ACEA(欧州自動車工業会)が7月24日に発表した今年6月の欧州新車販売(EU+EFTA+UK)は、124万3732台で前年同月比5.1%減だった。1〜6月の上半期の販売台数は681万5320台で前年同期比0.9%減だった。
パワートレーン別に上半期の販売状況を紹介すると、BEVは119万346台で前年同期比24.9%増、PHEVは59万1573台で同21.2%増、ハイブリッドは238万4298台(同16.0%増)、ガソリン190万2166台(同21.7%減)、ディーゼル56万1500台(同27.5%減)となっている。BEVの販売比率は17.5%、PHEV8.7%、ハイブリッド35.0%、ガソリン27.9%、ディーゼル8.2%である。
上半期のメーカー/グループ別販売状況は、181万658台を販売したVWグループが前年同期比2.3%増で首位。2位は104万902台(同9.1%減)のステランティス、70万8106台(同5.4%増)のルノー・グループと続く。
テスラは10万9879台で、前年同期比33.2%減と大きく減らした。電動車メーカーに移行するジャガーは現在、英国での販売を休止して新生ジャガーの道に向けて歩みを進めている。そのため、上半期の販売は2813台、同80.4%減にとどまっている。ディーラーに在庫していたモデルや認定中古車の販売は継続しており、車両の整備などには対応している。