メルセデス・ベンツの中核プレミアムセダン&ステーションワゴンに位置する第6世代EクラスのトップパフォーマンスPHEVモデル「メルセデスAMG E 53 ハイブリッド4MATIC+」に特別仕様車の「エディション ナイトカーボン」を設定。内外装の随所にブラックパーツおよびダーククロームパーツ、カーボンファイバーパーツを組み込んで、夜に溶け込むような、シックで精悍なセダン&ワゴンを創出。販売台数は計150台の限定
メルセデス・ベンツ日本は2025年9月10日、第6世代メルセデス・ベンツEクラス(W214)のセダン/ステーションワゴンのトップパフォーマンスモデル「メルセデスAMG E 53 ハイブリッド4MATIC+」に特別仕様車「エディション ナイトカーボン(Edition Night Carbon)」をラインアップし、同日より注文の受付を開始した。車両価格はセダンが2075万円、ステーションワゴンが2104万円の設定で、販売台数はセダンが100台、ステーションワゴンが50台の限定。ユーザーへの納車は本年9月下旬以降を予定する。
▲メルセデス・ベンツEクラス(W214)セダン/ステーションワゴンのトップパフォーマンスモデル「メルセデスAMG E 53 ハイブリッド4MATIC+」に特別仕様車「エディション ナイトカーボン(Edition Night Carbon)」をラインアップ。車両価格はセダンが2075万円、ステーションワゴンが2104万円に設定
今回の特別仕様車は、既存の高性能PHEVモデルであるメルセデスAMG E 53 ハイブリッド4MATIC+をベースに、ブラックパーツやダーククロームパーツ、カーボンファイバーパーツを内外装の随所に組み込んで、夜に溶け込むような、シックで精悍なセダン&ワゴンに仕立てたことが特徴である。
まずボディカラーには、グラファイトグレーメタリック(販売台数はセダン:右ハンドル30台/左ハンドル10台、ステーションワゴン:右ハンドル20台)とMANUFAKTURオパリスホワイトメタリック(有償オプション5万円、販売台数はセダン:右ハンドル40台/左ハンドル20台、ステーションワゴン:右ハンドル30台)の2色を設定。ここに、AMGナイトパッケージとAMGナイトパッケージⅡを特別装備する。フロントマスクではフロントエプロンのスプリッターとトリムストリップをブラックカラーに、AMGラジエターグリルとボンネットのAMGエンブレムをダーククロームに変更。サイドセクションではベルトラインとウインドウラインのトリムストリップがブラックカラーに、フロントフェンダーのインサートとバッジ、ドアハンドル上部がダーククロームに切り替わる。リアビューではリアエプロンのトリムストリップと左右4本出しテールパイプがブラックカラーに、メルセデススターやトラングリッドのトリムストリップ、リアバッジおよびAMGレタリングがダーククロームに刷新され、合わせてセダンにはAMGカーボンファイバースポイラーリップを配備した。足もとにはベース車から1インチアップの21インチAMG鍛造アルミホイールを装着し、ホイールカラーはグラファイトグレーメタリックのボディカラーにブラック(RWC)、MANUFAKTURオパリスホワイトメタリックのボディカラーにシルバー(RWB)を組み合わせる。エクステリアではほかにも、AMGレッドブレーキキャリパーやAMGカーボンファイバードアミラー、パノラミックスライディングルーフなどを配備した。
エクステリアと同様、インテリアにもブラックカラーやカーボンファイバー素材を多用して、上質かつスポーティなキャビン空間を演出。具体的には、ブラックピアノラッカーインテリアトリムやAMGカーボンファイバーセンタートリム、AMGパフォーマンスステアリング(カーボンファイバー/MICROCUT)、ブラックカラーのナッパレザーシートを標準で採用する。機能装備として、通常モデルではAMGカーボンパッケージとの同時装着ができないデジタルインテリアパッケージを特別装備したことも訴求点。MBUXスーパースクリーンや3Dコックピットディスプレイ、ヘッドアップディスプレイ、MBUXインテリアアシスタント、AMGトラックペース、クライメートコントロール(前席左右後席左右独立調整)、自撮り&ビデオカメラなどを組み込んでいる。
パワートレインはベース車を踏襲し、“M256M”2996cc直列6気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(最高出力449ps/5800~6100rpm、最大トルク560Nm/2200~5000rpm)、トランスミッションに統合された電気モーター(最高出力120kW/2400~6800rpm、最大トルク480Nm/0~2400rpm)、リチウムイオン電池、AMGスピードシフトTCT 9Gトランスミッション(電子制御9速AT)で構成するプラグインハイブリッドシステムを搭載。システム総出力は585ps(430kW)/750Nmを発生し、RACE START時はシステム最高出力が612ps(450kW)まで高まる。駆動機構には前後可変トルク配分を行う専用セッティングの4輪駆動システム「AMG 4MATIC+」を採用。EV走行換算距離(等価EVレンジ)はWLTCモードでセダンが101km、ステーションワゴンが97kmを実現した。また、シャシー面ではAMGドライバーズパッケージやAMGダイナミックエンジンマウント、電子制御AMGリミテッドスリップデフ、AMGダイナミックプラスパッケージを追加装備している。
▲パワートレインは“M256M”2996cc直列6気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(449ps/560Nm)、トランスミッションに統合された電気モーター(120kW/480Nm)、リチウムイオン電池、AMGスピードシフトTCT 9Gトランスミッション(電子制御9速AT)でプラグインハイブリッドシステム構成。システム総出力は585ps(430kW)/750Nmを発生する