日産が軽キャブバンの「クリッパーバン」に荷室スペースを目的に応じてアレンジしやすくした新モデル「マルチラック」を設定。スチールラックと有孔ボード、それらに装着できる2種類の形状の専用ブラケット、そして防汚性のある専用フロアを荷室に配備して、ビジネスからレジャーまで有効に使える荷室空間を創出。オプションで耐水性および撥水性に優れた生地を採用し、脱着や装着位置の高さが4段階調整できるベッドマットも用意
日産自動車および日産モータースポーツ&カスタマイズは、軽キャブバンの「クリッパーバン」に新モデルの「マルチラック」を設定し、11月27日に発売すると発表した。
車種展開は以下の通り。
クリッパーバン マルチラック(GXベース):2WD210万6500円/4WD226万500円
クリッパーバン マルチラック(GXターボベース):2WD231万円/4WD246万4000円
新設定のマルチラックは、荷室スペースを目的に応じてアレンジしやすくし、ビジネスからレジャーまで有効に使える荷室空間を創出したことが特徴だ。ベース車はハイルーフ形状のクリッパーバンの最上級グレード「GX」および「GXターボ」で、パワートレインはGXにR06A型658㏄直列3気筒DOHC12V・VVTエンジン(最高出力49ps/6200rpm、最大トルク6.1kg・m/4000rpm)+CVTを、GXターボにR06A型658㏄直列3気筒DOHC12V・VVTインタークーラー付ターボエンジン(最高出力64ps/6000rpm、最大トルク9.7kg・m/3000rpm)+CVTを搭載。駆動機構は2WD(後輪駆動)と4WDの選択が可能である。
注目の荷室は、スチールラックと有孔ボード、それらに装着できるJ型およびL型の2種類の専用ブラケット、そして防汚性のある専用フロアを装備する。ラックやボードはオリジナルの有孔デザインとし、専用ブラケットの取付け位置や向きを柔軟に調整することが可能。また、市販品の汎用フックなども取付け可能で、趣味やレジャーのほか配達や移動販売など、幅広い用途に合わせて荷室をアレンジすることができる。有孔ボードおよび専用フロアのカラーは、ナチュラルベージュのほかブラックも選択可能だ。
また、オプションとして耐水性および撥水性に優れたCORDURA製の生地を採用し、脱着や装着位置の高さが4段階調整できるベッドマット(22万円高)を用意。1枚当たりのマットの厚さは50mmを確保し、4枚装着時のベッド寸法は長1800×幅1170mmを実現して車中泊に対応する。マットを高めに設置した際は、下部に荷物を置くことも可能だ。マットのカラーは有孔ボードなどと同様、ナチュラルベージュとブラックを設定している。
