メーカー/グループ別2026年2月の欧州新車販売データが明らかに

 ACEA(欧州自動車工業会)は3月24日、今年2月までのメーカー/グループ別新車販売データを発表した。

 2月25万6452台を販売し、1〜2月の累計販売台数で51万2094台と安定のトップを維持しているのは、VWグループである。VWグループは2月のマーケットシェアが26.2%に達しているが、VWブランドは単体でも10.3%のシェアを持つ。VWグループ内で2番目の販売台数を上げているのはシュコダ(スペイン)で、市場全体の6.7%のシェアを獲得している。アウディは4.9%だが、スタンダードラインのシュコダとプレミアムなアウディを台数ベースで比較するのは難しい面がある。

DENZA(デンザ)はBYDが展開するプレミアムブランド。写真のデンザB5SUVは2026年に英国で発売を予定。オーストラリアでは販売がスタートした

 
 各メーカー/グループの販売台数一覧は別表にまとめたとおり。ランキングという視点で面白いのはフォード以下の順位である。中でも中国系のSAICモーター(上海汽車)とBYD、そして米国テスラといったBEV/PHEVに強みを持つメーカーの動向は目が離せない。一時はテスラが猛烈な伸びを見せて、2023年9月には約3万5000台を販売して話題になった。ところが、今年1月までは13カ月連続で前年同月実績を割り込んでいた。この2月になって前年同月比を超えたが、これはダウントレンドにあったときの数字である。テスラは実質的にモデル3とモデルYのラインアップで奮闘しているが、新型を投入するという噂もある。

SAICモーターがMGブランドで販売するHSハイブリッド

 
 SAICモーター、BYDともに好調をキープしている。中国系2社は、BEVオンリーのラインアップでないところが強みといえる。緩やかに拡大していくBEV市場に対応しつつ、内燃機関を搭載したハイブリッドモデルの需要にも対応。BYDは本格的な販売がスタートし、前年販売実績の母数が小さい関係で伸び率は大きくなっているが、SAICモーターのような販売拡大を続けるのではないかと予想できる。

HSのプラグインハイブリッド仕様

 ジャガー・ランドローバーは昨年からジャガー車の販売をストップしているため、実質的にはランドローバー・ブランドの販売台数である(2月のジャガー販売は1台が記録されている)。高級SUVとして定着している高額モデルをコンスタントに売り続けるブランド力は確かなものである。

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