9立法フィート、3列目格納時で45.6立法フィートの容量を確保。利便性を高めるハンズフリー電動リフトゲートも標準で装備している。

▲3列式のシートには新デザインのSofTexトリム表皮を標準で採用。前席にはヒーター機構を、2列目には1タッチホールド機構を、3列目には分割格納機構を組み込む

▲3列式のシートには新デザインのSofTexトリム表皮を標準で採用。前席にはヒーター機構を、2列目には1タッチホールド機構を、3列目には分割格納機構を組み込む

▲ラゲッジルームは3列目使用時で15.9立法フィート、3列目格納時で45.6立法フィートの容量を実現

▲ラゲッジルームは3列目使用時で15.9立法フィート、3列目格納時で45.6立法フィートの容量を実現

 先進安全運転システムとして、最新のTSS(Toyota Safety Sense)4.0を導入したことも訴求点。ハードウェアと検知能力をアップデートし、機能として車両、歩行者、自転車、オートバイを検知するプレコリジョンシステム(PCS w/PD)やフルスピードレンジ ダイナミックレーダークルーズコントロール(DRCC)、ステアリングアシスト付きレーンデパーチャーアラート(LDA w/SA)などを採用している。

 なお、トヨタはより良い日米貿易関係への貢献を目的に、アメリカで生産するトヨタ車の日本への導入を2026年より目指すと予告しており、まずはグローバルセダンの「カムリ」、3列シートSUVの「ハイランダー」、ピックアップトラックの「タンドラ」という3車種を日本で販売する計画を立てているが、ここにBEVモデルの新型ハイランダーが組み込まれるかは、現在のところ未定である。

▲新型ハイランダーは2027年モデルとして2026年後半に北米市場で発売予定

▲新型ハイランダーは2027年モデルとして2026年後半に北米市場で発売予定

 

 

SNSでフォローする