日産NV200バネットがマイナーチェンジ。アウトドア志向の新グレード「アウトドア ブラックエディション」を新設定

日産の定番キャブオーバーバン／ワゴンのNV200バネットが仕様向上。安全装備および機能装備のバージョンアップを図るとともに、新グレードとしてアウトドアでも映える専用デザインを纏った「アウトドア ブラックエディション」をラインアップ。カスタマイズカーの車中泊仕様車「マルチベッド」、ライフケアビークル（LV）「チェアキャブ」、商用特装車「ワークユースビークル」シリーズなども同様の変更を実施

　日産自動車は定番キャブオーバーバン／ワゴンのNV200バネットを仕様変更し、2025年12月15日に発売すると発表した。

▲日産NV200バネットGX 2WDアウトドア ブラックエディション　価格：276万7600円　全長4410×全幅1695×全高1855mm　ホイールベース2725mm　車重1320kg　乗車定員2／5名　WLTCモード燃費13.4km/リットル　ボディカラーはサンドベージュ

車種展開は以下の通り。

■バン

DXルートバン2WD（乗車定員2名）：CVT236万3900円

DX 2WD（乗車定員2名）：CVT236万3900円

DX 2WD（乗車定員2／5名）：CVT243万5400円

VX 2WD（乗車定員2／5名）：CVT252万3400円

VX 2WDアウトドア ブラックエディション（乗車定員2／5名）：CVT260万8100円

GX 2WD（乗車定員2／5名）：CVT268万2900円

GX 2WDアウトドア ブラックエディション（乗車定員2／5名）：CVT276万7600円

DXルートバン4WD（乗車定員2名）：4AT278万3000円

DX 4WD（乗車定員2名）：4AT278万3000円

DX 4WD（乗車定員2／5名）：4AT281万4900円

GX 4WD（乗車定員2／5名）：4AT304万7000円

GX 4WDアウトドア ブラックエディション（乗車定員2／5名）：4AT313万1700円

■ワゴン

16X-2R 2WD（乗車定員5名）：CVT258万600円

16X-2R 2WDアウトドア ブラックエディション（乗車定員5名）：CVT266万5300円

16X-3R 2WD（乗車定員7名）：CVT271万9200円

16X-3R 2WDアウトドア ブラックエディション（乗車定員7名）：CVT280万3900円

▲日産NV200バネットGX 4WD　価格：304万7000円　全長4410×全幅1695×全高1885mm　ホイールベース2725mm　車重1430kg　乗車定員2／5名　WLTCモード燃費10.6km/リットル　写真のボディカラーはダークメタルグレーM

　今回の変更は、安全装備および機能装備のバージョンアップを図るとともに、新グレードとしてアウトドアでも映える専用デザインを纏った「アウトドア ブラックエディション（Outdoor Black Edition）」を追加設定したことが特徴である。

▲日産NV200バネット16X-3R 2WD　価格：271万9200円　全長4410×全幅1695×全高1850mm　ホイールベース2725mm　車重1400kg　乗車定員7名　WLTCモード燃費13.5km/リットル　写真のボディカラーはスーパーブラック

▲日産NV200バネット16X-2R 2WDアウトドア ブラックエディション　価格：266万5300円　全長4410×全幅1695×全高1850mm　ホイールベース2725mm　車重1350kg　乗車定員5名　WLTCモード燃費13.5km/リットル　ボディカラーはサンドベージュ

　まず安全装備に関しては、各種法規に適合するとともに、ユーザーの快適な運転をサポートする「先行車発進お知らせ機能」や、使い勝手の良い「ドアロック連動格納機能付ドアミラー」、車線変更をサポートする「コンフォートフラッシャー」を全グレードに標準装備。また、VX／GX／16X-2R／16X-3Rグレードにはサイドターンランプ付きドアミラーを配備し、右左折時におけるターンランプの視認性を向上させた。

▲ユーザーの快適な運転をサポートする「先行車発進お知らせ機能」を装備

▲使い勝手を高める「ドアロック連動格納機能付ドアミラー」を採用。VX／GX／16X-2R／16X-3Rグレードにはサイドターンランプ機能を配備

　機能装備の面では、全席シートを「抗菌仕様」で仕立てたことがトピック。また、運転席と助手席には中折れ（スパイナルサポート）形状背もたれパッドを追加して、長時間のドライブにおける疲労感の低減を果たした。

▲全席シートを「抗菌仕様」で仕立てる。運転席と助手席には「スパイナルサポート機能」を追加。写真はGXグレードのインテリア

　VX／GX／16X-2R／16X-3Rのそれぞれに設定した新グレードの「アウトドア ブラックエディション」については、キャンピング架装などカスタマイズを楽しむユーザーをターゲットに開発。ボディカラーには専用モノトーンのサンドベージュを纏い、ここにブラックの前後バンパーやドアハンドルおよびバックドアフィニッシャー、ドアミラー、スチールホイール＆センターキャップを配備して、引き締まった印象を与えるとともに、アウトドアでも映えるスタイリングを創出した。

▲キャンピング架装などカスタマイズを楽しむユーザーをターゲットに開発した「アウトドア ブラックエディション」。ボディカラーには専用モノトーンのサンドベージュを纏う

▲ブラックのバンパーを装備

▲ブラック塗装のドアハンドルを配備

▲ドアミラーもブラックで仕立てる

▲ブラックのスチールホイール＆センターキャップを装着

　パワートレインは基本的に従来を踏襲し、HR16DE型1597cc直列4気筒DOHCガソリンエンジン（最高出力113ps/5600rpm、最大トルク15.3kg・m/4000rpm）を搭載。駆動機構には2WDと4WDを設定し、トランスミッションは2WDがエクストロニックCVTを、4WDがフルレンジ電子制御4速オートマチック［E-ATx］を採用している。

▲パワートレインには熟成のHR16DE型1597cc直列4気筒DOHCガソリンエンジン（113ps／15.3kg・m）を搭載。駆動機構は2WDと4WDの選択が可能

　NV200バネットの仕様変更に合わせて、日産モータースポーツ＆カスタマイズが手がけるNV200バネットをベースとした車中泊仕様車の「マルチベッド」、ライフケアビークル（LV）の「チェアキャブ」、商用特装車の「ワークユースビークル」シリーズも同様の仕様変更を実施する。また、「マルチベッド」においてはベース車として新グレードの「GXアウトドア ブラックエディション」を追加し、同グレードには耐久性および撥水性に優れたCORDURA製ベッド生地や、サンドベージュモノトーンのボディカラーを採用している。

▲日産NV200バネット「マルチベッド」16X-2R　価格：307万6700円

▲マルチベッドにはベース車として新グレードの「GXアウトドア ブラックエディション」を追加。ベッド生地には耐久性と撥水性に優れたCORDURA製を採用する。車両価格は2WD332万4200円／4WD368万8300円

▲日産NV200バネット「チェアキャブ」車いす2名仕様　価格：315万9000円

　なお、「NV200バネット MYROOM」の仕様変更の詳細については、本年12月中旬の発表を予定している。