ジャガーの新世代4ドアGTのプロトタイプが北極圏でウィンターテストを敢行

ジャガーが新型電動ラグジュアリー4ドアGTのプロトタイプの北極圏におけるテストシーンを公開。自社開発の革新的な電気推進テクノロジーと独特なプロポーション、低重心設計が融合し、他に類を見ない走りを実現するBEVの新型4ドアGTの開発は順調に進んでいると明言。市販デビューは2026年後半を予定

 英国ジャガー・ランドローバー(JLR)は2026年2月2日(現地時間)、ブランドの再構築を象徴する新生ジャガーの電動ラグジュアリー4ドアGTのプロトタイプを北極圏に持ち込み、寒冷地テストとキャリブレーション評価を行ったと発表した。

▲ジャガーが新型電動ラグジュアリー4ドアGTのプロトタイプの北極圏におけるテストシーンを披露

▲ジャガーが新型電動ラグジュアリー4ドアGTのプロトタイプの北極圏におけるテストシーンを披露

 ジャガーの新世代4ドアGTは、2024年12月に米国のマイアミ・アート・ウィークにおいてワールドプレミアを飾ったコンセプトカーの「TYPE 00」で示したデザイン哲学「Exuberant Modernist(活気あふれるモダニズム)」を受け継ぐ市販車モデルに位置。TYPE 00は2ドアのファストバックボディを採用していたが、市販版は4ドアモデルとなるようだ。パワートレインに関しては、最高出力1000psオーバーを達成した3モーターと大容量リチウムイオン電池を搭載して4輪を駆動。インテリジェントトルクベクタリングによって、各輪に駆動を最適配分する。

▲新世代4ドアGTはコンセプトカーの「TYPE 00」で示したデザイン哲学「Exuberant Modernist」を受け継ぐ市販車モデルに位置。写真のTYPE 00は2025年のパリ・ファッション・ウィークに登場した際のひとコマ

▲新世代4ドアGTはコンセプトカーの「TYPE 00」で示したデザイン哲学「Exuberant Modernist」を受け継ぐ市販車モデルに位置。写真のTYPE 00は2025年のパリ・ファッション・ウィークに登場した際のひとコマ

▲パワートレインには最高出力1000psオーバーを達成した3モーターと大容量リチウムイオン電池を搭載して4輪を駆動

▲パワートレインには最高出力1000psオーバーを達成した3モーターと大容量リチウムイオン電池を搭載して4輪を駆動

 テストに当たっては、ジャガー史上最も厳格かつ包括的なプログラムを適用。灼熱の砂漠を通るハイウェイから、凍った湖、高度なバーチャル環境に至るまで、150台のプロトタイプを使って何十万マイルもの走行試験を実施する。

▲新世代4ドアGTのテストに当たってはジャガー史上最も厳格かつ包括的なプログラムを適用する

▲新世代4ドアGTのテストに当たってはジャガー史上最も厳格かつ包括的なプログラムを適用する

 今回の北極圏のウィンターテストでは、スウェーデンの凍結した湖をメインに、先進テクノロジーのThermAssistを検証。また、最高水準の安定感と乗り心地を目指して、シャシーシステムやオールホイールステアリング、専用設計の新型23インチのウィンタータイヤ、ダイナミックエアサスペンション、アクティブツインバルブダンパーなど、推進トルク制御と調和して作動するすべてのコンポーネントのキャリブレーション作業を行い、最終調整を施す。ちなみに、新設計のThermAssistは熱消費量を最大40%削減する車載熱管理システムで、周囲の温度がマイナス10度まで低下すると熱を回収して、その熱で推進システムや車内を暖め、これにより極寒の環境でも航続距離を最大化することができる機構である。

▲北極圏のウィンターテストではスウェーデンの凍結した湖をメインに、先進テクノロジーである車載熱管理システムのThermAssistを検証する

▲北極圏のウィンターテストではスウェーデンの凍結した湖をメインに、先進テクノロジーである車載熱管理システムのThermAssistを検証する

▲最高水準の安定感と乗り心地を目指して、推進トルク制御と調和して作動するすべてのコンポーネントのキャリブレーション作業を実施

▲最高水準の安定感と乗り心地を目指して、推進トルク制御と調和して作動するすべてのコンポーネントのキャリブレーション作業を実施

 JLRのビークル・エンジニアリング・ディレクターであるマット・ベッカー氏は「ジャガーは常にドライビングプレジャーを追求してきました。新生ジャガーが送り出すBEVの新型4ドアGTも例外ではなく、当社の技術的な野心を大きく前進させるものになるでしょう」とコメント。また、ジャガー担当マネージング・ディレクターであるロードン・グローバー氏は「私たちは創業時からジャガーらしいドライビングエクスペリエンスを提供することを目指してきました。新生ジャガーにおいても、見た目はもちろん、運転する喜びを両立させた、誰もが憧れる魅力的なクルマを作り上げます」と、その意気込みを語った。

 なお、ジャガーの新世代4ドアGTは2026年後半に市販モデルの発表を行う予定である。

▲ジャガーの新世代4ドアGTは2026年後半に市販モデルがワールドプレミアを飾る予定

▲ジャガーの新世代4ドアGTは2026年後半に市販モデルがワールドプレミアを飾る予定

 

 

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