再評価されるORANGE RANGE!平成J-POPブームの象徴として再び脚光!

 現在、大きなブームとなりつつある平成J-POP。あの明るく、ノリのよい曲が多かった時代に懐かしさや憧れを持つ人が増え、平成のJ-POPに注目が集まっているのだ。

 そのムーブメントの中心に、2000年代に圧倒的な存在感を放っていたミクスチャーバンドORANGE RANGEがいる。

 2003年のデビュー以降、「上海ハニー」「ロコローション」「花」「イケナイ太陽」など、ヒップホップとロック、ポップス、レゲエを自在にブレンドしたサウンドで時代を席巻。テレビやカラオケ、CD売上など、当時の日本の大衆音楽シーンにORANGE RANGEの名は欠かせなかった。そんな彼らの楽曲が、今Z世代やミレニアル世代に再び強く刺さっているのだ。

 2025年初頭、彼らの代表曲の一つ「イケナイ太陽」のリバイバルMVがYouTubeで公開されると瞬く間に話題となり、YouTubeの音楽急上昇ランキングで1位を獲得。コメント欄には「リアルタイム世代じゃないけど最高すぎる」「令和の今聴いても新しい」といった声が溢れた。

 さらに、TikTokでは「おしゃれ番長 feat.ソイソース」が音源として爆発的に使用され、2025年9月時点で総再生回数は3億回を突破。ダンス動画やリップシンク、MV風編集など、幅広いフォーマットで使われ、若い世代にとって“バズるための音源”として定着している。

 Spotifyの日本国内チャートでも、旧譜ながら複数曲がランキングに再浮上しており、「キリキリマイ」や「ビバ★ロック」などもプレイリスト入り。平成の終盤に人気だったバンドたちの中でも、ORANGE RANGEの復活ぶりは群を抜いている。

 この背景には、彼らの“ジャンルレス”な音楽性が今の価値観にマッチしているという点がある。ロックかヒップホップかという枠に縛られず、混沌としたサウンドをポップにまとめ上げる手法は、ジャンルの境界線が希薄になった現代のリスナーにとって非常に親和性が高い。

 また、彼らの楽曲には、沖縄出身というルーツからくる祝祭感や、陽気なカオスが宿っている。閉塞感の漂う時代において、その奔放なエネルギーが多くの人々の心を解放しているのだ。

 ライブ活動も活発で、近年は大型フェスへの出演も増加。かつてのファン層と新たなリスナーが会場で混ざり合う、世代を超えた一体感は、他のアーティストにはない“再評価の深さ”を物語っている。

 平成という時代の空気を鮮やかに切り取ったORANGE RANGEの音楽が、令和の時代に再び意味を持ち始めている。その再評価は、過去への懐古ではなく、音楽の普遍性と進化の証ではないだろうか。

作品情報

タイトル:イケナイ太陽 – From THE FIRST TAKE
リリース:2025年9月24日
配信サイト:https://smr.lnk.to/IT_TFT_PAPS

タイトル:花 – From THE FIRST TAKE
リリース:2025年9月24日
配信サイト:https://smr.lnk.to/HANA_TFT_PAPS

ORANGE RANGE プロフィール

沖縄出身の5人組ロックバンド。

2001年に結成し、2002年2月22日にミニアルバム『オレンジボール』でインディーズデビュー。翌年2003年シングル「キリキリマイ」でメジャーデビュー。来年2026年に結成25周年を迎える。

ジャンルにとらわれない自由かつ高い音楽性と、卓越したポピュラリティが話題となり、数々の名曲を送り出し続けている。

ORANGE RANGE 公式サイト

HP:https://orangerange.com/
YouTube:https://www.youtube.com/c/ORANGERANGEkoza
Instagram:https://www.instagram.com/orangerange.official/
X::https://x.com/orangerangenow/
TikTok:https://www.tiktok.com/@orangerange_official

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